ルート・ドクシタニーはクイーンステージの第3ステージを終えた。
ここでもレース全体を支配したのはイネオス。
最後は登りゴールとなっており、ここで決着がついた。フルームとベルナルの走りはどうだったのか?
Stage 3 » Saint-Gaudens › Col de Beyrède (163.5k)
ゴールに至るまでに2つの大きな山岳ポイントがある。
Port de Balesの登りは、19.5kmもあり1750mの標高まで上がっていく。平均勾配は6.1%ときつくないが、ここで遅れると勝負にはからめない。
2つ目も1級山岳。9.7kmの距離だが、勾配は7.6%ときつくなる。
最後も1級山岳のCol de Beyrede。ここで勝負がつく。
イネオスの攻撃
イネオスは6人のメンバーで先頭を固めている。
イネオスのメンバーは以下の7人。
- エガン・ベルナル
- パヴェル・シヴァコフ
- テイオ・ゲイガンハート
- クリス・フルーム
- ジョナタン・カストロビエホ
- ディラン・ファンバーレ
- アンドレイ・アマドール
最後の11キロから始まったイネオスの攻撃は、最初の急な勾配でジョナタン・カストロビエホが先頭を引く。
先頭からの並びは
- ジョナタン・カストロビエホ
- クリス・フルーム
- テイオ・ゲイガンハート
- パヴェル・シヴァコフ
- エガン・ベルナル
これは全てのステージの登りで同じパターン。
クリス・フルームが引いたのは、ジョナタン・カストロビエホのあとで、中間地点のパートを担当。イネオスの後ろはGroupama – FDJ。
最初から決まっていた順番で、17%勾配になった部分でテイオ・ゲイガンハートが前を引く。
🇨🇴 Egan Bernal, dernier vainqueur du @LeTour, confirme sur la Route d’Occitanie – La Dépêche du Midi sa position de grand favori #RDO2020 pic.twitter.com/PnrTxwI4eE
— La Route d’Occitanie – La Dépêche du Midi (@RouteOccitanie) August 3, 2020
イネオスの攻撃に最後まで残れたのは、アレクサンドル・ウラソフ(Astana Pro Team)とティボー・ピノ(Groupama – FDJ)。
だが、最後の1キロからアタックしたエガン・ベルナルの走りについていけたものはいなかった。
パヴェル・シヴァコフは同じロシアのアレクサンドル・ウラソフをちぎって、ベルナルとワンツーを決める走りを見せた。
イネオスの走りとしては完璧だっただろう。このレースには、ティボー・ピノ、バウケ・モレマ、ロマン・バルデ、リッチー・ポート、ワレン・バルギルと1流クライマーが揃っていたが、全く歯がたたなかったことになる。
しかも、最後の切り札のパヴェル・シヴァコフが残っている状態でだ。
フルームは5分11秒遅れの34位でゴールしている。フルームとしては、チーム戦略に従って走っており、順調なのだろう。
エガン・ベルナルは更に順調だと言わざるを得ない。
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