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ツール・ド・スイス第8ステージ リチャル・カラパスはリゴベルト・ウランのアタックをしのいだのか?

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Photo credit: mikelo on Visualhunt
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ツール・ド・スイスも最終日を向かえる。

第7ステージの個人タイムトライヤルのリゴベルト・ウランのタイムは突出しており、2位のジュリアン・アラフィリップよりも、40秒もタイムが良いというのは凄いことだ。

皆驚いたけど、本人が一番驚いていたようだ。ブエルタで大けがを負った時には、引退も考えたというから完璧な状態に戻ったと言っても良い。

最終ステージでは、17秒しかリチャル・カラパスとタイム差がない。是非、リゴベルト・ウランの逆転のアタックを期待したい。

 

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第8ステージ

第8ステージ photo tourdesuisse

 

スイスツアーの最終ステージはクイーンステージとなる。

しかし、第6ステージと同様に、このステージはすでにいくつかの変更が加えられている。たとえば、ズステン峠は閉鎖されており、コースに使われない。

スタートとフィニッシュは、アンデルマットで行われ、途中に3つの山岳ポイントがある。

今回の山岳ポイントは3か所

  1. 1級山岳 オーバーアルプ峠 10.9km・5.5%
  2. 1級山岳   ルクマニエ峠   15.8km・5.4%
  3. 超級山岳   ゴッタルド峠  13.2km・6.7%

 

獲得標高は3,560mとなる。超級山岳ゴッダルド峠頂上からゴールまでは15km降下しないといけない。

この時は、総合優勝者が決まっているだろう。リチャル・カラパスは攻撃を防げるかな。

 

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

 

今日はスタート前から放送開始。

 

 

第8ステージでの4賞。

  • 総合リーダー リチャル・カラパス (INEOS Grenadiers)
  • ポイント賞  シュテファン・ビッセガー (EF Education-Nippo)
  • 山岳賞  アントニオ・ニバリ(Trek – Segafredo)
  • 新人賞 アンドレアス・レクネスンド(Team DSM)

 

1級山岳 オーバーアルプ峠 10.9km・5.5%

リアルスタートからモビスターのALBA Juan Diegoがアタック。

 

これをすぐに、ワウト・プールスが抜いていく。1級山岳頂上までは6kmくらいでつく。

 

先頭は、早くもばらけてきそうだ。

 

スタートから何キロも走ってないのだけど、すでに集団は一列棒状でバラバラ。美しい風景だけど、選手はそれどころではないでしょうね。

 

集団から、山岳賞を守るためにアントニオ・ニバリがアタックをかけるが決まらない。

 

ワウト・プールスは1級山岳を1位通過したが、下りで5人に追いつかれてしまう。結構がっかりしている。

 

集団からは、抜け出しをはかろうと多くのライダーがペースを上げる。

 

さらに、後方からシュテファン・キュングら3人がおいついてきそうだ。

 

1級山岳   ルクマニエ峠   15.8km・5.4%

9人となった先頭集団。タイム差は55秒と中々開かない。ワウト・プールスは5分58秒遅れなので逃がして貰えるとは思えないし。

 

集団先頭には、UAEとイネオスも少しずつ前に上がってきた。タイム差が開く前にコントロールする予定だろう。

 

先頭は人数が増えて10人。

 

さらに、4人が14秒で追っており人数が増えそうだ。

 

超級山岳   ゴッタルド峠  13.2km・6.7%

残り60kmで人数は、15人と巨大な人数になる。

 

ここで、Team DSMのセーアン・クラーウアナスンがアタック!

