アレッサンドロ・デマルキは、今シーズン限りで現役生活にピリオドを打つことを決意した。
5月19日に39歳になるデマルキは、Instagramで、引退を発表している。
逃げのスペシャリスト
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トーマス・デヘントと並んで、逃げのスペシャリストであるアレッサンドロ・デマルキ。
これまでも、何度も逃げて勝利をつかんでいる。
アレッサンドロ・デマルキは、2010年Androni Giocattoli – Serramenti PVC Diquigiovanniのテスト生としてプロキャリアをスタート。
2013年にCannondale Pro Cycling Teamでワールドツアーデビュー。2013 クリテリウム・デュ・ドーフィネ第8ステージで山岳での逃げ切り勝利を決めた。
ブエルタ・ア・エスパーニャではステージ3勝。2018年のブエルタ第11ステージでは、ラスト4.5kmを独走してゴールしている。
タイムトライヤルも強く、山岳にも強い。2015年には クリテリウム・デュ・ドーフィネの山岳賞を取っているほどだ。
2015年からBMC racing Teamから2017年にCCC Teamに移籍。Israel – Premier Techには2021年から所属していた。
2021ジロ・デ・イタリア第4ステージで2位となり、マリアローザを着用。だが、第12ステージで落車して救急車で運ばれている。
頭部外傷はなく、転倒後に意識があったことは確認されていたが、右鎖骨骨折、6本の骨折骨折。2箇所の椎骨骨折という重症だった。
しかし、2か月で復帰。2021欧州選手権ミックスリレー優勝に、2021トレ・ヴァリ・ヴァレジーヌでも勝利している。
2022年は勝利なく終わったが、ジロ、ブエルタとグランドツアーでも何度も逃げに乗って活躍していた。
最後の勝利は2024 ツール・ド・アルプス第2ステージ。この時も逃げて勝っている。
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アレッサンドロ・デマルキのコメント
この文章は、私がこの数ヶ月の間に経験したプロセスを要約したものだ。 私は、今シーズンがプロとして最後のシーズンになると決めた。
簡単なことではないが、勇気をもって、内側から湧き上がってくるこの後押しに耳を傾けることにする。
私を知っている人なら、こうなることは予想していただろうが、最初から始めよう。 変化とは時に苦しむものではなく、望むものである。 それは内面から押し出されるものであり、認知されることを望むものであり、とりわけ耳を傾けてもらうことを望むものである。
これはある本で出会ったフレーズだが、偶然にも、私がこの数ヶ月経験してきたプロセスを見事に言い表している。
15年前と同じ精神でこのシーズンに飛び込んだ。 何も変わっていないし、これまでと同じように100%の力を発揮する準備はできている。 確かなのは、自分のキャリアの最後の瞬間を十分に楽しむつもりだということだ。 皆さんにお願いしたいのは、いつもより少し多めに声援を送っていただくことです。
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