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Giantから2021 TCR Advanced SLを発表 第9世代フレームは軽量で高剛性

機材情報
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Giantは、第9世代のTCRを発表した。

2021 TCR Advanced SLディスクフレームは、軽量化、剛性、および空力特性を向上させている。

最上級モデルはTCR ADVANCED SL 0 DISCとなりSRAM RED eTap AXSで仕上げられる。

フレーム重量は140gも軽量化され765gという超軽量な仕上がりとなっており、剛性と重量の比率も改善され、風洞実験により空力抵抗の高速化も図られている。
 
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2021 TCR Advanced SL

https://cyclingtips.com/2020/04/2021-giant-tcr-advanced-sl-disc-first-ride-review-an-aero-evolution/

2019のレースで、CCC Teamのグレッグ・ファンアーヴェルマートがレースに投入して走っている姿は目撃されていた。

ツール・ド・フランス前に登場かと思っていたら、そんなこと言ってられない状況になったので発表となったのかな。

注目したい点が沢山あるので、まずは特徴を簡単にまとめてみると。

 

2021 TCR Advanced SL
特徴
  • TCR Advanced SL Discフレーム重量765g
  • Giantによると、クラス最高の剛性対重量比
  • 空気力学を改善するための「切り取られた楕円」チューブプロファイル
  • 200ワット走行40 kmの距離で、以前のバイクより34秒高速
  • タイヤクリアランスがディスクフレームで32mmに増加(リムブレーキフレームでは28mm)
  • Advanced Pro DiscおよびAdvanced Discフレームも更新
  • 3つのレベル全てで使用可能なリムブレーキフレーム
  • TCR Advanced SL Discは電子グループセットと互換性あり

 

765gのフレーム重量

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新しいTCRを開発する過程で、Giantはその「高度な」製造プロセスを改良して、2021 TCR Advanced SLディスクフレームの765gの要求重量を達成した。

最新のTCRのために、Giantは未加工の炭素繊維を採用し、材料を(自社の複合材工場で)正確な仕様に織り込んで、Giantバイク用に組み立てられた最も軽い未加工部品のセットを作成。

Giantによれば、これと組み合わせて新しいカーボンナノチューブを注入した樹脂–微細なポリマーがミニチュアバットレスのように機能し、カーボンコンポジットの層を強化して耐衝撃性を大幅に向上さたという。

結合材には、カーボンファイバーのナノサイズの粒子が注入されており、フレーム構造全体の構造的なボイドをなくすことに成功。

塗装に関しても、「ThinLine」ペイントを使用して、新しいプロセスで処理されている。これは、ジャイアントの標準的な7層塗装アプリケーションよりも中程度のフレームで65g節約できている。

Giantの場合、自社工場を持っており、一からフレーム製造の過程を見直して、765gの重量を達成している。

競合他社との重量比較を見てみよう。

自転車 重量
TCR Advanced SLディスク 1266g
S-Works Tarmacディスク 1371g
Emonda SLRディスク 1249g
サーベロR5 1588g

最軽量のエモンダよりは、17g重いが、ターマックと比べても105gも軽いことがわかる。

2020TCRと比較しても、140g軽量化を果たしている。

 

剛性と重量比較

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Giantはフレーム全体で剛性と重量比を最大化することに取り組んできた。

フレームの剛性が高いほど、コーナリングが良くなり、路上での反応は良くなる。また、ドライブトレインによる剛性の向上により、動力伝達が改善される。

つまり、より少ない速度でより多くの速度が得られことになり、TCRはクラス最高の剛性対重量比を提供すると言う。

 

新しいフレームを、Specialized S-Works Tarmac Disc、Trek Emonda SLR Disc、CervéloR5 Discと一緒にラボでテストしている。

その結果がこちら。

自転車 伝達効率 剛性と重量比率
TCR Advanced SL 149.8(N/mm) 118
S-Works Tarmac 1135(N/mm) 98
Emonda SLR 110.4(N/mm) 88.3
サーベロR5 124.9(N/mm) 79

