特許申請をすると、それ以外の企業は同じものを作れなくなる。
使う場合には、特許使用料が必要となる。
そのためブランドは新しい特許を出来る、出来ないにかかわらず特許申請している。では、日の目をみずに忘れ去られた特許には何があるのだろうか?
Shimano 14速と変わったチェーン
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Image credit: shimano
現在、Shimano Dura-Aceは、12速となっている。
だけど、シマノ1999年に、後輪に14個のスプロケットを詰め込む特許を取得している。当時は、まだ9速だったこと考えると、凄い特許だと思うのだけど。
ただ、枚数が増えると困るのはチェーンの薄さ。これを解消する特許も出していた。
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Image credit: shimano
Shimanoは、内側のリンクがスプロケットの歯の上を飛び越えるチェーンの特許を出していた。
実際に、このチェーンが登場することはなかったけれど、実物としてシマノが作成していたことは想像できる。技術的には可能だったのでは。
チェーンを薄くして、多段変速にするのは難しいということなんでしょうね。
Appleがサイクルコンピーターを発明
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Image credit: apple
これは2009年にappleが出した特許。
特許の文章では
「多くのサイクリストは、速度、位置、心拍数、パワー、または自転車のコンポーネントに関連するその他の情報など、乗っているときにさまざまな情報にアクセスしたいと考えています。
乗車中にそのような情報をサイクリストに提供するために、自転車コンピュータを自転車のハンドルバーなどに取り付けることができます。
しかしながら、自転車用コンピュータは一般的に高価な部品であり、カジュアルな自転車乗りや半本格的な自転車乗りには購入されないだろう。
多くの自転車用コンピューターは、コンピューターが接続されている自転車に関する情報のみを提供します。
自転車用コンピューターは、接続されている自転車に関する情報を他のコンピューターと共有することはできません。または、自転車に乗った後、自転車に関する情報のみを提供することもできます。」
Apple は、自転車用コンピューターは高価だと考えていたようだ。
大きな懸念は、このような広範な特許により、Appleが自転車用コンピューターのアプリケーション全体に対して多額のライセンス料を要求する権限を与えることになるということだった。
だけど、まあそれは起こっていないので助かってますね。
ハーフバイク
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Image credit: patent
2015年、Martin Angelov Angelov と Mihail Snezhanov Klenov は、折りたたみ式ペダル式三輪車のデザイン特許を取得した。
ハーフバイクとしても知られている。Kickstarterのクラウドファンディングで資金調達段階をしていたけど、最初は懐疑的に思われていた。
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Image credit: halfbikes
でも、現在は、資金調達も完了して、halfbikes.com を通じてHalfbikeを販売している。これは日の目を見たパターンだ。
シマノのペダル型パワーメーター
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Image credit: shimano
シマノは2018年に、ペダル型のパワーメーターの特許を取得している。
パワーメーターペダルの問題の1つは、電源、ペダル内のセンサーの信号からパワーを計算するための電子機器、およびパワーデータをヘッド ユニットに送信するための電子機器を追加する必要があること。
ロードバイクのペダルでは、それらすべてを追加するためのスペースがあまりないことがわかる。
これが、初期のパワーメーターペダルがすべての電子機器を外部ポッドに入れ、Favero や Speedplay のような最新のデザインが電子機器を中に入れた理由だ。
ペダル型のパワーメーターの特許は沢山出ているけれど、実際に販売までこぎつけたものは少ない。クランク型よりも、ペダルを交換して他のバイクにうつすほうが簡単ではあるのだけど。
自動車パネルをくしゃくしゃにする Google の特許
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Image credit: Google
Googleの2017年の特許には、衝突時の衝撃を最小限に抑えるために自動運転車の1つを「くしゃくしゃに」する方法がいくつか記載されている。
アイデアは、ボディワークのパネルを動かすことで、人がぶつかった場合の怪我の重症度を制限するというもの。
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Googleの自動運転車 Image credit: Google
さらに、2016年には、「自動運転車の1つに衝突した場合に、歩行者やサイクリストをつかんで保持する一種の人間のハエ取り紙」の特許を取得している。
車両のフロントエンドに配置された接着剤層、が人を車の前部に接着し、車が止まるまで一緒にいるようにするというもの。ほとんどファンタジーみたいな感じだけど。
まあ、これも実現はしていない。
SunTourの斜め平行四辺形リアディレイラー
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Image credit: sunture
自転車のギアリングの歴史の中で最も重要な特許の1つは、1964年に日本のコンポーネントメーカー SunTourが所得した特許。
設計では、ディレイラーの本体である平行四辺形に角度を付け、上部のジョッキー ホイールがスプロケットにぴったりと追従するようになっている。
Campagnoloによる以前の設計では、スプロケットとジョッキーの間にさまざまなギャップがあった。
これらのギャップは非常に大きいため、ディレイラーが動くとチェーンが横に曲がる可能性がある。これにより、シフトが遅く不正確になり、ギアをすばやく変更するためにオーバーシフトする必要があった。
SunTourの特許は、それをすべて終わらせている。
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SunTour Superbe Pro Gold Image credit: SunTour
傾斜した平行四辺形のディレイラーは、あるスプロケットから次のスプロケットにチェーンをスムーズにポップし、カンパニョーロのはるかに高価なディレイラーを含む、ほとんどすべての競合他社よりもうまく機能した。
20年間、SunTourリアディレイラーは最高のシフティングを提供。 現在購入できるほとんどすべてのディレイラーには、中心に斜めの平行四辺形がある。
SunTourの特許が切れたとき、Shimano は傾斜平行四辺形の変速精度を利用して SIS (Shimano Index System) を作成し、ギアが 1 つのスプロケットから次のスプロケットに、カチッと移る時代を迎える。
Shimanoは、SunTourの20人に対して約200人の研究開発スタッフを抱えて、次の数年間で大量の新製品を発表した。
SunTourは競争に勝てなかった。90年代初頭までに SunTourは事実上姿を消したが、その名前は台湾の部品およびサスペンション フォーク メーカー SR Suntourで生き続けている。
しかし、SunTourの遺産は、Shimano、SRAM、Campagnolo などによって製造されたすべてのディレイラーに残っている。斜めの平行四辺形は、ギアがうまくシフトする理由となっている。
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