日本のブランドFUJI がEurobike 2022に新型のJARI CARBON 1.3を出品している。
JARIは文字通り、砂利(ジャリ)を表している。
現在、公式サイトではJARI CARBON 1.1が掲載されているが、新型では新たな機能が追加されている。
FUJIは120年の歴史を持つ日本のメーカー
FUJIは日本の自転車メーカー。その歴史は古く、創業120年を越えている。
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1899FUJIの誕生1899年にFUJIの産みの親である岡崎久次郎が日米商店を創業
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1906自転車の輸入販売イギリスのラーヂブランドの自転車を輸入販売開始
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1928商標商標を富士に改称
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1930覇王号高級実用車として販売開始
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1970海外進出アメリカで最初にShimanoを搭載した自転車として知られる
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2004世界チャンピオンEquipe NurnbergerチームのJudith ArndtがFUJIに乗って世界チャンピオンになる
町中で良く見られたシングルスピードのバイク。2008年には「OBEY TRACK」をリリース。
更に2010年には「FUJI LOW PRO」をリリースし、今日に至るまでシングルスピードでは絶大な人気を誇るブランドへと成長している。
FUJI JARI CARBON 1.3
ユーロバイク2022で公開された新型Jariは、グラベルレース、バイクパッキング、長距離アドベンチャーのファンにとって魅力的な機能を多数搭載している。
まず、フレームは、新しいエアロプロファイルチューブとスーパードロップシートステーを採用し、抜本的な改良が施されている。
また、細長いボトムブラケット部分には、新しいBB下収納ボックスが取り付けられ、フレームバッグを収納するスペースが確保されている。
新型FUJI JARIでは、収納が重要なテーマになっている。
トップチューブには、ソフトラバー製で伸縮性のあるミニバンジーが付いており、お気に入りのスナック菓子を入れておくことができる。
D型シートポストの中間部にはエラストマーが装備されており、よりクッション性を高めている。
シートポストの他の部分では、D型クランプ用のアダプターを使用し、標準的な27.2mm設計、つまりドロッパーポストを使うことも可能になっている。
これは2022年のバイク・オブ・ザ・イヤーを受賞したGiant Revoltに搭載されたものと同様のデザインである。
フロントには、FSAのACRステム&ヘッドセットシステムを採用し、新型Jariのケーブル類を統合している。
また、全く新しいデザインのフォークは、RondoのHVRTやGTのGrade Carbonと同じようにオフセットを調整することが可能になっている。
- フロントとリアにフェンダー/マッドガードマウント
- フォークに多用途のマウント
- アンダーBBストレージボックス
- ボトルボス
- ドロッパーポストルーティング
- ダイナモ用内部ルーティング
など、多数のフィクスチャーやフィッティングも搭載している。
正確なタイヤクリアランスはわからないが、この45mmMaxxis Ramblerタイヤの周囲には十分なスペースがあることがわかる。
新型Jari Carbon 1.3は2,999ユーロ(約42万円)で、ShimanoGRX400とAlexBoondocks5ホイールを備えている。
詳しくは、正式発表を待ちたい。
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