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なんと、ナイロ・キンタナの2022ツール・ド・フランス総合6位の記録が取り消しに

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Team Arkéa Samsicと2025年までの契約更新があったとお知らせしたナイロ・キンタナ。

 

このナイロ・キンタナの2022ツール・ド・フランスの記録が抹消されてしまう。

これは、ツール・ド・フランスの2 回の血液分析 (7月8日と13日) で、トラマドールが検出されたためだ。

 

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出場停止ではない

 

ナイロ・キンタナはSNSで声明を発表。

UCIからの発表は私にとって驚きです。私はその薬物を摂取したことを強く否定します。

キャリア全体でトラマドールを使用したことはありません。もう一度強調したいのは、私はただブエルタに乗るだけだということです。

バイクでは、チーム、国、フォロワーのために自分のベストを尽くします。私の弁護士チームと共に、私たちは今、私の弁護の準備をしています。

 

UCIでは2019年3月1日からトラマドールを禁止薬物にしている。

2019年当時では、トラマドールはWADA(世界アンチドーピング機構)の禁止薬物には載っていない。つまり、UCIとWADAでは意見が食い違っていた。

WADAでは、禁止表に掲載されてはいないが、スポーツにおける濫用のパターンを把握するために監視することを望む物質として監視プログラムに記載されている。

 

トラマドールとは

トラマドール(tramadol)は、オピオイド系の鎮痛剤の1つである。1996年のWHO方式がん疼痛治療法の3段階中の2段階目で用いられる弱オピオイドである。

モルヒネの10分の1の鎮痛効力があるとされ、これと比較すると比較的安全で乱用性は低いとみなされているが、それでも乱用や身体依存は起こりうる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 
UCIがトラマドールを禁止する理由は
  • 大学の研究では使用すると出力が上がる
  • 副作用で眠気と集中力の低下があり、プロトンでクラッシュすると危険
  • 依存性を発症する
  • 副作用で抑うつ、昏睡、頻脈、心血管崩壊、発作、呼吸停止

 

ナイロ・キンタナのツール・ド・フランスの記録は除外され、結果はすべて失われる。ナイロ・キンタナは、この罰則を CAS に上訴するまでに 10 日間の猶予がある。

トラマドールは、筋肉増強など物理的に体の性能をアップさせるのではなく、体を騙し疲労感を感じない状態、つまりフレッシュな状態だと体に勘違いさせる作用があるらしい。

UCI は、これはドーピング違反ではなく、キンタナがこの違反で出場停止処分を受けていないことを強調している。

したがって、ナイロ・キンタナは、ユトレヒトで開幕するブエルタ・ア・エスパーニャにTeam Arkéa Samsicのエースとして参加することができる。

 

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