Bahrain Victoriousのジーノ・マーダーが面白い試みをしている。
2021ブエルタで、自分が上回ったライダーの数を一人1ユーロとして環境団体に募金する。ジーノ・マーダーは第8ステージを終了して総合17位。
山岳が得意なジーノ・マーダーは、これまでステージ16位が最高。後半になり、山岳ステージが増えてくると募金額も増えていきそうだ。
最終ステージまで続く
Each rider I beat on every stage equals 1 euro that I‘ll spend to an environmental organisation.
To decide where the money should go, write in the comments where it‘s best invested! The comment with the most likes at the end of the three weeks get‘s chosen.
— Gino Mäder (@maedergino) August 15, 2021
ジーノ・マーダーはツイッターで
各ステージで私が勝ったライダー1人につき1ユーロを環境保護団体に寄付します。
このお金の行き先を決めるために、コメント欄に最適な投資先を書いてください。3週間後に「いいね!」が最も多かったコメントが選ばれます。
とツイートしている。
ジーノ・マーダーは2021年にNTT Pro cyclingからBahrain Victoriousに移籍。
パリ~ニースでプロ初のワールドツアーレースで優勝というチャンスをログリッチに抜かれて逃がしている。泣きそうになったと。
だが、ジロ・デ・イタリアでついにワールドツアー初勝利をあげる。この時には、ログリッチに抜かれてことを思い出しながら、走ったと言う。
続く、ツール・ド・スイス最終ステージでも勝利をあげている。
2020ブエルタも総合20位となっており、山岳が得意なライダーだ。
募金を送る慈善団体については、100以上の団体が提案されている。ツイッターで、「いいね」が最も多くついた団体に募金を送る。
第8ステージを終わって、ジーノ・マーダーの募金額は1171ユーロ(約15万円)。これから山岳ステージで上位入賞を繰り返せば、かなりの金額になりそうだ。
ランダを信じる
A day for the fast men on stage 8 of @lavuelta !
The boys through unscathed ahead of another GC battle ⛰#RideAsOne #LaVuelta21
📸 @bettiniphoto | @PhotoGomezSport pic.twitter.com/tpXpljJwUV
— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) August 21, 2021
ジーノ・マーダーは、2021ジロにも出場。ミケル・ランダが落車して大けがを負ったあとにステージ優勝している。
今回もブエルタでミケル・ランダを助ける。だが、ランダは得意の登りで遅れており、1分42秒遅れの総合12位まで落ちている。
ジーノ・マーダーは
ここに、ミケルがいる限り、彼が私達の最優先事項だ。全ては一人のために、最後のエネルギーの一滴まで彼に奉げる。
ただ、総合順位ではジャック・ヘイグが総合7位まで上がっている。第9ステージの山岳を終わると再評価されるだろう。
それでも、ジーノ・マーダーの役割は変わらない。ステージ優勝を狙うチャンスも与えられないだろうけど、それが仕事だ。
後半の山岳ステージでは、アシストしながらも上位に入ることだろう。
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