新しいCoefficientWave RRハンドルバーは、その形状を極端に変えて、より人間工学的で空力的なポジションの取れる、より快適なハンドルバーを生み出した。
これならばUCIが禁止した見えないエアロバーのポジションと同様の位置を採用出来きそうだ。
このハンドルバーはUCI公認となる。第1.3.022条に基づき、ロードレースでは「追加のハンドルバーコンポーネントまたはエクステンションの取り付けは禁止」となっている。
だが、このハンドルはワンピースとなるで、後付けのクリップオンバーとは違うということだ。
CoefficientWave RRハンドルバー
全体的に独特の形状をしているが、上から最も目立つのは統合されたコンピューターマウントブリッジ。
コンピューターマウントは、Garmin、Wahoo、Hammerheadなどで動作し、10種類以上のオプションがあるので互換性は多い。下にGoProマウントを追加するオプションもある。
トップは下に傾斜し、後ろに角度を付けている。これにより、人間工学的に正しい角度が得られ、腕を狭く、より空力的な位置に配置するという2つのメリットが得られる。
後ろから見ると分かるが、ドロップに対して7度のフレアとなっている。
ドロップはかなり一般的な複合曲線デザインを使用しているが、ドロップを握ったときには親指を置く部分が少し欠かれており握りやすくなっている。
バーは全体で東レUDファイバーを使用しており、ロードバイクとマウンテンバイクのISO規格に準拠してテストされている。
基本的な仕様と測定値はすべての幅(38/40/42/44)で同じ。共有されるものは次のとおり。
- クランプ径:31.8mm
- ドロップ:127mm
- リーチ:77mm
- スロープ:12º
- スイープ:16º
- フレア:7º
- ステムからコンピューター(中心から中心):87mm
- クランプエリア幅:56mm
エアロトップの幅はサイズによって異なり、バーの幅が大きくなるにつれて43mm、45mm、47mm、49mmとなる。重量は310g~325g。
価格は399ドル(約4万2千円)
製品開発は以前から行われており、原型は2020年に完成している。販売は2021年6月からとなる。まあ、プロロードレースで採用されることはないでしょうけど、何か将来的には考えて欲しいですね。
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