2020東京オリンピックでマウンテンバイク出場のあとに、ブエルタ・ア・エスバーニャに出場したいと発言したマチュー・ファンデルプール。
今度は、オランダのNUsportに語ったところによると、2021年にツール・ド・フランスにデビューしたいとの思いを語っている。
マチュー・ファンデルプールがツールデビューとなると、これは凄いニュースとなりそうだが出場するためにはコレンドンサーカスがワイルドカードを得ることが必要となる。
2021年ツール・ド・フランス出場は可能なのか?
マチュー・ファンデルプールの今年の活躍は誰もが認める所。
シクロクロス世界チャンピオンでありながら、オランダのナショナルチャンピオンのタイトルも獲得。
センセーショナルな勝ち方で、アムステルゴールドも獲得したため、マチューの肩には大きな期待が寄せられている。
彼が、今後どのレースに出場するのかについて期待されるのは当然のことだ。
偉大な祖父であるレイモン・プリドールが亡くなって1週間後にマチュー・ファンデルプールは、
来年は、ツールには参加しない。オリンピックが最優先であり、2つのイベントがカレンダー上でうまく一致しないからだ。
おそらくスペインのブエルタに参加することは選択肢になるだろうが、私はまだそれに取り組んでいない。2021年のツールの開始の時にも考えなくてはならないが、まだ何も決定されていない。
とツールについて語っている。
ここで、2021年にコレンドンサーカスがワイルドカードを獲得出来るか少し考えてみると。
コレンドンサーカスのUCI獲得ポイントは、2019チームランキング18位。
プロコンチの中では、
3番目のランキング位置だ。このうちTOTAL DIRECT ENERGIE は全てのグランドツアー出場権を獲得している。
ツール・ド・フランスといえば、フランスのチームは優先されるのでCOFIDISとARKEA – SAMSICとの争いとなるはずだ。イスラエルサイクリングアカデミーはワールドツアーチームに昇格するので関係なくなる。
2019年にツール・ド・フランスのワイルドカードを獲得したチームは
現実的に考えると、ベルギーのWANTY – GOBERT CYCLING TEAMと争うことになるだろう。
UCI獲得ポイントで上回れば、問題なく出場出来るような気もしないでもない。まあ、まだ可能性の段階ですね。
ワウト・ファンアールトの活躍が刺激に
シクロクロスのライバルであるワウト・ファンアールト( Team Jumbo-Visma)が今年ツールデビューを果たした。
春先のクラシックでの勝利こそなかったが、徐々にロードレースに適応を示して クリテリウム・デュ・ドーフィネではスプリント勝利を2回。フラットステージでは常にベスト3を獲得するほど、スプリント能力を開花させた。
さらに、個人タイムトライヤルの能力も飛躍的に向上しベルギーの国内TTチャンピオンまで獲得した。
そのライバルである、ワウト・ファンアールトがツール・ド・フランスの第10ステージで勝利したことを見て、同様の結果が得られると考えるのは当然のことだろう。
マチュー・ファンデルプールのスプリント力も素晴らしいものがある。ロングスプリントもいけるが極端に短いスプリントも速いのだ。
大集団でのスプリントでは勝つのが難しいが、ゴール前が登っていたりすると抜群の力を発揮する。
まずは、来年のブエルタを走るマチュー・ファンデルプールを是非みてみたい!
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