Dedaはイタリアのサイクルバーツブランド。
私もDedaのステムを使っている。キノフィット(kinofit)を受けた時に交換してもらった。
Dedaの調整可能なハンドルとステムのコクピットVINCI(ヴィンチ)。
ケーブル内装化を図りつつハンドルのエアロ性能を維持して、ハンドル角度、長さの調整の出来るコクピットとなっている。
Deda VINCI
製品名のVINCIは、まさにレオナルド・ダ・ヴィンチからきているようですね。
Dedaにはすでに統合型ハンドルのALANERA DLRがある。UAE Team Emiratesのアレクサンダー・クリストフもスプリントレースで使っており実績は証明済みだ。
Deda VINCIはエアロ性能とケーブルの内装化をしつつ、調整の出来るコクピットシステムとして生まれた。
特筆すべきはその美しさにもある。
普通、ハンドルとステムが別々だと前向きから見た場合にボルトの頭が見えるはずだが、上手く見えないように工夫されている。
上と下に4本ボルトで固定されるようになっているので安心だ。
Deda VINCI STEM
アングル角度は73°で素材はアルミ合金となっている。31.8mmのバークランプと1.25インチのステアラーチューブクランプを備えている。
内部ルーティングのインストールに必要な上部DCRヘッドセットキャップ/スペーサーを含め、40mmのスタックがある。
内部ケーブル配線用のマッチングスペーサーは高さ2.5、5、10 mmがある。
磨かれた黒のグラフィックが施された黒のステムは、90〜140mmの長さで10mm刻みで入手可能で、重量は190g(110mm)。
内部ケーブル配線用のDeda Elementi DCRヘッドセット
Vinciステムを完全に内部ケーブル配線として機能させるには、DCRヘッドセットが必要となる。
要するに、ヘッドセットにもケーブルが通る穴が開いていないとケーブル完全内装化は出来ない。
この名前はDeda Cable Routingに由来し、VinciステムまたはAlaneraコックピットと組み合わせると、最大4本のケーブル(機械式または電子式シフト、機械式または油圧式ブレーキ)の完全な内部ルーティングが可能になる。
このステムは普通の31.7mmのハンドルバーとの接合も可能だ。
Deda Elementi Vinciカーボンハンドルバー
VinciステムとDCRヘッドセットは、多くの標準バーを使用して内部ルーティングでセットアップ可能。
だが、エアロ性能とシステム全体の外観をすっきりと合わせるには、Deda Elementi Vinciカーボンハンドルバーを使ったほうが良い。
205gカーボンバー(42cm)は、すべての手の位置での快適さとコントロールが向上するという。
Vinciステムとともに、艶消しブラックのディテールが施されたカッコよいデザインだ。
- 75mmリーチ
- 130mmドロップ
- 40、42、44、46cmの幅で利用可能
価格は
- Deda Vinc ステムは6つのサイズで110ユーロ(約13,000円)
- Deda Elementi DCRヘッドセットは50ユーロ(約6,000円)
- Deda Elementi Vinciカーボンハンドルバーは、4つのサイズで260ユーロ(約30,000円)
と、なっている。
Deda VINCIシステムが組み込まれたバイクも次期に登場するということなので楽しみだ。
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