イツリア・バスクカントリー第4ステージの大落車に巻き込まれたSoudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール。
鎖骨骨折からリハビリ。復帰レースはクリテリウム・デュ・ドーフィネとなる。
レムコは、新しくカスタムペイントされたSpecialized Tarmac SL8に乗るが、このバイクとメンバーの数人は、新型のRovalのホイールを使用するようだ。
レムコのメタルに輝くSpecialized Tarmac SL8
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レムコは、非常に派手なメタルのカスタムカラーのSpecialized Tarmac SL8に乗って登場する。
Specializedは、カスタムカラーについて次のように語る。
「私たちのデザインチームは、グラフィックのために性能を犠牲にすることはない。そのため、PVD(物理的気相成長法)と呼ばれるバイクの “塗装 “における厳密な技術を開拓し、”溶けた色 “の効果を生み出すために1g以下の重量しか加えていない。
フレームは真空チャンバー内の回転する固定具に吊るされる。 合金が気化され、チャンバー内に注入される。 フレームを回転させると、気化した金属が分子レベルで表面に着地し、PVDによる “液体金属 “コーティングが形成される。
6.8kgという驚異的な軽量性と完成度を保ちながら、設計意図を達成することがすべてなのだ。」
52cmのフレームには、Roval Rapide一体型コックピット(こちらもカスタムペイント)、Shimano Dura-Ace R9200グループセット、0mmセットバックのシートポスト、3DプリントのS Works Powerサドルが装着されている。
54/40Tチェーンセットと11/34Tカセットを使用。また、165mmクランクアームの使用にも注目だ。
多くのプロ選手と同様、レムコのバイクはディレイラーはダイレクトマウントとなっており、チームスポンサーのK-Edgeが提供するアウトフロントコンピューターマウントとチェーンキャッチャーを備えている。
新型Roval Rapide CLXホイール?
Unreleased cycling tech spotted being used at the Dauphine! Check out Remco Evenpoel’s latest build! #cyclinghttps://t.co/zVVLCoZlnA
— road.cc (@roadcc) May 31, 2024
既存のRoval CLX ii ホイールとの違いは
- シルバーカラーのハブ
- スポークがDT Swiss Aeroliteスチールスポークではなくカーボン製のスポークに
- リムにはRoval Rapide CLX Teamの名前
Hunt、Syncros、Cadex、Scribeなどのハイエンドホイールブランドが、スポークにカーボンを採用している。
各ブランドはカーボンスポークの重量を従来のスチールスポークの65%程度に抑えられると主張しており、カーボンに変更することでホイール1本あたり50~70gの軽量化を実現できる。
Rapide CLX iiホイールセットの重量は1,520gで、競争力のある軽さではあるが、最軽量にはほど遠い。
カーボンスポークを採用することで、軽量化を図っているのは間違いない。
レムコのバイクに装着されているホイールには “Roval Rapide CLX Team “というラベルが貼られている。これが新しいホイールの名前となるのだろうか。
Rovalは最近、1,190gのホイールセット “Control SL Team “を発表しており、これもカーボンスポークとシルバーのハブが特徴で、今回使用されているものと同様だ。
レムコが、クリテリウム・デュ・ドーフィネで新ホイールに乗るということは、このホイールの発売日が近いということだろう。
クリテリウム・デュ・ドーフィネでは、レムコ・エヴェネプールのカスタムカラーのSpecialized Tarmac SL8と、新型ホイールに注目だ。
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