2020シクロクロスワールドカップ第1戦の女子エリートレースで、あってはならない事故が起こってしまった。
スタートダッシュから51人が全開で走りだすのだから、クラッシュが起こることも予想はされる。
だが、シクロクロスで落車しても血を流すようなことは滅多にないはず。これは過去に心配されていた懸念が原因となっていた。
3人がDNF
まさに、スタート直後の出来事だった。世界ジュニア王者シリン・ファンアンローイは、ゼッケンナンバー6で2列目からのスタート。
シリン・ファンアンローイは2020世界選手権ジュニア王者だが、ポイントが少ないので2列目スタートなのだろう。
ゼッケン6ならば、最前列スタートが普通だと思うのだけど。ゼッケンナンバーもエリート選手は白だけで、彼女は黒となっている。
全開でダッシュしてた51名の前から2列目辺りで落車が発生してしまう。
アスファルトの上での落車なので、打撲かと思っていたが動画を追っていると、腕を押さえているのがシリン・ファンアンローイだと思われる。
違ってたらごめんなさい。
腰は打撲だと思われるが、腕は大量の出血をしてしまった。
その後、彼女は救急車で運ばれることに。この時意識はあり、目も明けていたが虚ろな感じだった。
Sven Nys onder indruk na val 18-jarige Shirin van Anrooij: “Nog nooit zo’n wonde gezien”https://t.co/vK2WQhSUqr pic.twitter.com/bnXowHvbdA
— Sporza 🚴🔥 (@sporza_koers) November 29, 2020
チームマネジャーのスヴェン・ネイス(SvenNys)によると、
「彼女は意識しているが、私はそのような傷を見たことがない。最悪のことは、シリン自身も彼女の腕の傷を見たということ。
それは開いた傷だ。シリンは彼女の手に何の感覚もない。彼女はたくさんの血を失った。そして、彼女の腰もよく見えなかった。これは、チームのマネージャーとして経験したくないことだ。」
相当出血もしているし、かなりのケガをおった様子だ。
ディスクが普及する前に懸念されていた問題が、実際に起こってしまったということになる。
ディスクブレーキでケガをした事例は、これまでも何回かある。絶対に事故が起こらないということはないということだろう。
シリン・ファンアンローイは、この後手術を受ける予定となっている。Telenet-Baloiseチームのツイッターによると、腱や筋には問題ないとのことだ。
2020年からワールドツアーで
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シリン・ファンアンローイは、Trek-Segafredo Womenに8月1日からテスト入団。2022年までの契約を結んでいる。
ワールドツアーで走るロードレーサーにもなる訳だ。
早期の回復を願いたいが、シクロクロスは、当分出れないかもしれない。
【追記】
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本人のインスタグラムで更新があり、夜中に手術を受けたと。筋や腱に損傷はないけれど指輪が壊れたと。
指輪ではなく、指を骨折したと海外サイトでは報告されている。
何日入院するかわからないけど、家に早く帰りたい。必ず復帰すると書かれてますね。
まだ18歳ですからね~。傷が前腕に残りそうですけど早く退院出来ることを願っておきましょう。
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