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ツール・ド・フランス第14ステージ 山を含む平坦ステージ?

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Photo by Mitchell Henderson on Unsplash
この記事は約10分で読めます。

第13ステージでは、大きくシャッフルされた総合勢。ついに、若き天才タデイ・ポガチャルが2位に浮上した。

スロベニア勢が1位と2位を占め、ディフェンディングチャンピオンのエガン・ベルナルは二人を追う展開。だが、厳しくなったのは間違いない。

 

このステージでは、総合勢は動かないだろう。

逃げ切りの狙えるステージで動き出すライダーは誰だろうか?

 

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第14ステージ クレルモン・フェラン〜リヨン 194㎞

第14ステージ photo letour

厳しかった第13ステージに続いて、またも前半に2級山岳を配置してきた。

その前にスプリントポイントがあるので、スプリンターの活躍もそこまでかな。ゴールは逃げ切りライダーか、パンチャーが勝利しそうなステージとなっている。

KM POINT
33 Côte du Château d’Aulteribe (1.3k・6.2%)4級山岳
38 Courpière スプリントポイント
70 Col du Béal (11.9k・5.3%) 2級山岳
95 Côte de Courreau (3.8k・5.7%) 3級山岳
188 Côte de la Duchère (1.3k・ 5.4%) 3級山岳
193 Côte de la Croix-Rousse (1.4k・4.5%) 4級山岳

 

アタック合戦は中々決まらず

cycling today ストリーミングより 以下同様

長いアタック合戦の末に、二人が抜け出る。

  1. 108. Edward Theuns(エドワード・トゥーンス)TREK
  2. 203. Cees Bol(ケース・ボル)Tecm CCC

ケース・ボルはゴールスプリントを狙うつもりはないのか?  これまで4回トップ10フニッシュをしているに。

 

これまで何度も逃げいてる、54番 Stefan Küng(シュテファン・キュング)が追いついてくる。ケース・ボルは切れていく。

その代わりにメイン集団から207番 Casper Pedersen(キャスパー・ペダースン)が追ってくる。

 

Tecm Sunwebとしては選手交代といったところか。と、思ったらケール・ボルを迎えにいっただけだった。二人は喋りながらメイン集団に戻る。

スプリントポイントまで頑張るつもりだったんじゃないの?

 

最初の4級山岳をシュテファン・キュング先頭で通過。すでにメイン集団に3分45秒のタイム差をつけている。

 

サガンは4級山岳の前からアタックをかけて、サム・ベネットとマッテオ・トレンティンを追い落す。

 

サガンは、敢闘賞のマキシミリアン・シャフマンと共にスプリントポイントを3位通過で10ポイント追加。集団に戻っていく。

これでサム・ベネット265ポイントに対してサガン201ポイント。

 

メイン集団は、クイックステップに変わってBORAが先頭を固めて2級山岳を上がる。カレブ・ユアンは最後尾から遅れていく。

 

なんと先頭は、エドワード・トゥーンスが遅れてしまい、シュテファン・キュングがソロとなる。エドワード・トゥーンスは下りで追いつくことを止めて集団に戻ってしまう。

 

サム・ベネットは追いつくか

サム・ベネットは2級山岳で遅れてしまい、チームメイトと共にメイン集団を追うがタイム差は開いていく。このままスプリントに参加出来ないのか?

下りで、ダビ・デラクルス(UAE)とトムス・スクインシュ(TREK)が落車。

 

ティレーノ〜アドリアティコのゴールシーンを見ていたら、ステファン・ヒュングが残り80kmで捕まってしまう。

ちなみに、ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージの勝者はベルギーチャンピオンのティム・メリエ (Alpecin-Fenix)。

 

おっと、サム・ベネットはついに追いつくことをあきらめたようだ。多くのライダーと共にグルペット集団を結成してのんびりと走ることに。

ゴールをサガンが取るとポイント差は大きく近づく。

 

最後の4級山岳前にSunwebが攻撃

最後の4級山岳前にティシュ・ベノート(Team Sunweb)がアタック!

ここからSunwebの波状攻撃が始まる。

 

ティシュ・ベノートを捕まえたのはレナード・ケムナ(BORA)。捕まえるだけならよかったが、少し間が開くまで踏み込んでしまう。

後ろからは、トーマス・デヘントやエガン・ベルナル、ジュリアン・アラフィリップも追ってくる。

 

ジュリアン・アラフィリップが、レナード・ケムナを捕まえる。

 

ここで、第12ステージで勝利したマルク・ヒルシがアタック!

