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ナイロ・キンタナは山岳賞をパリに持ち帰ることを計画 どこまでキープ出来るのか?

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Photo credit: harry_nl on VisualHunt
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ナイロ・キンタナは昨年の交通事故の後遺症ともいえる、両膝の手術から復帰のシーズンとなっている。

その為に、本調子とは言えない状態でツールに参戦。チームメンバーの編成も、ナセル・ブアニのスプリント勝利を狙うためのメンバーを入れている。

ナイロ・キンタナの弟のダイエル・キンタナ、そしてモビスターから一緒に移籍したウィネル・アナコナも選ばれていない。

そんな、総合が狙えないキンタナの新たな目標はツール山岳賞だ。

 

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山岳賞に狙いを絞る

 

第9ステージを終わって山岳賞争いのポイント順は

  1. ナイロ・キンタナ 50ボイント
  2. マイケル・ウッズ 42ポイント
  3. ワウト・プールス 39ポイント

ナイロ・キンタナは超級山岳コル・デュ・プレをトップ通過したことで大きくポイントを稼いだ。

 

ツールの残る山岳ステージは

  • 第10ステージ アルベールヴィル〜ヴァランス 190.7㎞(平坦)
  • 第11ステージ ソルグ~マロセーヌ 198.9km(山岳)
  • 第12ステージ サン・ポール・トロワ・シャトー〜ニーム 159.4㎞(平坦)
  • 第13ステージ ニーム~カルカソンヌ 219.9㎞(平坦)
  • 第14ステージ カルカソンヌ〜キヨン 183.7㎞(丘陵)
  • 第15ステージ セレ~アンドラ・ラ・ベリャ 191.3km(山岳)
  • 第16ステージ パ・ド・ラ・カーズ〜サン・ゴダンス 169km(丘陵)
  • 第17ステージ ミュレ~サン=ラリ=スラン(コル・ド・ポルテ) 178km(山岳)
  • 第18ステージ  ポー~リュス・アルディダン 129.7km(山岳)
  • 第19ステージ ムランクス〜リブールヌ 207km(平坦)
  • 第20ステージ  リブルヌ~サン=テミリオン 30.8km(個人TT)
  • 第21ステージ シャトゥ〜パリ・シャンゼリゼ 108.4km(平坦)

あと、4ステージ残っている。第17・18ステージが山頂ゴールとなっているので、ここの超級山岳ポイントを取られると大きい。

昨年は、タデイ・ポガチャルが山岳賞もトップを取ってしまった。第9ステージのようにUAEのアシスト陣は容易に逃げ集団にタイム差を与えてしまう。

アシスト不在になって、ポガチャルが解き放たれてしまうと山岳賞を狙うのも難しくなるかもしれない。

ナイロ・キンタナが山岳賞を狙うならば、ポイントの大きい山岳で遅れないことだ。

 

パリまで戦う

 

ナイロ・キンタナは、チーム公式サイトで

最高のクライマージャージを手に入れたことは大きな感動だ。このツールでは総合でプレーしないことを選択した。

山のポイントを取るために、逃げに入った。Arkéa-Samsicチーム、コロンビアとフランスのサポーター、そしてチームをサポートする全ての人々のためにそれを行った。

このジャージは私の国だけでなくフランスにも大きな影響を与えている。私はこれらすべての人々のために走った。

簡単なことではない。このジャージは指をパチンと鳴らしても得られない。ステージの初めに、対戦相手と素晴らしい戦いをした。

それは私たちのパートナーにとって重要な独特のジャージだ。私は前進し続け、シャンゼリゼ通りのパリに持ち帰るために前向きなエネルギーで戦う。

 

ただ、チームは総合を狙わないことで山岳でアシスト出来るメンバーが少ない。ワレン・バルギルとヴォルタ・アン・アルガルヴェ第5ステージで勝利をあげた、エリー・ジョスベールだけとなりそうだ。

更に第9ステージで、アントニー・ドゥラプラスをタイムアウトで失っており、メンバーは一人減っている。

対抗するマイケル・ウッズにはダン・マーティンがアシスト。ワウト・プールスには、何人も山岳でアシスト出来るライダーが揃っている。

キンタナのライバルは手ごわい。どこまで、山岳賞をキープ出来るのか注目しておきたい。

 

 

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