チームイネオスはルーク・ロウの4年間の契約延長を発表。
ルーク・ロウは、2012年からチームスカイでデビューしており、プロ生活のほとんどを同じチームで過ごすことになる。
自らの勝利を狙うことなく、プロトンの先頭に立ち続けるルーク・ロウはさらに2023年までイネオスで走ることになる。
4年間の契約延長
“I’ve been here from day one – and now I’m as excited as ever to be part of this new chapter with INEOS.”
Team INEOS are delighted to confirm that @LukeRowe1990 has extended his contract with the Team for the next four seasons.https://t.co/lgvDFMV69f pic.twitter.com/sW7yvYwPWm
— Team INEOS (@TeamINEOS) February 20, 2020
ルーク・ロウは2017年にキャリアを脅かすケガをしている。
兄の結婚式で家族で集まっていた時のこと。急流ラフティングにいって川に飛び込んだら思ったよりも浅くて足を大けが。
脛骨と腓骨の骨折で2017年シーズンはツール・ド・フランス以降走ることはなった。
2018年に7か月振りにアブダビツアーで復帰。ツール・ド・フランスではゲラント・トーマスの総合優勝を助けた。
だが、2018年再びルーク・ロウは骨折。ヨーロッパ選手権での落車で痛めた手首が骨折していたことが判明。シーズンを早く終えることになる。
ルーク・ロウは2015年から5年連続してツール・ド・フランスに出場している。クライマーではないが登りでも集団先頭でドメスティックな役割を果たしている。
昨年のツールでは、トニー・マルティンと位置取り争いで退場させられてしまった。
普段から位置取り争いはしてるけど、ケンカしてる訳ではないですからねえ～。
クラシックの1か月間だけ自分のために
Photo lukerowe1990 instagram
ルーク・ロウは2015年のパリ～ルーベで8位。2016年のツアー・オブ・フランダースでは5位と石畳のクラッシックが得意だ。
だが、チームイネオスのメンバーが強化されるにつれてますますドメスティックな役割に移行してきた。彼が自分のために走れるのは1年のうちの1か月だけ。
石畳のクラシックでチームイネオスが勝利したことはない。ローク・ロウが目指すのはトップ10ではなく、あくまで勝利することが目標だ。
プロとして走る
Photo lukerowe1990 instagram
ルーク・ロウはゲラント・トーマスと仲良しで二人でやっているポットキャストは大盛況となっている。
二人は好き勝手言っているが、家族だけが聞いているのではないので考えて話さないといけないなと最近は言っているみたいだ。
ルーク・ロウはチームイネオスがロボットまたはブレードランナーのレプリカントであるという概念に反論している。
ブレードランナーのレプリカントとは
レプリカントとは、SF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』を実写化したSF映画『ブレードランナー』に登場する言葉で、一見人間にしか見えない人造人間たちのことを指している。
ルーク・ロウは
ツール・ド・フランスに出場するときには集中している。バスやホテルでは笑っているが、ゲームになると100%集中する。チームイネオスは外からはロボットのように見えるが、プロであり集中することが重要だ。
1日5時間正しく仕事し、毎日それをやらなければならない。
どんなスボーツでも、どの国でも嫌う人は常にいる。プロのアスリートとして批判を受け入れ幅広い心を持つ必要があるとも話している。
今年ルーク・ロウがツール・ド・フランスに選出されるかはわからない。選ばれた場合にはまた集団の先頭に立つ姿が見られるはずだ。
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