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2025 ジロ・デ・イタリア Bahrain Victoriousはアントニオ・ティベッリをリーダーに

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Photo credit: dvdbramhall on Visualhunt.com
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Bahrain Victoriousは、アントニオ・ティベッリがエースナンバー。昨年の総合5位よりも上位の表彰台を目指す。

アシストはベテランのペッリョ・ビルバオとダミアーノ・カルーゾ。

 

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Bahrain Victorious

 

31.アントニオ・ティベッリ
32.ペッリョ・ビルバオ
33.ダミアーノ・カルーゾ
34.アフォンソ・エウラリオ
35.マテヴジュ・ゴヴェカル
36.フラン・ミホリエヴィッチ
37.アンドレア・パスクアロン
38.エドアルド・ザンバニーニ

 

アントニオ・ティベッリ

 

アントニオ・ティベッリは2019世界選手権ジュニアのタイムトライヤル王者。2020年8月にTrek-Segafredoにtrainee(研修生)として採用されている。

プロ初勝利は、2022 ツール・ド・ハンガリー第5ステージで、先行するエディ・ダンバーを登りで抜き去っている。

 

だが、彼を有名にしたのは、走りではなかった。サンマリノ共和国の元国家元首、現在観光大使の猫をエアガンで撃ったことだ。これによりチームを解雇。

Bahrain Victoriousが獲得している。

 

ただ、チームは疑心暗鬼の部分もあった。何故なら、彼は腰に爆弾を抱えており理学療法士とともに改善することから始まったのだ。

移籍後の、2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合18位。2024 ボルタ・ア・カタルーニャ総合8位、2024 ツアー・オブ・アルプスではエースとしてのぞみ総合3位に食い込んだ。

初出場の2024 ジロ・デ・イタリアでは総合5位に食い込む健闘。2024 ツアー・ルクセンブルクで総合優勝したのがプロ2勝目となった。

2025年シーズンは、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合16位、ティレーノ〜アドリアティコ 総合3位、ツアー・オブ・アルプスでは調子を崩したために、念のためにリタイヤしている。

アントニオ・ティベッリは、ジロ・デ・イタリアとブエルタ・ア・エスパーニャに出場予定。ツール・ド・フランスは、進境著しい、移籍してきたレニー・マルティネスが挑む。

アントニオ・ティベッリも23歳と若いが、レニー・マルティネスは21歳。頑張らないとツール・ド・フランスでエースを務めることがなくなるかもしれない。

 

アントニオ・ティベッリのコメント

今シーズンの最初のフェーズの主な目標は、実際にはジロだ。ジロは本当に素晴らしいレースになるだろう。ログリッチやアユソーといった強い選手がたくさんいる。フアン・アユソーも白ジャージを争う良きライバルになるだろうが、私は間違いなく表彰台を目指す。

 

ペッリョ・ビルバオ

 

ペッリョ・ビルバオは、35歳で16回のグランツールに出場した。そのうち、最終順位でトップ10に入ったのは5回。

2018ジロ・デ・イタリア総合6位。2020ジロ・デ・イタリア総合5位。また、2019年ジロでは2ステージを制している。

2023ツール・ド・フランス第10ステージでは、亡き友、ジーノ・マーダーに奉げる勝利をあげた。

 

2025年シーズンは、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ総合3位、UAEツアー総合3位、ストラーデビアンケ5位、ティレーノ〜アドリアティコ 総合9位と安定している。

ペッリョ・ビルバオも2026年末には引退を示唆しており、残るロードプロ生活も長くない。

 

ペッリョ・ビルバオのコメント

我々にとって “強い “という言葉は重要だ。 アントニオ・ティベリが昨年素晴らしい仕事をしたことは知っているし、イタリア人である彼は当然ジロを優先する。 個人的にもこのレースはとても好きだ。 数あるグランツールの中で、ジロが一番気分がいい。 カルーゾもそう言っている。

幸運なことに、私たちは良いグループであり、全員がやる気にあふれている。 さあ、表彰台を目指そう。 リーダーは間違いなくティベリだ。 私にとっては、最も保証のある選手なんだ。

彼には少し経験が足りないが、カルーゾと私がそばにいるので、その意味で彼に手を貸すことができる。 彼は登りでもタイムトライアルでも非常に強い。 ダミアーノ・カルーゾや私がミスを犯す可能性のある領域だが、彼はその違いを生み出すことができる。

 

ダミアーノ・カルーゾ

 
 
 
 
 
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アシストとしてのイメージが強いが、2014ブエルタ総合9位、2015ジロ総合8位など実力は素晴らしい。

BMCの解散にともない、ヴィンチェンツォ・ニバリに誘われて2019年Bahrain Meridaに移籍。ジロではニバリを助けて素晴らしい働きをしている。

2020年からはミケル・ランダをアシスト。長いプロ生活でアシストが多いので勝利はチームタイムトライヤルの勝利を除けば7勝。

2020年のサーキット・デ・ゲッチョの勝利もミケル・ランダが落車したために巡ってきている。

そして、再びミケル・ランダが2021ジロ・デ・イタリア第5ステージで落車。

このため、再びダミアーノ・カルーゾにチャンスが巡ってくる。第20ステージでは、見事にステージ優勝を決めて総合2位を不動のものとした。

2021ブエルタ第9ステージでは、70kmものスーパーな逃げ切りを見せてくれた。これほどの逃げを決める選手は中々いない。

 

2022年のジロ・デ・シチリア総合優勝以来勝利はないがチームのいぶし銀だ。

 

ダミアーノ・カルーゾのコメント

アントニオは才能のある少年だ。彼は高いレベルでトップクラスのライダーの一人になれることを何度も示してきたが、時代に合わせて成長する必要がある。 彼はポガチャルやレムコのような才能はないが、基礎はしっかりしている。まさに正しい道を歩んでいる。

彼は私にたくさん質問してくるよ。だって私は新しいサイクリングの世界では年寄りなんだから(笑。

私が彼に提供できるのは、私の経験だ。アントニオはとても賢い。彼は聞くのが好きで、他の人から多くのことを吸収しようとする。今のところ、うまくいっている。

彼は短いステージレースで非常に優れた実力を発揮できることを示しており、グランツールでも同様に活躍できる計画だ。私たちもその計画に沿って、彼に可能な限りのサポートを提供していく。

アントニオは奇跡を起こす必要はないが、今回のジロでさらにレベルアップしたことを示す必要がある。

 

アントニオ・ティベッリが表彰台を目指し、ペッリョ・ビルバオはチャンスを見てステージ優勝を狙う。 

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