ハンドルを下げたくても、すでにコラムスペーサーもかまされていない状態。目いっぱいハンドルが下がっている場合にはどうやって、ハンドルの位置を下げるのか検証してみました。
元になった事例は、チャプター2のリミテッド・エディションです。
チャプター2 Limited Edition
チャプター2はマイケル・プライドが立ちあげたブランド。マイク・プライド氏は1970年生まれのニュージーランド人で、現在46歳。香港で生まれ、英国の大学で建築を学ぶ。
マイケル・プライドは、マウンテンバイクではダウンヒルのUCIアジアランキング12位になるなど活躍。40年に渡り本格的に世界トップクラスの選手としてMTBのダウンヒル、クロスカントリー、そしてロードレースに打ち込んできました。
2004年にはマイケルの父親が1970年に創業したスポーツ関連企業のニール・プライド・リミテッドに加わります。
マイケルはニールプライド傘下で2008年に自転車部門を設立、マイケル自身が数値流体力学や風洞実験を繰り返し行い技術と知識を蓄積。
それらを活かして開発された自転車は、IDSA、レッドドット、IFアワード、シカゴ・アテナエウム・アワードなど多くの賞を受賞しています。
より自らの理想を具現化できる場として、自らの“第二章”の意を込めチャプター2を2015年に立ち上げました。
自転車にはニュージーランドの風土を意識したデザインが各所に施されている。
フレーム素材は日本製の東レの最高級のプリプレグカーボンのみを使用。これらはスポーツ産業から航空宇宙産業、F1やアメリカズカップにまで使われています。チャプター2の全てのフレームはT700とT800、そして3Kカーボンを剛性が必要な接合部分に採用しています。
フレームは全てが耐久性を考慮しモノコックを採用、これにより品質と性能を両立。全サイズのフレーム前三角の製造にはステンレス製の2ピースモールドを使用、ヘッドチューブ廻りからBBまでカーボン繊維が途切れることのない構造にすることにより強度を確保。
チャプター2は、すべてのデザインと開発を、ホームであるニュージーランドで行っています。
ハンドルの位置を10mm下げたい
ハンドル位置を下げたい自転車の横からの画像です。
見ての通り目いっぱいですね。
ステムはすでに、一番下まで下がってます。コラムスペーサーなしです。
- ステム ITM110mmの17°
- ハンドル デダ・エレメンティ ZERO 100 シャロー ハンドルバー
マテリアル:トリプルバテッド 7075アルミニウム
シェイプ:シャロー、リーチ/80mm、ドロップ/135mm
ハンドル幅:420、440mm(C-C)
クランプ径:31.7mm
- 25.4mm
- 26.0mm
- 31.8mm
- 31.7mm DEDAの独自サイズ
- 25.4mm 1インチ規格 クロモリバイクに多い ノーマルサイズ
- 28.6mm 1-1/8インチ規格 現在主流 オーバーサイズ
- 31.8mm 1-1/4インチ規格 スーパーオーバーサイズ
- 38.1mm 1.5インチ規格 ワンポイントファイブ
ステムの角度を検討する
- ±6°
- ±17°
- ±35°
- PDFファイルをアドビ イラストレーターで読み込む
- DXFファイルで書きだす
- CADでDXFファイルを読み込む
- ハンドルクランプ径が31.8mmなのでパラメトリック変形で数値を合わせる
実際のハンドルを下げる方法は
これから実施する方法は、まずはハンドルを変えてみることです。
交換するハンドルは3TのROTUNDO PRO シャロータイプです。
- 素材:AL 7075
- 仕上げ:ショットピーニングブラックアナダイズド
- クランプ径:φ31.8
- サイズ(W):400(C-C)
- リーチ:83mm
- ドロップ:139mm
これまでのデダ・エレメンティ ZERO 100 シャロー ハンドルバーとくらべるとドロップ部の深さが4mm深くリーチも3mm延びてきます。
これによってドロップ部を持つ時に4mm下がってくると思うので、感触を確かめてみるそうです。
ポジションは自分の感覚なので、納得いくまで旅路を続けるしかないかもです。
まとめ
ハンドルを変えたら、また報告したいと思います。まあ、変えるのは私ではないんですけどね^^;
ブルベライダーとなると3日で1,000キロ走るので、少しの感覚のズレでも大きくなると思います。
自分の納得のいくポジションを出しておかないと長い距離でいらない負荷をかけることになるので慎重になるのは当然かと思います。
1箇所を変えると全ての寸法が変わってくるのでポジョションって難しいですよね。身体つきや、習熟度、体幹の強さによっても変わってくるので永遠の課題かと思います。
コメント
初めまして。
Chapter2 アンバサダーの金子と申します。
いつもブログ拝見させていただいてます。
Chapter2のTere乗ってるんですね!
自分はRereのTeam editionに乗ってます。
こうしてChapter2を記事のなかで取り上げて頂けることをうれしく思います。
これからも拝読させていただきますのでどうぞよろしくお願い致します。
金子さん、嬉しいコメントありがとうございます!
乗られているのが、RereのTeam editionsといえば登りに特化したバイクですね。
BIGLA-KATUSHAもレースで使ってますね。
ニュージーランドで新しくコンチネンタルチームが出来ましたよね。
記事にしなかったのでチーム名とかわからないのですが、こちらも地元なので
Chapter2を使えば良いと思うのですが、どうでしょう?
記事を読んで下さってありがとうございます。これからもよろしくお願いします<(_ _)>