ロードバイクの情報を発信しています!

ライダーと平行に走るモーターバイクは、空力抵抗を最大11%増加させるという驚きの研究結果

海外情報
Image by Tuan Hung Nguyen from Pixabay
この記事は約3分で読めます。

サイクリングレースでは、テレビ中継のためにモーターバイクがカメラを持って撮影している。

これまで、ライダーの前に位置しているモーターバイクは空気抵抗を低減するので問題となっていた。

だが、最新の研究では平行して走っているモーターバイクの場合には、逆に空気抵抗が11%増加するという研究結果が出ている。

 

スポンサーリンク

最大11%の抗力の増加

 

オランダのアイントホーフェン大学の研究者は、ライダーの前にいるオートバイがどのように抗力を大幅に減らすかを以前研究して報告してくれている。

 

研究者は、他のモトバイクの位置が空気力学にどのように影響するかを知りたいと考え、32の異なる平行で千鳥状のサイクリストとオートバイの配置をテストした。

研究の中には、モトバイクを横に並べて配置し、1〜2メートルの距離ではライダーの抗力が5〜11パーセント増加したというものがあった。

テストされた他の千鳥配置のうち、抗力の減少につながったのはわずか2%であり、モトバイクが助けではなく障害である可能性が高いことも示している。

 

 

結論を出すために、研究者はサイクリストのパワーモデルを作成して、抗力の変化を潜在的な時間の増減に変換し、46.8km/hで穏やかな天候で走行するライダーと比較して、抗力が10%増加することを発見した。

その結果は、1kmあたり2.16秒の損失が発生することを意味する。

 

テストモデル phto springer.com

 

テストは、サイクリストと2人を乗せたバイクのクォータースケールモデルで実行された。テレビで放映されたレース中に普及しているドライバーとカメラオペレーターのデュオを再現している。

ライダーが単独で勝利に向けて努力している場合、モトがカメラを抱えて彼らのそばにとどまっていると、10kmの距離で最大21秒を失う可能性がある。

モトバイクが前を走れば、手助けになるけど横では逆にタイムロスに繋がるという意外な結果となっている。

スーパータックも禁止だし、TTポジションも禁止なので、ソロで逃げている時にはカメラはあまり近寄ってはライダーに不利になりますね。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました