ワウト・ファンアールトは2019年ツール・ド・フランスでの落車から、まずはシクロクロスで復帰を果たした。
2020シクロクロス世界選手権では失意の4位となってしまったが復調は著しい。
この世界選手権でワウト・ファンアールトが乗っていたのが、新型のBianchi Zolder Proだ。
Bianchi Zolder Proの2020バージョンとはフレーム形状が変わっている。
Bianchi Zolder Pro
Photo Daniel Benson
ワウト・ファンアールトは世界選手権では2台のBianchi Zolder Proを使用。上の写真はNo2のバイクだ。
わかりにくいので、2020 Bianchi Zolder Proと比べてみよう。
2020 Bianchi Zolder Pro Photo Bianchi
2020 Bianchi Zolder Proでは、ダブルトライアングルシルエットだが、ワウト・ファンアールトが乗っている新型では、ドロップシートステイとなっている。
最近の傾向で、横剛性のアップと乗り心地の向上を目指した設計を目指しているようだ。
このデザインのバイクはトップチューブの上に2とシールが貼ってあり、ワウト・ファンアールトの2台目のバイクを表している。
ハンドルは、METRON 6D INTEGRATEDを使用。ステム一体型なので剛性が高い。
ケーブルとホースはハンドルバーの下側から出ている。
Bianchiは、SRAMと提携しているが、ワウト・ファンアールトはチームのスポンサーであるShimanoを使用。
エンボス加工されたヘッドバッジが、チェレステカラーのビアンキに似合っている。
46/30のチェーンリングを備えた2×Dura-Aceチェーンセットを使用。
これはDura-Ace 11-30Tカセットとペア。ファンアールトは、グラベル用のShimano GRXグループセットではなく、Shimano Dura-Ace Di2を使用。
フラットマウントディスクブレーキキャリパーは、140mmのローター。
33c A.Dugastチューブラータイヤには十分なクリアランスがある。
A.DugastチューブラータイヤはDura-Ace C60ホイールに装着。
ワウト・ファンアールトは、Shimano XTRペダルのプロトタイプを使用しているようだ。モデル名の記載はないが、新しいXTRモデルであるとしか想定できない。若干小型化しているように見える。
レース中にサドルが突然落ちないように、シートポストに2つ目のクランプを使用。
Bianchi Zolder Proフルバイク仕様
ワウト・ファンアールトの1台目のバイク Photo Bianchi
- フレームセット： Bianchi Zolder Pro
- フロントブレーキ： Shimano Dura-Ace R9170 Hydraulic Discキャリパー
- リアブレーキ： Shimano Dura-Ace R9170 Hydraulic Discキャリパー
- ブレーキ/シフトレバー： Shimano Dura-Ace Di2 R9170 Hydraulic Disc Brake Dual Control Lever
- フロントディレイラー： Shimano Dura-Ace Di2 R9150
- リアディレイラー： Shimano Dura-Ace Di2 R9150
- カセット： Shimano Dura-Ace Di2 R9100 11-30T
- チェーン： Shimano Dura-Ace
- クランクセット： Shimano Dura-Ace R9100 w / 46 / 30T chainrings
- ボトムブラケット： Shimano Dura-Ace
- ホイールセット： Shimano C60チューブラー
- タイヤ： A.Dugast 33cチューブラー
- ハンドルとステム： Vision Metron 6D Integratedハンドルバーとステム
- ハンドル バーテープ： FSA Ultracork tape
- ペダル： Shimano Prototype XTR
- サドル： Fizik Antares
- シートポスト： FSA SL udカーボン
いずれ、新型としてBianchiから発表されるでしょうね。
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