2022年にアメリカで認証され、日本でも健康保険の対象となっている「やせ薬」がある。
イーロン・マスクもやせ薬で、2022年に13kgも体重が落ちたとか。
あくまで肥満の人が使った場合に、食欲が抑えられて体重が15%程度減るとのことだ。
自転車競技では
【ダイエットと健康への投資で「リベルサス」】
3日前からまたGLP-1受容体阻害薬「リベルサス」を服用し始めた。一般名「セマグルチド」というこの薬、『 ノボノルディスクファーマ』という製薬会社の製品だ。… pic.twitter.com/zEjp8tuKtF
— 堀江貴文(Takafumi Horie、ホリエモン) (@takapon_jp) June 13, 2024
上記のように堀江氏も使っている様子。実際に治療目的で処方された人は多くの効果が出ている。
あくまで、BMIが27以上で、2つ以上の肥満に関する健康障害があり、食事療法や運動療法をしても効果のない人が薬の対象だ。
では、自転車競技ではどうだろうか。登りを早く上がるにはパワーを落とさずに体重を落とすのが最も効果が高い。
そのため、少しでも体重が増えないように苦労しているライダー。脅迫観念にもかられる人もいるほどだ。プロでは拒食症、摂食障害の人も結構いる。
しかし、すでに競技しているライダーの場合、100kgも体重がある人は中々いない。特に、トッププロでは見当たらない。みんな痩せすぎの部類に入るだろう。
そもそも、運動しているのだから必要ないのだけど。
使って効果があるかもしれないけど、これでパフォーマンスがあがるかというとそうでもないようだ。
- 筋肉も落ちてしまう
- 1日数千カロリーを消費している場合にはあまり効果なし
- 低血糖になる可能性あり
WADA (世界アンチ・ドーピング機構)では、
「オゼンピック (セマグルチド) は禁止薬物ではない。ただし、スポーツにおける潜在的な不正使用パターンを検出するために、2024 年のモニタリング プログラムに含まれている。」とのこと。
普通に考えると、元気に運動している人には関係ない薬のようだ。
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