パリ～ルーベの表彰台を独占した3つの装備とは?

機材情報

2019.04.172019.11.27

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117回目の開催となった、パリ～ルーベでは、これまでの古典的技術と共に新しい装備を使用して石畳を征服しようとプロは努力しています。

パリ～ルーベでは、パヴェと呼ばれる石畳のコースが55kmもあります。プロメカニックはパヴェに合わせてライダーのバイクを準備するために熱心に取り組んでいます。より快適に走れるためにプロがやっていることを見てみましょう。 1.ルーベ仕様のス...

今回、表彰台を独占したバイクに共通した装備がありました。これが今後のスタンダードとなってくるのかもしれないです。

レースは、フィリップ・ジルベール（Decuninck-QuickStep）がニルス・ポリッツ(Katusha-Alpecin)をRoubaixの一騎打ち。ヴェロドロームの中の勝負となりフィリップ・ジルベールの貫禄勝ち。

🔻 Relive last kilometre and Philippe Gilbert’s win. 🏁

🔻 Revivez le dernier kilomètre et la victoire de @PhilippeGilbert. 🏁#ParisRoubaix pic.twitter.com/xmqkmLo6sZ
— Paris-Roubaix (@Paris_Roubaix) 2019年4月14日

その後、ジルベールのチームメイトであるイヴ・ランパールトは、Roubaixの競技場までに、セップ・ファンマルクとサガンを振り切って、3位でフィニッシュした。

共通の装備

共通の装備

今回、表彰台を独占した共通した3つの装備とは何でしょうか?

まずは、10位までのバイクを見てみましょう。

なんと、Specialized S-Works Roubaixが5台も入っているのは驚きです。クイックステップのチーム力だと言えばそれまでなんですけれども～。

10位までの使用バイク

1位	フィリップ・ジルベール（Deceuninyck-QuickStep）	Specialized S-Works Roubaix
2位	ニルス・ポリッツ（Katusha-Alpecin）	Canyon Aeroad CF SLX
3位	イヴ・ランパールト（Deceuninck-QuickStep）	Specialized S-Works Roubaix
4位	セップ・ファンマルク（EF Education First）	Cannondale
5位	ペーター・サガン（Bora-hansgrohe）	Specialized S-Works Roubaix
6位	フロリアン・セネシャル（Deceuninck-QuickStep）	Specialized S-Works Roubaix
7位	マイク・テウニッセン（Team Jumbo-Visma）	Bianchi OLTRE XR4
8位	ゼネク・スティバル（Deceuninck-QuickSteｐ）	Specialized S-Works Roubaix
9位	エヴァルダス・シシュケヴィチュス（Team Delko Marseille Provence）	LOOK 795Blade RS
10位	セバスティアン・ラングフェルド（EF Education First）	Cannondale

スマホの場合には、右にスクロールして下さい。

上の10位内のバイクを見て、わかった人もいるでしょう。

そうです。3つが共通する装備となっていました。

ディスクプレーキは、あらゆる天候に対応出来る。特に雨など降った場合には優位でしょう。

パリ～ルーベでも石畳は全体の20%です。めだった登りのないパリ～ルーベでもエアロロードが優位であるということを示したと言えるでしょう。

そして、電子ドライブトレインの優位性は、ハンドルを持ちかえないシフターにあります。ハンドル上部を握ったままチェンジ出来るのは、このパヴェのレースではとても有効です。

http://www.cyclingnews.com/features/paris-roubaix-tech-podium-bikes-from-the-hell-of-the-north/

ニルス・ポリッツも追加シフターを使用

フィリップ・ジルベールとイヴ・ランパールトは、SpecializedのFuture Shockハンドルバーサスペンションとリアシートポストを介したフルサスペンションを特徴とする、新しくリリースされたSpecialized Roubaixに乗って表彰台を獲得しました。

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5位のサガンもSpecialized Roubaixですね。

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フィリップ・ジルベールとイヴ・ランパールトは30mmのチューブラー

フィリップ・ジルベールとイヴ・ランパールトは、Shimano、RovalおよびSpecializedから供給された部品と同一のドライブトレインとホイールセットで走りました。

SRAM RED eTap AXS HRDレバー

ニルス・ポリッツは、SRAMの新しい12スピードグループセット、RED eTap AXS HRDを搭載した、エアロ専用のCanyon Aeroad CF SLXフレームセットを使用しました。

ジルベールもスプリンタースイッチを使用

ディスクブレーキ、電子ドライブトレイン、そしてエアロ特有のフレームセットを使用した装備で、表彰台を独占したのは今回が初めてです。

LampaertはNorthチューブラータイヤの30mm S-Works

フィリップ・ジルベールのSpecial S-Works Roubaixフルバイク仕様

フレームセット：S-Works Roubaix
フロントブレーキ： Shimano Dura-Ace R9120、160mmローター
リアブレーキ： Shimano Dura-Ace R9120、140mmローター
ブレーキ/シフトレバー： Shimano Dura-Ace R9170
フロントディレイラー： Shimano Dura-Ace R9150
リアディレイラー： Shimano Dura-Ace R9150
カセット： Shimano Dura-Ace R9100
チェーン： Shimano Dura-Ace R9100
クランクセット： Shimanoパワーメーター付きShimano Dura-Ace R9100-P
下ブラケット： CeramicSpeed
ホイールセット： Roval CLX 50
タイヤ：30mmチューブラー
ハンドルバー： Pro Vibe
ハンドルバーテープ： Supacaz
ステム：プロバイブ
ペダル： Shimano Dura-Ace R9100
サドル/スペシャライズドS-Works Chicane
シートポスト：後退を伴うSワークスパヴェ
ボトルケージ： Tacx Ciro
コンピューター： Bryton
その他のアクセサリー： K-Edgeコンピューターマウント、ハンドルバードロップのShimano Di2スプリントシフター、シートポストのスルーアクスルヘックスキー