剛性と重量の比率だが、TCRに比べて、Tarmacは効率が-16%低下、Emondaは-25%低下、サーベロは-33%低下している。

ただ、カチカチになったら身体の丈夫な人でないと走れないのではないかな。レースには最適だろう。

私の場合にはEmonda SLRにENVEのカチカチのホイールを履いて走ると、もれなく腰が痛くなる(^^;  体幹が弱いからもあるだろう。身体がヤワなのだ。

軽さを求めると硬くなる。TCRの場合ドロップシートステイは採用されていない。シートステイを下げることで、少しは乗り心地が良くなるだろうが、これについては次回のアップデートで採用されるのだろうか?

更に軽量化の道も残っているようにも考えられが、スローピングフレームなので、このままかな。

 

より空力的

https://www.bikeradar.com/news/2021-giant-tcr/?image=2&type=gallery&gallery=2&embedded_slideshow=2

新しいフレームは、Giantが「切り詰められた楕円」と呼んでいるチューブを使用している。トレックや他の多くで採用されているカムテイル形状から更に一歩踏み出した。

切り取られた翼形のより丸みを帯びたテイクは、より広い範囲のヨー角(風がバイクに当たる方向)で低い抗力数を達成すると主張している。

 

https://www.cyclist.co.uk/reviews/8020/giant-tcr-2021#16

Giantの風洞試験には、マネキン、スピニングホイール、2本のボトルとケージをそれぞれ保持するバイクが含まれている。

テストは、-15〜+15度の範囲のヨー角度にわたって行われ、Specialized S-Works Tarmac Disc、Trek Emonda SLR Disc、Cervelo R5 Discもテストされた。

Giantによれば、TCR Advanced SLは平均して最小の抗力を生み出したが、下の表からわかるように、TCR、Tarmac、R5の場合、その差は非常にわずかではある。

しかし、Giantによれば、新しいTCRは前世代のバイクよりもはるかに空力的であり、40キロの距離で200ワットで34秒節約できると主張している。

 

自転車 40kphでの平均抗力 差(ワット)
TCR Advanced SL 247.5  
S-Works Tarmac 248 -0.5
Emonda SLR 261.4 -13.9
サーベロR5 247.9 -0.4

僅かではあるけれど、ついにS-Works Tarmacやサーベロを上回ってますね。どうせならば、S-Works VENGEとも比べて欲しかったところ。

 

一体型ハンドルではない

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TCRも新しいコックピットを採用している。Contactカーボンステムは、フロントマウントがフレームと滑らかに一体化し、バーはエルゴノミクスとエアロダイナミクスを兼ね備えている。

ハンドル形状もエアロではないですね。

 

https://www.bikeradar.com/news/2021-giant-tcr/?image=1&type=gallery&gallery=1&embedded_slideshow=1

新しいFleet SLRサドルは、新しいアドオンクリップインリアライトを受け入れるように設計されている。

これならあとからライトをつけなくて良いので助かりますね。

 

TCR ADVANCED SL 0 DISC spec

 

  • 重量 :  6.6kg(540mm)
  • フレーム :  Advanced SL-Grade Composite VARIANT ISP OLD142mm
  • フォーク : Advanced SL-Grade Composite,Full Composite OverDrive 2 Column 12mm Axle
  • コンポ : SRAM RED eTap AXS
  • クランク : SRAM RED AXS with QUARQ Power Meter
  • ブレーキ : SRAM RED F:160mm R:140mm Rotors
  • サドル : GIANT FLEET SLR Carbon Rail
  • ホイール : CADEX 42 TUBELESS DISC Carbon
  • タイヤ : CADEX RACE TUBELESS 700x25C 

価格は120万円。

レースバイクとしてライバル他社を凌駕するスペックで登場したきた第9世代のTCRは、フレーム形状の見た目は変わらないが細部に渡り軽量化が図られている。

 

詳しくは公式サイトでどうぞ。

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