ジャイアントは2021年モデルのTCR Advanced Pro 1 Discを発表。
これは、TCR ADVANCED SL 0 DISCの廉価版と言った感じの仕様になっている。
フレーム形状はほぼ一緒。フレームの素材とコンポの違いだけで、重量は7.4kgでありパワーメーターも付属しているのは凄い。
Giant TCR Advanced Pro 1 Disc 2021
TCR Advanced Pro 1DiscのフレームはTorayT700カーボンファイバーで作られている。TCR Advanced SLは30%Toray T800で、残りの70%は新しい高弾性フィラメントで、より剛性が高く軽量であると言われている。
つまり、製造方法は異なるが、多くの点で2つのモデルは非常に似ている。
たとえば、Advanced Pro Discのチューブ形状はSLのチューブの形状とほとんど同じであることがすぐにわかる。
ヘッドチューブ、ダウンチューブ、フォークはすべて同じ形状で、さまざまなヨー角での抗力を低減するように設計された翼型となっている。
ダウンチューブは、ウォーターボトルを装着した状態で空力的に機能するように設計されている。
ディスクブレーキTCRには現在700Cx 32mmのスペースがある。25mmのタイヤが標準装備されている。
Advanced Proにはシートチューブに差し込むシートポストがある。調整用のボルトは隠されて配置されている。
シートステイの形状もAdvanced SLと一緒。つまり空力性能は変わらないと考えて良い。
Giant自身の数字によると、Advanced Proのペダリング剛性(ボトムブラケット)はAdvanced SLの88%。ねじり剛性は92%、フォークの横剛性は79%。
つまり、Advanced SLほど硬くはないが、かなり近いと言える。
パワーメーター搭載
GiantPowerProパワーメーターが装備済み。これは両面デバイスであり、両脚からのパワーを測定する。
重量は32gで、最大3,000ワットまで測定可能。まあ、誰も3,000ワットは出せないけど。ジャイアントは、150W / 80rpmで+/- 2%の精度を主張している。
単体で購入すると799.99ポンド(約10万円)。これがセットの価格というのはかなりお得だ。
ジャイアントSLR-142カーボンディスクホイール。リムハイト45mm。リム内部幅19.4mm、外部幅23mm。重量は1,452g。
タイヤは、チューブレス対応の700C x 25mmのジャイアントガビアコース1タイヤが装着。
TCR Advanced Pro 1 Disc 2021
- 重量 : 7.4kg(445mm)
- フレーム : Advanced-Grade Composite OLD142mm
- フォーク : Advanced-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
- コンポ : SHIMANO ULTEGRA
- クランク : SHIMANO ULTEGRA Pro-Compact with GIANT POWER PRO
- ブレーキ : SHIMANO ULTEGRA F:160mm R:140mm Rotors
- サドル : GIANT FLEET SL
- ホイール : GIANT SLR1 42 DISC Hookless Carbon
- タイヤ : GIANT GAVIA COURSE 1 700x25C Tubeless Ready
価格は45万円。
トップエンドのバイクと空力性能は一緒で重量は7.4kgと軽い。剛性も十分なのでレース用としても十分使用できるレベルだ。
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