 

だが、これは危険を察知したサガンによって吸収。残り3.3kmで先頭に立ってしまっては戦術的によくない。

サガンの周りにはチームメイトがいないのだ。

 

ここが決定的瞬間だ!  

サガンが足を緩めた瞬間に、左からアタックをかけたセーアン・クラーウアナスンが独走を開始!

 

集団先頭のサガンは追う訳にはいかず、誰もが追うのを躊躇。見る見る間にタイム差が広がっていく。

 

結局、セーアン・クラーウアナスンがメイン集団に15秒もの大差をつけて勝利した!

Team Sunwebの勝利にかける執念は素晴らしかった。すべてのアタックが見事に連携して決まった感じ。

セーアン・クラーウアナスンは、2020パリ~ニース第4ステージの個人TTでも勝っており、タイムトライヤルも得意だ。

この3kmのTTなんて朝飯前。それにしても、ラスト10km当たりからの攻防は見ごたえがあり、もう一度見たい感じ。

BORAがサガンを孤立させてしまい、波状攻撃のアタックをかけたSunwebの見事な勝利だった。

 

こちらは第14ステージハイライト

 

第13ステージ リザルト

スマホの場合には、横にスワイプして見て下さい。

ステージ

Rnk Rider Team Time
1  KRAGH ANDERSEN Søren Team Sunweb 4:28:10
2  MEZGEC Luka Mitchelton-Scott 0:15
3  CONSONNI Simone Cofidis, Solutions Crédits ,,
4  SAGAN Peter BORA – hansgrohe ,,
5  PEDERSEN Casper Team Sunweb ,,
6  STUYVEN Jasper Trek – Segafredo ,,
7  TRENTIN Matteo CCC Team ,,
8  NAESEN Oliver AG2R La Mondiale ,,
9  COLBRELLI Sonny Bahrain – McLaren ,,
10  HIRSCHI Marc Team Sunweb ,

 

総合

Rnk Rider Team time
1  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 61:03:00
2  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 0:44
3  BERNAL Egan INEOS Grenadiers 0:59
4  URÁN Rigoberto EF Pro Cycling 1:10
5  QUINTANA Nairo Team Arkéa Samsic 1:12
6  LÓPEZ Miguel Ángel Astana Pro Team 1:31
7  YATES Adam Mitchelton-Scott 1:42
8  LANDA Mikel Bahrain – McLaren 1:55
9  PORTE Richie Trek – Segafredo 2:06
10  MAS Enric Movistar Team 2:54

 

山岳賞

Rnk Rider Team Pnt
1  COSNEFROY Benoît AG2R La Mondiale 36
2  PETERS Nans AG2R La Mondiale 31
3  HIRSCHI Marc Team Sunweb 31
4  SKUJIŅŠ Toms Trek – Segafredo 24
5  PACHER Quentin B&B Hotels – Vital Concept p/b KTM 21
6  ROGLIČ Primož Team Jumbo-Visma 18
7  POWLESS Neilson EF Pro Cycling 16
8  MARTÍNEZ Daniel Felipe EF Pro Cycling 14
9  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 14
10  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 14

 

ポイント賞

Rnk ▼▲ Rider Team Pnt
1  BENNETT Sam Deceuninck – Quick Step 262
2  SAGAN Peter BORA – hansgrohe 219
3 ▲2  TRENTIN Matteo CCC Team 169
4 ▼1  COQUARD Bryan B&B Hotels – Vital Concept p/b KTM 162
5 ▼1  EWAN Caleb Lotto Soudal 158
6  VAN AERT Wout Team Jumbo-Visma 131
7  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step 108
8 ▲1  MØRKØV Michael Deceuninck – Quick Step 106
9 ▼1  KRISTOFF Alexander UAE-Team Emirates 100
10  HIRSCHI Marc Team Sunweb 97

 

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team time
1 1  POGAČAR Tadej UAE-Team Emirates 61:03:44
2 2  BERNAL Egan INEOS Grenadiers 0:15
3 3  MAS Enric Movistar Team 2:10
4 4  HIGUITA Sergio EF Pro Cycling 25:28
5 6 ▲1  MADOUAS Valentin Groupama – FDJ 58:35
6 8 ▲2  KÄMNA Lennard BORA – hansgrohe 1:10:56
7 5 ▼2  MARTÍNEZ Daniel Felipe EF Pro Cycling 1:16:10
8 7 ▼1  POWLESS Neilson EF Pro Cycling 1:27:22
9 10 ▲1  HIRSCHI Marc Team Sunweb 1:28:29
10 9 ▼1  TEJADA Harold Astana Pro Team 1:29:23

 

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コメント

  1. あんでるせん より:

    勝ったのはクラーウアナスンですよね…?

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