ジュリアン・アラフィリップは、風邪のために1週間ほどトレーニングが出来なかったので期待しないでと言っていた。
だが、開幕戦となったツール・ド・ラ・プロヴァンスのプロローグではガンナから17秒遅れの6位と好走。
最終ステージでライバルとなるクライマーに対して、大きくアドバンテージを取っている。このプロローグでジュリアン・アラフィリップが乗ったS-Works Shiv TTを見てみよう。
スペシャライズドS-Works Shiv TT
プロは常に最新の機器を使っていると思われている。だが、ジュリアンが使ったのは、古いShimano Dura-Ace 11スピードDi2。ギアは58×46。
プロでも12速の新型Dura-Ace 9200が使えている訳ではない。これは、やはり供給不足が問題となっているのかも。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
ツール・ド・フランスでブランド化せずにテストした後、Rovalはディスクホイールを展開した。
ホイールに描かれているOutrideは、サイクリングを通じて子供たちを支援することを目的としたSpecializedの非営利団体。
Outrideは、研究、サイクリングプログラム、助成金提供活動を通じて、社会的、感情的、認知的健康を改善するために、証拠に基づいたサイクリング介入を提供している。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
ShivTT Discは、Specialized Turbo Cottonクリンチャータイヤ、SpecializedのRovalCLX50フロントホイールを使用。
アラフィリップは2020年にツール・ド・フランスのステージで、チューブラーではなくRovalクリンチャーで優勝している。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
トライバーは、Speedbarのもの。ヴィクトール・カンペナールツがアワーレコードを記録。ローハン・デニスもアワーレコードを記録した時に使っていた。
この製品は、多くのトップトライアスリートも使っている。
Speedbarは小さな会社で、1週間で2個の製品を作るのが限界。個人に合わせて作られるカスタムメイドの価格は€2,999(約36万円)。
世界のトッププロでないと使えない製品ですね。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
シートステイは、UCIの規定ギリギリまで下げ空気抵抗の影響を受けない位置に配置している。
ShivTTは、2019年に発売されたが、更に進化したバージョンはいつ出るのかな。
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PHOTOS BY: JAMES STARTT
ShivはS-WorksVengeエアロシートポストを使用。シートチューブへの挿入は、Vengeのために最初に開発されたのと同じエアロシートポストを採用。
内部クランプはそれを所定の位置に固定し、トップチューブから簡単にアクセス可能としている。軽量で乗り心地に優れ、幅はUCI規定内に収まるギリギリの細さとしている。
トップチューブにジュリアン・アラフィリップのネームがある。
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