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ツール・ド・フランスでは釣りの餌がドーピングに使われる可能性が指摘

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mkluthkeによるPixabayからの画像
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釣りの餌であるサンドワーム。釣りをする人ならば知っているだろうけど、ゴカイのような無脊椎動物でミミズみたいなものだ。

このワームのヘモグロビンがドーピングに使われる可能性があるという。そのヘモグロビンは特に臓器移植など、優れた生物医学的特性を持っている。

2020年には、ツール・ド・フランスのサイクリストが、この製品を使用するために医師に接触したとされている。

 

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優れたヘモグロビン作用

フランスの海洋生物学者フランク・ザル博士は、2007年にこのワームの驚異的な酸素運搬能力を発見した。

医療用と細胞外ヘモグロビンを作り出すことに貢献し、人間のヘモグロビンの40倍の酸素を運搬できる「万能の代用血液」と呼ばれるものを作り出すことができた。

すべての血液型に適合し、使いやすく、血液中のヘマトクリット値を上昇させず、高血圧を引き起こすこともない。

アンチ・ドーピング検査ではこの “スーパー “ヘモグロビンを検出することができるが、半減期が短いため、数時間後には検出されなくなり、アスリートのバイオロジカル・パスポートに記録されることもない。

こうなると、禁止されていない物質をいち早く使おうとする連中も現れる。

  • アスリートやジム
  • 競走馬に投与

それだけではない。2020年7月、ツール・ド・フランスに参加する有名なサイクリストが、この製品を欲しがってザル博士に連絡してきた、と主張している。

海虫ヘモグロビンは注射後、体内で非常に早く作用するが、寿命も非常に短い。レースなどでは効果が高いだろう。しかも、数時間で消えるのだから、毎回血液検査をするというのも大変だ。

医療用に開発されているので、いつかは医療機関で販売される可能性は高い。悪用されないように検出方法を考えていたほうが良いだろう。

 

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