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2024 イツリア・バスクカントリー第1ステージ 明暗を分けたプリモッシュ・ログリッチとレムコ・エヴェネプール

海外情報
UnsplashTobias Kellerが撮影した写真
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今年のツール・ド・フランスの行方を占う上で、選手の仕上がり具合がわかるレースがイツリア・バスクカントリーだ。

まだ、シーズン序盤だけど各チーム共にベストに近いメンバーを揃えており、アシストも本番を想定して仕事をしないといけない。

今回はグランツールでの4強のうちの3人が参加。

  • プリモッシュ・ログリッチ BORA – hansgrohe
  • レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
  • ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike

タデイ・ポガチャルがいないだけで、ほぼ主役が揃っている。だが、第1ステージでは、プリモッシュ・ログリッチとレムコ・エヴェネプールにアクシデントが起こっている。

 

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プリモッシュ・ログリッチ まさかの

 

プリモッシュ・ログリッチは第1計測からトップを快走。

以下は第一計測のタイム
# Rider Time + Avg
1  ROGLIČ Primož 6.55   34.699
2  HAYTER Ethan 6.56 0.01 34.615
3  VINE Jay 7.00 0.05 34.286
4  VAUQUELIN Kévin 7.03 0.08 34.043
5  EVENEPOEL Remco 7.04 0.09 33.962
6  MCNULTY Brandon 7.05 0.10 33.882
7  SCHACHMANN Maximilian 7.05 0.10 33.882
8  AYUSO Juan 7.07 0.12 33.724
9  IZAGIRRE Ion 7.09 0.14 33.566
10  SKJELMOSE Mattias 7.11 0.16 33.411

 

唯一プリモッシュ・ログリッチに近づいたのは INEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターのみ。だが、イーサン・ヘイターが走っている時に、天候が急変。雹に大雨という悪天候となりプリモッシュ・ログリッチのタイムから大きく遅れてしまう。

順調に走るプリモッシュ・ログリッチは大幅なトップタイム更新かと思われたが、突然カメラの映像から消えてしまう。

それが上記の動画なのだけど、サポートカーが進む方向にそのまま進んでしまった。プリモッシュ・ログリッチもリプレイを見て笑っているけど、それでもトップタイムを維持。

今回、後半になるほど雨が降る確率が高かったので、有力選手は全て前半の速い段階で走っていた。プリモッシュ・ログリッチは全員にプレッシャーをかけていた訳だ。

コースミスしてもトップタイムなのだから、調子が良いのは間違いない。

 

レムコ・エヴェネプール まさかの

 

レムコ・エヴェネプールはスタートして、200mのカーブで落車。事前のインタビューでも路面が滑りやすいので注意すると言っていたのに、それでも落車だ。

これには、前で走ったプリモッシュ・ログリッチのタイムも頭にあったかもれしない。

この落車でレムコは、右太もものパンツが破ける打撲と擦過傷を負っている。レムコは、12分45秒でゴール。プリモッシュ・ログリッチとは11秒のタイム差となった。

落車したけれど、ヨナス・ヴィンゲゴーよりは4秒早いタイム。ただ、イツリア・バスクカントリーでは、登りゴールはない。チャンスは少ないのだ。

 

二人の差

 

勝負は最終ステージとなるが、プリモッシュ・ログリッチがリードしたまま終える可能性は高い。今回二人の違いは、プリモッシュ・ログリッチはネックソックスを着用していたこと。

レムコは、4月1日から禁止と理解しており、着用してなかった。

プリモッシュ・ログリッチは「もう寒くないからいいよ。」と冗談を言っている。ネックソックスで大きく差が出たとは思えない。

レムコは、後手に回ったことで、様々な場所でアタックをかけてくるだろう。逆にレースは面白くなったかもしれない。

 

 

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