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デレク・ジーがツール・ド・フランスで初めてのトップ10入りをIsrael – Premier Techに贈る

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Photo credit: Ronan Caroff on Visualhunt.com
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2023 ジロ・デ・イタリアで何度も逃げにのり敢闘賞を獲得したデレク・ジー。ジロでは、2位の記録を作り上げた。

改めて2位の記録を見てみると

  • 山岳賞 2位
  • ポイント賞 2位
  • 中間スプリントポイント賞 2位
  • 逃げフーガ賞 2位
  • 2位が4回、4位が2回

ステージハンターのイメージが強かったが、2024 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージで優勝し、最終的に総合3位となったことで総合も狙える選手であることが証明された。

しかも、登りもクライマーについていけることが分かっていた。

 

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ツールでの驚きの成績

 

Israel – Premier Techは、デレク・ジーのことをゲラント・トーマスのようなタイプだと言っていた。トラック出身で、タイムトライヤルも強く、クライミング能力も高い。

それが全て証明された形だ。デレク・ジーが総合順位を狙うようになったのは、ツール・ド・フランス第9ステージで3位になった時からだ。

難しいグラベルステージで、終盤の逃げに入り込みスプリントを先頭で開始。もう少しでステージ優勝という場面だった。

 

この3位のおかげで、総合14位から9位へとトップ10入りを果たす。デレク・ジーは山岳でも強さを発揮。第19ステージのイゾラ2000では9位でフニッシュ。第20ステージのニースのステージも12位。

圧巻は、最終第21ステージの個人タイムトライヤル。カナダTT王者に2回なっているけど、山岳を含んだ個人タイムトライヤルで6位は凄いことだ。

尻上がりに強さをみせて、総合9位でゴールとなった。プロチームであるIsrael – Premier Techにとって、ツール・ド・フランスでの総合トップ10入りは悲願だった。これを見事にデレク・ジーが達成した。

 

デレク・ジーのコメント

最後の個人タイムトライヤルで6位と好走しましたね。

圧倒的だ。脚の調子がどうなるか全くわからなかったし、ここ数日はレースのここまで脚が進むのにどうしたらいいのか疑問だった。

タイムトライヤルでは、上りはいい感じだったし、下りではトップ10とのタイム差を聞いたとき、ミスをしたりクラッシュしたりしてはいけないと分かったので、下りでは少しためらっていた。

良いポジションにいたので、台無しにしないように努めた。だからこそ、トップ10に入った安堵感は大きい。それはかなり特別な感覚だよ。

 

ツール・ド・フランスを走り終えての気持ちは?

今年のフィレンツェで、スタートラインに並べただけでも夢が叶った。

人生で最もハードなレースが3週間続いた後、初めてのツールでトップ10入りできたことを誇りに思う。彼らのおかげで人生最高の1週間を過ごすことができた。

Israel – Premier Techのスタッフのみんな、本当にありがとう!カナダからの圧倒的な応援もありがとう。パリ2024へ!

 

デレク・ジーは、カナダ代表としてパリオリンピックロードとTTに出場する。

夜9時には就寝して早朝からバードウォッチングを楽しむデレク・ジー。彼がIsrael – Premier Techの総合エースとなることは間違いない。

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