2023ツールに初出場となったUno-X Pro Cycling Team。
チームを率いたのは、ベテランスプリンターのアレンサンダー・クリストフ。ツールではステージ優勝を4回しており、2020ツール開幕戦では、スプリント勝利してマイヨジョーヌも着用している。
Uno-X Pro Cycling Teamの乗るバイクは、台湾のバイクメーカーDare。レースでは、見かけていたけど、どこのメーカーだろうかと思っていた。
Dare VSRu
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アレクサンダー・クリストフは今シーズンからUno-X Pro Cycling Teamで走っている。キャリアの最後を母国で走ることを選択した。
アレクサンダー・クリストフは、Dare VSRuに乗って、第11ステージで6位に入っている。
Uno-X Pro Cycling Teamは、3種類のDareバイクを使用。
- VSRu エアロロードバイク
- MA-AFO クライマーズバイク
- TSRf タイム トライアル バイク
エアロロードバイクVSRuの名前のuは、「ウルトラ」を表している。アレクサンダー・クリストフが乗るフレームは56サイズ。
サイズSで、フォークエンドなどのパーツを含んだ重量は1,190gとなっている。
コンポは、Shimano Dura-Ace9200。両面パワーメーターを装備。フロントディレーラーには、K-Edgeチェーンキーパーが取り付けられている。
チェーンリングは54/40tとプロとしては普通の仕様となっている。
ホイールはDT Swiss ARC 1100 Dicut 62を使用。DT の SINC セラミック ベアリングと軽量の Ratchet EXP フリーハブが含まれている。
重量は1,676g。かなり重たいホイールを使用している。
ホイールには幅28cのSchwalbe Pro One TLEタイヤが装着され、チューブレスタイヤがセットアップされている。
VSRuフレームには、幅30mm までのタイヤに対応するクリアランスがある。
アレクサンダー・クリストフのホイールには、6月27日に40mlのシーラントが注入されていることが記録されている。定期的に補充するか、交換するためだ。
ただ、40g追加されるとホイールと合わせて1,700gを越える。これにタイヤの重量も追加すると、かなり重そう。プロのパワーで平地ならば関係ないということか。
アレクサンダー・クリストフのハンドル幅は38cm。ブレーキフードはやや内向きになっている。ステムは120mmとプロとしては短めの長さとなっている。
ただ、この一体型ハンドルでは120mmのステム長が最長。
ハンドルバーは、横からみると物凄く薄い。
CeramicSpeedはチームのスポンサーだけど、リアディレーラーには、Shimanoが使われている。
CeramicSpeedのビックプーリーとかは使われていない。チェーンは、CeramicSpeed UFOワックスで処理されている。
アレクサンダー・クリストフは、Pro Stealth Curved Team saddleを、可能な限り前にセッティングしている。かなりの前乗りポジションだ。
Dare VSRu spec
- フレーム: Dare VSRu aero road (size 56cm)
- コンポ: Shimano Dura-Ace Di2 R9200 (54/40t crankset, 11-34t cassette), CeramicSpeed UFO waxed chain
- パワーメーター: Shimano Dura-Ace FC-R9200-P
- ホイール: DT Swiss ARC 1100 Dicut 62 disc brake
- サイクルコンピューター: Garmin Edge 530/540
- タイヤ: Schwalbe Pro One TLE 25c (measured width 27.7mm)
- ハンドルバー/ステム: Dare AeroV1, 38cm handlebar width, 12cm stem length
- シートポスト: Dare VSRu
- サドル: Pro Stealth Curved Team
- ボトルゲージ: Elite Leggero Carbon
- ペダル: Shimano Dura-Ace
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