 

 

だが、セーアン・クラーウアナスンのアタックは決まらない。

 

先頭集団は何度か分裂を繰りかえすが、ついに4人が22秒程度の差をつけて抜け出した。後続は8人。

メイン集団とは1分37秒。

  1.  ドリス・デヴェナインス Deceuninck-Quick-Step
  2. ナンズ・ピーターズ  AG2R Citroën Team
  3. ティシュ・ベノート  Team DSM
  4. セーアン・クラーウアナスン Team BikeExchange 

 

おっと、後方からBahrain Victoriousの、ハーマン・ペーンシュタイナーが追いついてくる。

 

集団は逃げていた、山岳賞のアントニオ・ニバリも捕まえる。リゴベルト・ウランの最後の攻撃のために、EF Education-Nippoが引く。

すでに、逃げいたメンバーは捕まっており、現在前にいるのは5人だけだ。

 

ハーマン・ペーンシュタイナーがアタック!  後ろのドリス・デヴェナインスが切れてしまう。

 

さらにナンズ・ピーターズも切れてしまう。

  1. ナンズ・ピーターズ  AG2R Citroën Team
  2. ティシュ・ベノート  Team DSM
  3. ハーマン・ペーンシュタイナー Bahrain Victorious

 

残り26.3kmでタイム差は23秒。22km/hのスビードで420wでティシュ・ベノートは登っている。

  1. ティシュ・ベノート  Team DSM
  2. ハーマン・ペーンシュタイナー Bahrain Victorious

 

ついにイネオスが先頭に。これは力を溜めているのでトレインを引き続けるのでは。リゴベルト・ウランの逆襲は難しいぞ。

 

路面はガタガタで石畳のように見える。ハーマン・ペーンシュタイナーがずっと引いている。

 

ティシュ・ベノートが先頭交代してペースを上げている。

 

追う集団も21人しかいない。

 

ハーマン・ペーンシュタイナーがアタックだ。

 

単独で頂上を目指す。タイム差は16秒と詰められている。

 

ティシュ・ベノートはあっと言う間に集団に飲み込まれてしまう。イネオスはパヴェル・シヴァコフがひいている。

 

ハーマン・ペーンシュタイナーはタイム差を20秒として集団から逃げ続ける。路面はまた悪くなった。こんな石畳みたいな登りだとキツイだろう。

 

イネオスのアシストを崩壊させるために、EF Education-Nippoのニールソン・ポーレスがアタック。

イネオスは、パヴェル・シヴァコフからローハン・デニスが前を引いている。

 

ニールソン・ポーレスは、ハーマン・ペーンシュタイナーを抜いていく。

 

どこまでニールソン・ポーレスはいけるか。

 

後方は、エディ・ダンバーが引いている。

 

ここでリゴベルト・ウランがアタック!

 

リチャル・カラパスがすぐに後ろにつく。道の良い端をみんな走っている。

 

リゴベルト・ウランはリチャル・カラパスを振り切ろうとするがピッタリとつかれている。

 

リゴベルト・ウラン、リチャル・カラパス、マイケル・ウッズの順だ。

 

あっと、ここでマイケル・ウッズがアタック!

 

続いて、マティア・カッタネオがアタック!

 

追走集団はエディ・ダンバーが引く。

 

マティア・カッタネオはマイケル・ウッズに追いついた。後方集団は見えないぞ。

 

追走集団からBahrain Victoriousのジーノ・マーダーがアタック!

 

マイケル・ウッズは、マティア・カッタネオを引きちぎって単独で超級山岳頂上を目指す。

 

ジーノ・マーダーは、マティア・カッタネオを抜いていく。

 

マイケル・ウッズが超級山岳頂上を1位通過。

 

2番手はジーノ・マーダー。3番手のマティア・カッタネオは、後ろの集団に捕まってしまう。

 

エディ・ダンバーが、7人の集団を引く。

 

マイケル・ウッズは、単独で下る。ゴッタルド峠を1位通過したので、山岳賞を獲得だ。

 

猛烈なスビードで追走集団が追い詰めていく。先頭はエディ・ダンバー。

 

あっと、ジーノ・マーダーがマイケル・ウッズに追いついた。残り7.9kmで11秒のタイム差。

 

エディ・ダンバーがカラパスを置いて、下りでスパート!

それにルイ・コスタが反応する。

 

残り3.2km。逃げ切れるか?

