2018年から 開催されているベルギーのヘキサ・クロス。
2019年から3連続してマチュー・ファンデルプールが勝利している。2019年大会の勝利はマチュー・ファンデルプールにとって100回目の勝利だった。
残念ながら、マチュー・ファンデルプールの姿はない。元旦には60kmを2時間ほど走っているけど、椎間板が腫れているのでは無理は出来ない。
どうやら、治療方法はないらしく、無理をすると出るという感じか。父親も、兄のディビット・ファンデルプールも背中の問題を持っており、家族で困っている。
今大会には、昨年に続いてトム・ピドコックが出場する。
HEXIA CROSS GULLEGEM 2022
コースの長さは2,850mで、Heulebeekに架かる2つの平らな橋、階段、梁、砂場、洗濯板、丘、斜面ゾーンを備えた1つの橋が含まれている。
雨は降っているので砂場区間は、かなり重く走りにくくなっている。また、泥の小さな登りでは、女子エリートレースから滑りまくりだ。
スタート前
トム・ピドコックは連勝なるか。雨だけど、コース的にはあっているはず。明日もレースがあるので、ペースは考えるのではないかな。
女子エリートは、シリン・ファンアンローイが1周目からトップにたって、独走勝利している。ビドコックも続くかな。
トム・ピドコックはど真ん中からスタート。
先頭でフィールドに飛び出したのは、アントン・フェルディナンデかな。
なんと、Alpecin-Fenixのジャンニ・フェルメルシュが隣のコースで落車した選手に巻き込まれる。フェンスを越えてきてしまった。
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— Cyclocross24.com (@cyclocross24) January 4, 2022
トム・ビドコックは10番当たりでスタートして、3番まで上がってきた。
ビドコックがすでにトップに。
2周目
トム・ピドコックが洗濯板を軽快に超えていく。2番手にはクイントン・ヘルマンスが上がってきた。
二人が抜け出した。3番手はティム・メルリエだ。
クイントン・ヘルマンスが前に出る。これは面白いぞ。
ティム・メルリエは3位争いをフェリペ・オルトとしている。
ピドコックは、後輪を指さして何か言っている。多分パンクだ。
ヘルマンスがパンクで遅れたピドコックに差をつける。
ピドコックはこけそうになりながら、パイク交換。追い上げないといけない。
ピドコックは13秒差で追っている。
ピドコックが早くも追いついてきた。
4周目
ピドコックが後ろに張り付いた。
ビドコックがヘルマンスを追い抜く。
ピドコックが一気にペースをあげる。
ビドコックが5秒のリードをヘルマンスから奪う。
3位には、ジョラン・ウィスルが上がりそうだ。20歳の若者だ。
ピドコックはどんどん引き離していく。シーズン3勝目に向けて爆走態勢に入ったかな。
ヘルマンスが遅れたのは、後輪のパンクが原因。これは仕方ない。
6周目
ラスト1周。後ろにヘルマンスの姿が見えない。
ピドコックは良いペースで逃げ続ける。
2位争いは、なんと20歳の若者が前に。
トム・ピドコックはパンクをものともせずに独走で勝利。これでシーズン3勝目だ。明日のヘーレンタルスでワウト・ファンアールトと対決する。ワウトはロードシーズンに備えるので、二人の対決は最後となるかもしれない。
2位には20歳の若者ジョラン・ウィスルがはいる。信じられないと言った感じでゴール。
リザルト
- トム・ピドコック(INEOS Grenadiers) 58:29
- ジョラン・ウィスル(TORMANS CYCLO CROSS TEAM +00:16
- クイントン・ヘルマンス(TORMANS CYCLO CROSS TEAM +00:20
- フェリペ・オルツ (BALOISE TREK LIONS) + 00:30
- トム・ミュウセン +00:47
- ティム・メルリエ(Alpecin-Fenix) +01:25
- Niels Vandeputte +01:36
- Lander Loockx +02:04
- ジャンニ・フェルメルシュ(Alpecin-Fenix) +2:40
- ディビット・ファンデルプール(Alpecin-Fenix) +2:50
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