2021シビウサイクリングツアー第1ステージ　山頂ゴールを征したライダーは?

ルーマニアで行われているシビウサイクリングツアーの第1ステージ。

プロローグはパスカル・アッカーマンが2.5kmの石畳のコースをもろともせず勝利している。BORAとしては、山岳ステージでも変わらずチームメイトから勝利を狙ってくるだろう。

山岳ということで、Team Qhubeka NextHashのファビオ・アルも実力を出してくるはずだ。

第1ステージ　シビウ～パルティニス　177.9km

第1ステージ　photo Sibiu

スタートはシビウの中央広場から。全てのステージはシビウ広場から行うので、移動がなくてチームも楽だろう。

このコースはなんと言っても最後が山頂ゴールとなっていること。

1級山岳パルティニシュ　photo Sibiu

山頂ゴールの1級山岳パルティニッシュの登りは、15.4kmで5.1%の勾配。ゴール前も勾配がきつくなっており、集団は絞られて登ってくるはずだ。

40分のアタック合戦

スタート前のファビオ・アル。ツール・ド・フランスを辞退してシビウツアーに来ている。ブエルタはどうするのだろう。

人気者のダビデ・レベリン。49歳だが、多分山岳ステージでも上位に顔を出してくるはず。今でも1日6時間乗っているというのだから、スーパータフなおじさんだ。

スタートはシビウ広場からだが、リアルスタートまではかなりの距離を走る。

ライダーはプロローグで走ったコースをたどっていく。

市内には、車が駐車してあり結構危ない。

10kmくらいはパレード走行をしただろう。

スタートからスパートするのだけど、道幅が広いので前が見えており中々決まらない。

少し抜けることもあるけど、集団は逃がさない。

決まるかな～と思った逃げも、簡単に捕まってしまう。

スタートから40分でようやく逃げが決まり落ち着いた。

Team NIPPO-Provence-PTS Contiも逃げに乗っているのだけど、113番のCOUANON Jonathanで日本のライダーが逃げている訳ではない。

メイン集団は、BORAとTeam Qhubeka NextHashが引いている。どちらもワールドチームとしてプロチームのライダーに勝利をプレゼントする訳にはいかない。

シビウツアーは、レースのかなり前から放送してくれたけど、タイム差も残り距離も全く出ないので情報が少ない。これはいつか改善してくれるのかな。

集団後方で落車発生。側溝にはまったけど、すぐに走り出した。

集団はTeam Qhubeka NextHashのEmil Vinjeboが引いている。Riwal Securitas Cycling Teamから今年移籍してきた選手だ。

先頭からは一人がアタックをかけているがカメラが寄らないので誰かわからない。どうもカメラの調子が悪いようで、ゴール付近の定点カメラの映像しかはいらない。

1級山岳　パルティニシュ

先頭集団は5人に減っている。

先頭は3人となり、集団とは1分差となる。

集団は、ファビオ・アルが先頭で引きだした。これは一気に集団が縮小されるだろう。

カメラが切り替わると、ダビデ・レベリンが先頭から切れている場面になる。10位を走っている。

先頭からファビオ・アルとBORA – hansgroheのジョバンニ・アリオッテイがアタック!

BORA – hansgroheのジョバンニ・アリオッティは、今シーズンCycling Team Friuli ASDから移籍してきた22歳。

二人が牽制していると、後ろから一人追いついてくる。

ファビオ・アルは何度もアタックをかけるが、ジョバンニ・アリオッティは、切れない。

ラスト300mでもアタック!

ファビオ・アルは先頭で揺さぶりを何度もかけるが決まらない。

牽制していと後続にも追いつかれてしまい、またもファビオ・アルがアタック!

ゴール手前で、ジョバンニ・アリオッティがかわした!

ジョバンニ・アリオッティがファビオ・アルを下した。ブロ1年目でジロ・デ・イタリアにも出場した22歳の若者は、今回がプロ初勝利だ。

しかも、相手は2015ブエルタの覇者なのだから凄いことだ。ジョバンニ・アリオッティは、プロローグ17位から一気にトップに立った。

明日から、リーダージャージで登場だ。

リザルト

第1ステージ　リザルト

49歳のダビデ・レベリンは9位でゴール。

総合

ポイント賞

山岳賞

ヤングライダー賞