ダウンアンダー第3ステージのゴール手前10kmで起こった落車。一番下に折り重なっていたのは優勝候補筆頭のルーク・プラップだった。
この落車で被害を受けたのは
- ルーク・プラップ INEOS Grenadiers 背中打撲と擦過傷
- クリスチャン・スカローニ Astana Qazaqstan Team 右手首
- サムエーレ・バスタチッラ Astana Qazaqstan Team 背中に打撲
- ミケーレ・ガッツォーリ Astana Qazaqstan Team 膝の打撲
- ルディ・モラール Groupama – FDJ 脳震盪
Astana Qazaqstan Team の3人はレース続行となるけれど、二人は戦列を離れることになってしまった。
ルーク・プラップ Team Jayco AlUla
Team Astana take a big hit with less than 10km to go!@SantosLtd #TourDownUnder
📺 Stream the race now on 7plus: https://t.co/k2Exq3FDwl pic.twitter.com/LLdg8CBKSw
— Santos Tour Down Under 🚴🚴♀️ (@tourdownunder) January 18, 2024
一番下に折り重なっているのがTeam Jayco AlUlaのルーク・プラップ。なんとか走りだしたけれど、その背中はひどいことになっていた。
ルーク・プラップは9分53秒遅れてゴール。この時点で秒差を争うツアー・ダウンアンダーでは総合優勝を狙うことは出来なくなった。
🇦🇺 #TourDownUnder | Stage 3
UPDATE – Not the ideal day with a very unfortunate fast crash for Australian champion Plapp in the final 10km.
He managed to finish the stage but with lots of skin lost. Cyclist are TOUGH 🥺
More to follow. pic.twitter.com/aa2owsyA6i
— GreenEDGE Cycling (@GreenEDGEteam) January 18, 2024
背中のジャージを大きく破れ、ゴール後は左肘に大きく包帯が巻かれていた。そして、朝になりルーク・プラップはスタートしないことがチームから発表されている。
これからウィランガヒルを迎えて勝利を目指して走るところだっただけに残念。
2021サントス・サイクリングフェスティバル第3ステージのウィランガヒルでリッチー・ポートに一人だけついていったのが、ルーク・プラップ(InForm TMX Make)だ。
当時は20歳。これで注目されてINEOS Grenadiers入りとなっている。
ルーク・プラップは、ミスターウィランガヒルと呼ばれたリッチー・ポートの後釜だと思っていたけれど、とても残念。
これで、Team Jayco AlUlaは、ルーク・プラップが総合を狙うという目標はなくなった。ここからは、サイモン・イェーツが山岳ステージで脚を見せなければならない。
ただ、サイモン・イェーツはツール・ド・フランスを目標としており、ルーク・プラップのようにジロ・デ・イタリアを目標としていた訳ではない。
まだ、調整している段階なのでウィランガヒルで大きな期待をかけるのは酷だろう。ルーク・プラップは、カデルエヴァンスオーシャン(1月28日)に出場予定だけど、大丈夫だろうか。
そして、2月には昨年総合2位となったUAEツアーもある。ケガを治して出直さないといけない。
ルディ・モラール Groupama – FDJ
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Groupama – FDJのルディ・モラールは、その場でリタイヤとなり病院搬送された。脳震盪と擦過傷と打撲。
Instagramでは「もっとひどいことになってたかも! すべて良い、ただ時間が必要 🧘🏽 ♂️」と書いている。
Groupama – FDJの発表では、24時間監視態勢の元におかれると書かれている。ルディ・モラールも、カデルエヴァンスオーシャン(1月28日)に出場予定だけど、間に合うだろうか。
脳震盪があるので、フランスに戻ってしまうかもしれない。
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