2022世界選手権個人タイムトライヤルはあけてびっくりの展開となった。
このレースで、英国代表のイーサン・ヘイターは、タイムトライヤルでチェーン落ちをするという珍しい事態に。
ここまで、第1計測でトビアス・フォスの記録を0.57秒抜いてトップに立っていただけにバイク交換は痛かった。
このチェーン落ちについてイーサン・ヘイターは、シマノのシフターについて言及している。
チェーン落ちの原因について
イーサン・ヘイターは、ゴール後のインタビューで以下のように語っている。
ちょっとがっかりしている。でも、4位というのはかなりいい結果だと思うんだけど…ちょっとがっかりだね。
チェーン落ちの原因については分かってますか?
チェーンリングを交換したとき…私たちはこの新しいバイクを手に入れた…それはシマノが新しいギア用のチェーンリングシフターを作っていないからだ。
チェーンリングを交換しようとしたけど、ずっと変速していなかったから、もう一度押したら落ちてしまって、まともなシフターがないと元に戻せなかったんだ。
それでホイールを交換することにした。それからは損失をかなり抑えることができたと思う。
その後は、かなり巻き返してましたね。
ブレーキとハンドルバーの違いで、バイクのハンドリングが少し変わってしまったが、この状況下でうまくできたと思う。
第1計測ではトビアス・フォスよりも速く、2周目も良い走りでした。このバイク交換がなければ、表彰台を獲得出来ていたと思いますか?
まったくわからないんだ。でも、やってみたらよかったかもしれない。40秒の差はかなり大きいが、ちかづくことはできただろう。
プレッシャーはまったくなかった。チームメイトのルーク・プラップ以外、誰も僕を優勝候補にはしていなかったんだ。でもチャンスはあったと思う。何人かは疲れていた。
フォスは、僕にとっては驚きではなかったが、メディアにとっては驚きだったかもしれない。幸運にも、世界選手権はみんな参加だからね。
結局、イーサン・ヘイターは、ピナレロの新しいタイムトライアルバイクとドライブトレインコンポーネントのミスマッチがチェーン落ちの原因であったと言っている。
具体的に、どの型番のシフターだったのかはわからない。新旧混在していたのか。しかし、世界選手権という大舞台で不都合のあるシフターを使っていたとは考えにくいけど。
しかも、フロントギアを変えた訳ではないし、リアのシフターが原因だったのか。
イーサン・ヘイターは、ブエルタをコロナでリタイヤしたが、パフォーマンスは落ちていない。昨年の8位からチェーン落ちして4位というのは凄いことだ。
25歳の誕生日に残念なことだったが、気持ちを切り替えてロードに向かうしかない。
【追記】
これについては、別の原因もあるようなので別記事で。中々時間が~。
コメント
只のシフト調整の失敗なだけ、部品のせいにするのは大間違い。
そうですね。