 

後方はまたエディ・ダンバーがカラパスを引いている。うしろは、リゴベルト・ウラン、ヤコブ・フルサンの並び。

 

さあ、ラスト1kmのゲートを越えたぞ。これは二人のスプリント勝負だ。

 

マイケル・ウッズが、先頭でスプリントに入る。

 

ジーノ・マーダーが並んだ。ジーノ・マーダーは凄くスプリントする感じでなく、軽く抜いて行った。

 

ジーノ・マーダーがトップで通過。ジロのステージ優勝に続いて今シーズン2勝目だ。

昨日の個人TTでも3位に入っており、次に出場するブエルタでは期待できるではないかな。

 

リチャル・カラパスはエディ・ダンバーに守られてゴール。リゴベルト・ウランの逆転を許すことなく総合優勝を飾った。

これはツールでもリーダーの一人として考えてないといけなくなるのではないかな。イネオスは強力なメンバーばかりでエース選びが大変だ。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第5ステージ リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 60 50 4:06:25
2  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 25 30 ,,
3  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 10 18 0:09
4  DUNBAR Eddie INEOS Grenadiers   13 ,,
5  CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers   10 ,,
6  COSTA Rui UAE-Team Emirates   7 ,,
7  URÁN Rigoberto EF Education – Nippo   4 ,,
8  POZZOVIVO Domenico Team Qhubeka ASSOS   3 ,,
9  FUGLSANG Jakob Astana – Premier Tech   2 ,,
10  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe   1 0:21

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Pnt Time
1 1  CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers 500 250 24:44:01
2 2  URÁN Rigoberto EF Education – Nippo 400 190 0:17
3 5 ▲2  FUGLSANG Jakob Astana – Premier Tech 325 160 1:15
4 4  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 275 140 1:19
5 6 ▲1  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 225 120 2:55
6 7 ▲1  POZZOVIVO Domenico Team Qhubeka ASSOS 175 110 3:16
7 9 ▲2  COSTA Rui UAE-Team Emirates 150 100 3:43
8 8  OOMEN Sam Team Jumbo-Visma 125 90 4:16
9 11 ▲2  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 100 80 4:39
10 10  CHAVES Esteban Team BikeExchange 85 70 5:33

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 21
2 7 ▲5  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 20
3 2 ▼1  CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers 18
4 18 ▲14  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 18
5 8 ▲3  KÜNG Stefan Groupama – FDJ 16
6 3 ▼3  IMHOF Claudio Switzerland 16
7 15 ▲8  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 15
8 5 ▼3  URÁN Rigoberto EF Education – Nippo 14
9 6 ▼3  KRON Andreas Lotto Soudal 14
10 9 ▼1  ROSSKOPF Joey Rally Cycling 12

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 11 ▲10  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 29
2 4 ▲2  DE LA CRUZ David UAE-Team Emirates 29
3 5 ▲2  SAMITIER Sergio Movistar Team 29
4 1 ▼3  NIBALI Antonio Trek – Segafredo 28
5    POELS Wout Bahrain – Victorious 24
6 24 ▲18  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 19
7 3 ▼4  URÁN Rigoberto EF Education – Nippo 16
8 17 ▲9  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 16
9 7 ▼2  MANNION Gavin Rally Cycling 14
10 13 ▲3  FUGLSANG Jakob Astana – Premier Tech 14

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 2 ▲1  DUNBAR Eddie INEOS Grenadiers 24:50:16
2 3 ▲1  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 1:39
3 4 ▲1  KRON Andreas Lotto Soudal 7:26
4 1 ▼3  LEKNESSUND Andreas Team DSM 11:12
5 5  DE BOD Stefan Astana – Premier Tech 12:03
6 9 ▲3  MÄDER Gino Bahrain – Victorious 15:06
7 7  LEEMREIZE Gijs Team Jumbo-Visma 15:20
8 8  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates 22:47
9 6 ▼3  MUÑOZ Cristian Camilo UAE-Team Emirates 23:46
10 12 ▲2  WILLIAMS Stephen Bahrain – Victorious 28:52

 

 

 

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