2024 ツール・ド・ルワンダ第8ステージ　　最終ステージはまたも

ツール・ド・ルワンダも最終日。

総合トップは、Israel – Premier Techのジョセフ・ブラックモアだけど、間違いなく来シーズンはワールドツアーチームに昇格だ。

 

第8ステージ   キガリ～キガリ　73.6km

 

最終日は73.6kmと非常に短いステージ。それだけに、激しくなりそう。最後の20kmでキガリ山（5.9キロ、6.8%）とキガリの壁（500メートル、8.3%）の登りを上がるコース。

最後は石畳の上りだ。

 

スタート

スタート前。

 

単発のアタックがかかるけれど決まらない。

 

距離が短いのと最終ステージなので、とても活発だ。

 

4人が少し前に出る。

 

集団もすぐ後ろ。

 

スプリントポイント

1回目のスプリントポイントを通過。

 

アタックがかかり続ける。

 

二人が抜け出すか。TotalEnergiesのジュリアン・シモンだ。

 

後方から、Lotto Dstnyの開発チームのライダーがくる。

 

3人の逃げとなる。

1. GEARY Dillon　(SouthAfrica)
2. ミラン・ドニー   Lotto Dstny Developer Team
3. ジュリアン・シモン　TotalEnergies

 

ジュリアン・シモンは、今シーズン限りで引退となる。キャリア15勝の38歳。大ベテランだ。

 

登りで南アフリカのライダーが遅れる。

 

ジュリアン・シモンも石畳の上りで遅れる。

 

リーダーのジョセフ・ブラックモアは前で展開。

 

残り44.5kmで34秒差。ミラン・ドニーは、19歳のベルギー人。

 

下りでジュリアン・シモンが戻ってきた。さらにUAE Team Emiratesの開発チームのパブロ・トーレスも加わる。

 

さらに二人が追走に。

1. NIYONKURU Samuel(Rwanda)
2. Patrick Byukusenge(Java – Inovotec Pro Team)

 

先頭4人は、残り35.7kmで56秒差に。

 

登りではついていけない。

 

残り28.4km。集団はステージ優勝を狙うSoudal – Quick Step Devo Teamが引く。

 

残り19.3kmで11秒差となる。

 

山岳ポイント　キガリ山

クリス・フルームが先頭にたつ。

 

残り19.4kmで4秒差に。フルームが差をつめていく。

 

ジュリアン・シモンは、あきらめてしまった。

 

若い二人が粘る。

1. ミラン・ドニー   Lotto Dstny Developer Team
2. パブロ・トーレス　UAE Team Emirates Gen Z

 

後方では、クリス・フルームが先頭で引き続けている。

 

一時4秒まで迫っていたのに、再び27秒まで開く。

 

残り16.6kmで23秒差。

 

クリス・フルームが先頭でジョセフ・ブラックモアをアシストして進んでいる。

 

残り15.1km。タイム差は29秒と変わらない。

 

残り14.2km。クリス・フルームのアシストが終わる。

 

二人に集団が迫る。

 

残り13.7km。二人が追いつかれた。

 

残り13.7km。

 

かなり、上っている。

 

山岳ポイントを越えた。

 

集団より前で10人ほどが下る。

 

キガリの壁が始まる。ジョセフ・ブラックモアは前にきている。

 

かなりの勾配だ。しかも石畳。

 

Team Polti Kometaが先頭。

 

ジョセフ・ブラックモアが先頭にたつ。

 

石畳の凄い勾配。最後尾はTotalEnergiesのファビアン・ドゥべ。

 

残り8.6kmで、ジョセフ・ブラックモアがアタック!

 

これには、誰も反応できない。

 

後続は7人。

 

残り5.8kmで30秒まで開いた。後続はどんどん人数が増えてくる。

 

残り2.9km。33秒まで開いた。

 

ジョセフ・ブラックモアは、側溝との際の石畳でない部分を走っている。凄く器用。流石は英国グラベルチャンピオンだ。

 

残り2.2km。もう勝利は間違いない。

 

TotalEnergiesのピエール・ラトゥールは追走の最後尾。

 

ジョセフ・ブラックモアは、単独でゴールに戻ってきた。

 

なんと、ゴール前ではウイリーを披露。

 

しばらくウイリーしたまま走るのだから、凄い。どれだけ余裕があるんだか。

 

ウイリーしたまま、片手でゴールという余裕を見せてくれた。

 

2位にはTotalEnergiesのピエール・ラトゥールが入っている。

 

ジョセフ・ブラックモアはステージ優勝2回に、総合優勝と一人で3勝を稼ぎ出した。これだけの独走をできるのだから、チームのエースとして名乗りをあげる日も近いのでは。

間違いなく、来シーズンはワールドチームに昇格だ。

 

リザルト

ジョセフ・ブラックモアのコメント(チーム公式サイトより)

イエローでの優勝は素晴らしい。特別なことだよ。21歳でこのような勝利を達成できたことは、僕にとって大きなことだ。

イタマル・アイホルンは登りへのリードアウトを助けてくれたし、クリス・フルームはいいテンポで走った。急な上りではアタックもあって、少し離されたけど、前に戻ることができた。クリスとチームの経験は素晴らしかった。

石畳の上りは本当に僕に合っているんだ。だから、石畳の上りでエネルギーを見つけて、彼らを苦しめたんだ。頭を下げて、アクセル全開で、あまり考えずに走ったんだ。良かったよ！

 

第8ステージ　リザルト

総合

山岳賞

山岳賞はTotalEnergiesのピエール・ラトゥールが獲得。

新人賞