フロントディレーラーのいらない革新的なリアハブシステムClassifiedは、Ridleyと協力してClassified x Ridley Factory Teamを発足させた。
監督は、数々のクラシックを制覇したベルギーの英雄トム・ボーネンだ。
Classifiedは、Classified Powershift ドライブトレイン システム (R36、R50、G42) と互換性のある 3 つの新しいホイールセットも発表している。
Classified x Ridley Factory Team
Classified x Ridley Factory Teamには4人のライダーが加わる。
グラベルチームは、2024年シーズンにClassifiedの新しいグラベルホイール、G42を使用する。当然フロントディレラーはない。
ClassifiedClassified Power Shiftは、2段変速を後輪に装着できる特殊なハブ。
これにより、ドライブトレインのフロントスプロケットを1つだけ使用することができ、空力的な利点が得られるとともに、チェーントラブルのリスクも軽減される。
簡単にメリットを記してみると
- チェーンの脱落防止 クロスチェーンなし
- シフト効率が高く、負荷がかかった状態でのシフトチェンジが可能
- 1000W以下でチェンジすること(つまり力を加えながらでもok)
- フロントディレーラーが不要で重量は同じ
- リアハブはメンテナンスフリー
- 空力の改善
- シフトにかかる時間はわずか0.15秒
- 汚れや雨の心配もいらない
- 小さなチェーンリングはない
R36、R50、G42カーボンホイール
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新しいカーボンホイールはすべて、フック付きのチューブレスレディリムを備えている。
これらはすべてオランダの Classified によって手作業で編み上げられていく。「R」シリーズはロードホイールを表し、「G」はグラベルホイールを表している。
Classified R36 Carbon Wheelset
R36は36mmのリムの深さを表している。山岳用ホイールで風洞実験でも他社を上回る性能があると書かれているけれど、試験データは公開されていない。
- リムタイプ : カーボン、クリンチャー、チューブレス
- リム深さ : 36mm
- ブレーキ : ディスクのみ
- リム内部幅 : 22.5mm
- リム外部幅 : 28.5mm
- スポーク : Pillar Wing 22
- 重量 : 1,315g (フロントハブ含む、POWERSHIFTリアハブ除く)
- 推奨タイヤサイズと最大タイヤ空気圧 : 28- 42c / 110psi/7.5bar
- 価格 : 1,500ユーロ(約24万円)
Classified R50 Carbon Wheelset
オールラウンド用ホイール。幅広タイヤも取り付けられる万能ホイール。重量も1,450gと軽量。
- リムタイプ : カーボン、クリンチャー、チューブレス
- リム深さ : 50mm
- ブレーキ : ディスクのみ
- リム内部幅 : 22.5mm
- リム外部幅 : 28.5mm
- スポーク : Pillar Wing 22
- 重量 : 1,415g (フロントハブ含む、POWERSHIFTリアハブ除く)
- 推奨タイヤサイズと最大タイヤ空気圧 : 28- 42c / 110psi/7.5bar
- 価格 : 1,500ユーロ(約24万円)
Classified G42 Carbon Wheelset
アドベンチャー用で、グラベルレース対応。非対称のリムプロファイルのおかげで、スポークの張力は対称リムの場合よりも均一になり、ホイール剛性は上がっている。
- リムタイプ : カーボン、非対称、クリンチャー、チューブレス
- リム深さ : 42mm
- ブレーキ : ディスクのみ
- リム内部幅 : 25mm
- リム外部幅 : 30mm
- スポーク : Pillar Wing 22
- 重量 : 1,350g (フロントハブ含む、POWERSHIFTリアハブ除く)
- 推奨タイヤサイズと最大タイヤ空気圧 : 30-55c / 5.5bar
- 価格 : 1,500ユーロ(約24万円)
実際に機能する Classified Powershiftを取得するには、Powershift ハブ、シフター、コントロール アクスル、Classifiedカセットも必要だ。
すでにClassified Powershift ドライブトレイン システムを備えていれば問題ない。
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