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2021ツール・ド・フランスで発見されている新しい技術

機材情報
Image by Luisella Planeta Leoni from Pixabay
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ツール・ド・フランスは新しい技術をプロがテストする場でもある。

残念ながら、Shimanoの新型Dura-Aceについてはどのチームも使用していないみたい。宣伝の場としては最高の舞台だと思うのだけど、いつ発売になるのだろう。

現在確認されている。新しい機材などについて見てみよう。

 

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Black Incの5本スボーク

マイケル・ウッズが休息日に使用 photo cyclingtips.

 

こちらはIsrael Start-Up Nationのマイケル・ウッズがみせてくれたBlack INCの5本スボークのホイール。

フルカーボンホイールで、重量は1,290gと言われ、チューブ付きクリンチャー又はチューブレスで使用できるフック付きリムを備えている。

内部リム幅は20.7mmで外部リム幅は28mm。リムハイト30mm。

ただ、このホイールでUCIのロードレースは走れない。上り坂のタイムトライヤルや非UCIのレースでは利用可能だ。マイケル・ウッズが使っていたのはホイールのテストのためだったのかもしれない。

 

Team BikeExchangeがジロの新型ヘルメットを着用

photo Zach Overholt

 

GiroはスボンサーチームであるTeam BikeExchangeでエアロロードヘルメットをテストしている。

Giroのfacebookで公開された写真では、新型と思われるヘルメットの画像が公開された。

MIPSSの技術も使ってあり、落下の際の衝撃をカバーしてくれる。安全性も考慮されていいるヘルメットに仕上がっているようだ。

これもシーズン後半には発表されるだろう。

 

未発表の軽量Scopeプロトタイプホイール

photo ©kramon

 

Team DSMが雨の第9ステージで使っていたホイールにはブランド名のないホイールが使われていた。

Team DSMとScopeは開発パートナーシップを結んでいる。このことから、間もなく登場する未発表の軽量Scopeプロトタイプホイールになると思われる。

Team DSMは、通常のステージではShimanoのDura-Aceを使用している。TTではPROホイール使用だ。

 

photo ©kramon

 

バルブにはナットがないので、チューブレスタイヤを使用していると思われる。リムハイトは30mm。これも間もなく発表されるはずだ。

 

Team Jumbo-VismaはVision Metronホイールを使用

 

第11ステージのモン・ヴァントゥで優勝したワウト・ファンアールトのホイールを見るとロゴがない。チームは通常ShimanoのDura-Aceでレースしている。

開幕当初はブルーのフロントタイヤでSwapfietsとのパートナーシップの協調を示していた。

 

今回、ワウト・ファンアールトが使用していたブラックアウトされたホイールがVision Metronだとわかる映像がある。

 

ハブにVisionと書かれている Image credit: Cyclingnews

ホイールは、Vision Metron45 SLディスクホイールで重量は1,270g。同等のShimano C40よりも130g軽い。

すでにこのホイールは、EF Education-NippoとBahrain Victoriousがツールで使用中だ。つまり、Team Jumbo-VismaはShimanoのホイールよりも軽く性能が良いと思っているから使っているのだろう。

Shimanoも早く新型ホイールを出さないとユーザーからそっぽを向かれてしまう。

 

Vision Metron 45 & 60 SL Disc

photo Cory Benson

 

ツール・ド・フランスで発表されたVision Metron 45 & 60はリムがワイド化され重量を軽減されている。

上記のTeam Jumbo-Vismaがブラックアウトして使っているホイールだ。

以前のVisionMetron SL世代よりも最大20%広くリムが拡張され、より幅の広いタイヤで最適化された空気力学を実現。

これらの新しいディスクブレーキホイールは、以前よりもリムハイトが高く、11〜13%軽量であり、さらに新しい高速接続ハブを備えている。

 

左が60・右が45  photo Vision

 

新しいホイールには、チューブラーとチューブレスのオプションを考慮した4つの新しいリムプロファイルが用意される。

最新の28mmレーシングタイヤで空気力学を改善するために最適化されている。21mmの内部フルカーボンフックチューブレスビードに基づく新しい幅の広いリム形状を備えている。

 

45mm・60mmのチューブラーとチューブレスクリンチャーのリム形状 photo Vision

 

チューブラーもチューブレスも外観のリム形状は一緒。リムのフック部分が違うだけだ。

45mmのリムハイトの場合、21mmの内部リムは、最大31.1mmの外側に拡張されている。60mmのリムハイトの場合、21mmの内部リム幅はさらに広がり、最も広いポイントで33mmに拡張される。

それぞれ前ホイールよりも150gから230gと大幅に軽量化された。

  • Metron 45 SL Disc tubulars 1270g
  • Metron 45 SL Disc tubeless clinchers 1390g
  • Metron 60 SL Disc tubulars 1350g
  • Metron 60 SL Disc tubeless clinchers 1460g

価格等については不明だが、2021年の終わりにはユーザーに届けられるようだ。

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