噂には聞いていたけれど、Jumbo-Visma Development Team(開発チーム)で活躍していたフィン・フィッシャーブラック19歳がUAE Team Emiratesに移籍の発表だ。
まさか本当に移籍するとは思ってもみなかった。今年だけでも、4回優勝しておりタイムトライヤルも強い。
シーズン途中のワールドチームへの移籍というのも急な感じだ。
2024年まで3年契約
✍️ | We are delighted to announce the signing of @finnfisherblack 🇳🇿!
— @UAE-TeamEmirates (@TeamEmiratesUAE) July 21, 2021
The 19-year old joins Emirati squad immediately and is set to make his debut at the Ordizia Klasika in Spain.
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Great to have you with us, Finn!#UAETeamEmirates #RideTogether pic.twitter.com/twGJGiPohT
Jumbo-Vismaの開発チームでいつもまで走っている器ではなかったのかもしれない。十分にエリートで通用する強さを持っている。
2021年シーズンの活躍を見てみると
2021年最初のUCIレースだった、ニュージーランドサイクルクラッシックで総合2位。
ニュージーランド選手権U23タイムトライヤルではエリートの記録よりも速かったのだから、TTの能力はとても高い。
バロワーズ・ベルギーツアーでも、総合4位。そして、第2ステージの個人タイムトライヤルではレムコ・エヴェネプール、イブ・ランパールトに続いてav54.634km/hで3位になっている。
これほどの実力があり、19歳ということ考えると将来的にチームの主力となるのは間違いないライダーだった。
資金力の差か
それが、シーズン途中からUAE Team Emiratesに移籍なのだから、提示された契約金額がTeam Jumbo-Vismaの金額を大きく上回ったのではないだろうか。
現在のTeam Jumbo-Vismaの年間予算額はわからない。だが、2019年ではワールドチームで2番目に低い予算だった。
2年たった現在の予算額はわからないが、UAE Team Emiratesよりは低いのは確実だろう。2021年のライダーの年俸によると、ワウト・ファンアールトには、230万ユーロ(約2億8千万円)支払っている。
そして、プリモッシュ・ログリッチには、200万ユーロ(約2億6千万円)。二人の年俸は2022年には更に上がる。
そして、ツール・ド・フランス総合2位となったヨナス・ヴィンゲゴーも大きく2022年には年俸があがるはずだ。
これらは、自分の勝手な想像だけど将来性のあるフィン・フィッシャーブラックに対してJumbo-Vismaは、3年先までの契約の保証というのが提示出来なかったというのが真相かもしれない。
いずれにしていも、Jumbo-Vismaはチームの主力となるであうろライダーを失ったのは間違いない。逆に、UAE Team Emiratesは若い選手の長期契約を次々に発表。将来を見据えている。
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