「ザ・カンニバル」人食いと呼ばれあらゆるゴールを貪欲に狙ったエディ・メルクス。
通算525勝をあげたエディ・メルクスの再来と言われているのがレムコ・イヴェネブール(Deceuninck – Quick Step )。
ベルギーの期待の星として、次々に勝っていくレムコ。だが、エディ・メルクスはレムコにまだまだだねとコメントしている。
エディ・メルクスのコメント
彼はまだそれをすべて証明しなければならない。
エディ・メルクス(74)はベルギーの新聞Het Nieuwsbladからレムコについて尋ねられたとき語った。
昨年彼は、残りが少し疲れていたかもしれない季節にサンセバスチャンに勝った。もちろん、彼には多くの能力があるが道はまだ長い。
時々、彼は自分がすでに成功していると思っているように見える。
それは、彼のいくつかの発言をするのを聞いた場合…彼がそれに応えることを望みますが、彼はサンドイッチをたくさん食べなければならないでしょう。
とメルクスは言っている。
「サンドイッチをたくさん食べる」とはベルギーでのことわざであり、これは、まだやらなければならないことがたくさんあることを意味している。
これに対して、レムコはレジェンドを尊敬しつつ優しく反論。
Eddy Merckxは誰かをその場に置く権利がある。彼の経歴を見てください。追加するものは何もない。
しかし、私はそれについて心配するつもりはない。私はうまくやっていることを知っている。チームは、これまでに行ったことに満足しており、それが最も重要だ。
ジロ・デ・イタリアを目指す
レムコは、ベルギーで屋外トレーニングを行っており、いつくかの課題をこなしながら堅実に進んでいる。
レムコの今年の目標はジロ・デ・イタリアへの参戦と東京オリンピックでのタイムトライヤル勝利を目指していた。
だが、大きくの目標が崩れている。すでに東京オリンピックは1年延期。目標としていたリエージュ~バスト・リエージュへの参戦はジロと重なったために出れない。
Deceuninck – Quick Stepでは、ツール・ド・フランスにジュリアン・アラフィリップとサム・ベネットを出場させる。
そして、ジロ・デ・イタリアには冬からの目標としていたレムコがそのまま乗り込むようだ。
私はリエージュを失望しますが、チームの全員がすぐにジロが私にとって最良の選択であることに同意した。
今後数年間のためにも、3週間のグランドツアーがどのような感じか知りたい。
今シーズンも、ブエルタ・サン・ファンにヴォルタ・アン・アルガルヴェも総合優勝していることから考えても、エースとして走るのではないかな。
そうなると俄然面白くなるのだけれども、どうだろう。
世界選手権に関しては
世界選手権はスイスでの開催は危うくなっており、どうやらカタールで開催される噂が出ている。
レムコは、タイムトライヤルでの勝利も狙っていたが、スイスのロードも狙っていた。カタールで開催となるとベルギーチームはとても忙しくなる。
ロードでは、どうしてもスプリンター優先になるためレムコはタイムトライヤルに集中する予定だ。
カタールに移動となったのは残念。スイスのルートは美しく、クライマーやグランドツアーライダーにとって貴重な機会となっていたはず。
私にとって、それは常に大きな目標の1つだった。カタールでは、それはビリヤードの表面のようなコースであり、それは私がタイムトライアルに集中することを意味するでしょう。
状況は変化しており、どのようになるかはわからない。ベルギーでも9月までは大規模イベントは中止されており、国内選手権も9月に移動することが検討されている。
ドイツでは、サッカーも始まったことだし、少しは良くなってきたのかな。自転車も良いニュースが欲しいところだ。
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