2025 ジロ ダブルッツォ第3ステージ クイーンステージ勝者は大金星!

第1ステージはUAE Team Emirates – XRGのアレッサンドロ・コーヴィ、第2ステージはUAE Team Emirates – XRGのルイ・オリヴェイラ。

UAE Team Emirates – XRGが2連勝という形になっている。UAEは昨年20人で81勝という記録を作った。

今年はすでに13人で29勝。まだ、4月の時点でこの数字は大きい。さて、第3ステージはクイーンステージ。ここで総合トップが決まってくるけど、誰がトップでゴールを駆け抜けるだろうか。

 

第3ステージ  サン・デメトリオ・ネ・ヴェスティーニ～ロッカラーゾ 160km

 

獲得標高2,847m。超級山岳が二つあるけれど、勾配はそれほどでもない。ただ、ゴール手前2.4kmは平均勾配7.1%と難易度があがる。最大勾配は12%だ。

ここで出てくるのはあの人だろう。皆さんの想像は?

 

1. 1級山岳　Forca Caruso (13.6 km・4.5%)
2. スプリントポイント　Gioia dei Marsi
3. 超級山岳　Gioia Vecchio (14.2 km・4.8%)
4. 超級山岳　ロッカラーゾ (16.2 km・5.3%)

 

スタート

総合トップはVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのフィリッポ・フィオレッリ。上記は昨日の表彰式。

 

 

インタビューは、Intermarché – Wantyのルイス・メンチェス。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのダビ・デラクルス。

 

UAE Team Emirates – XRGはパブロ・トーレス。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

5人の逃げ

当初から5人の逃げ

1.  Watts Kiaan (Israel Premier Tech Academy)
2.  Granger Ben (Mg.K Vis Costruzioni e Ambiente)
3.  Guzzo Federico (S.C. Padovani Polo Cherry Bank)
4.  ルーン・ヘレゴッツ (UAE Team Emirates – XRG)
5.  マーティン・マーセルージ (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)

 

1級山岳　Forca Caruso (13.6 km・4.5%)

ポイント獲得順位は

1. Guzzo Federico (S.C. Padovani Polo Cherry Bank)　5ポイント
2. マーティン・マーセルージ (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)　3ポイント

 

超級山岳　Gioia Vecchio (14.2 km・4.8%)

ポイント獲得順位は

1. Guzzo Federico (S.C. Padovani Polo Cherry Bank)　20ポイント
2. ルーン・ヘレゴッツ　UAE Team Emirates – XRG　14ポイント
3. Granger Ben (Mg.K Vis Costruzioni e Ambiente)　10ポイント
4. マーティン・マーセルージ (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)　8ポイント
5. Watts Kiaan (Israel Premier Tech Academy) 5ポイント
6. サミュエル・ゾッカラート　Team Polti Kometa　3ポイント
7. ローランド・タルマン　Tudor Pro Cycling Team　2ポイント
8. ニコロ・パリッシーニ　Q36.5 Pro Cycling Team　1ポイント

 

残り58.2kmで2分1秒差。

 

 

UAE Team Emirates – XRGのルーン・ヘレゴッツは狙うのか。

 

残り48.1kmでタイム差2分7秒と変わらず。雨がひどくなってきている。

 

先頭は4人に。残り35.9kmで2分28秒差。

 

集団を引いているのはPetrolikeのコンチネンタルチーム。なんでだろう?

 

残り25.9km。タイム差2分11秒。集団はTudor Pro Cycling Teamが引いている。ゴールの気温は4度と伝えられている。

 

超級山岳　ロッカラーゾ (16.2 km・5.3%)

さあ、長い登りに。

 

先頭から、一人切れていく。

 

ルーン・ヘレゴッツはバーチャルリーダー。このままいけば総合トップとなる。

 

UAE Team Emiratesのイヴォ・オリベイラは集団から切れていく。昨日の優勝者だ。

 

Intermarché – Wantyのルイス・メンチェスも切れていく。

 

残り13.9km。集団先頭にIsrael – Premier Techのステューブン・ウィリアムズが立つ。

 

残り13.4km。もうタイム差は1分6秒となっている。

 

先頭からVF Group – Bardiani CSF – Faizanèのマーティン・マーセルージが遅れる。

 

リーダーのフィリッポ・フィオレッリは、ステューブン・ウィリアムズの引きに耐えられるか。

 

白いものが降ってきたけど、雪なのかな?

 

集団からQ36.5 Pro Cycling Teamのダビ・デラクルスがアタック!

 

先頭から切れたマーティン・マーセルージは前を引くつもりだ。やはり、雪が降ってきた。

 

Israel – Premier Techのジョージ・ベネットが集団復帰。

 

集団からメキシコのコンチネンタルチームのライダーがアタック。

 

3人が集団から追走に。

1. ダビ・デラクルス　Q36.5 Pro Cycling Team
2. パブロ・トーレス　UAE Team Emirates – XRG
3. マティス・ロンデル　Tudor Pro Cycling Team

 

どうやら、この3人が先頭に追い付くようだ。

 

先頭は3人に。エジソン・アレハンドロ・サントスは、集団から単独で追いついた。コロンビアの24歳だ。

 

コンチネンタルチームのライダーだけど、凄い登りの強さだ。単独となってしまった。

 

なるほど～。ルーン・ヘレゴッツは下がってパブロ・トーレスを引き出した。

 

集団は1分12秒差。Intermarché – Wantyのゲオルク・ツィンマーマンがアタックだ。

 

追走が6人となった。

 

ルーン・ヘレゴッツが切れて追走は3人に。

 

集団からはTudor Pro Cycling Teamのマルコ・ブレンナーが先頭に。

 

タイム差は43秒もある。エジソン・アレハンドロ・サントスは、ペースが衰えなければ勝利もあり得る。

 

残り4.9kmに。一旦下りもあるのでタイム差はキープできそう。

 

ゲオルク・ツィンマーマンが追走に追い付いてきた。総合では19秒差なのでチャンスがある。

 

残り3.7km。ここからは下りもあるのでスピートがあがる。タイム差は41秒に。

 

ゴール手前に12%勾配がある。はやく到着すれば勝利だ。

 

残り2kmだ。

 

このままゴールするとゲオルク・ツィンマーマンが総合トップとなる。ただ、ボーナスタイムは2位で6秒あるのでダビ・デラクルスとパブロ・トーレスにもチャンスがある。

 

残り1km。決まりだ。後方はボーナスタイムを巡る着順のために牽制気味。

 

ゲオルク・ツィンマーマンのアタックにパブロ・トーレスが切れるか。

 

パブロ・トーレスはきれた。

 

いや、パブロ・トーレスが戻ってくる。

 

 

パブロ・トーレスは追いつくとアタックだ。

 

エジソン・アレハンドロ・サントスは大金星だ～!

 

これまでの記録では、目立った走りはない。

 

エジソン・アレハンドロ・サントスは、メキシコのPetrolikeコンチネンタルチームに2023年に所属。途中チームが集団を引いていたのは、彼のためだったのか。

 

後続のプロ集団はゲオルク・ツィンマーマンがアタック。

 

ゲオルク・ツィンマーマンが抜け出した。

 

ゲオルク・ツィンマーマンがステージ2位。ボーナスタイムを獲得し総合トップに。リーダージャージはキャリア初では。

 

ダビ・デラクルスは3位で11秒差の総合2位に。パブロ・トーレスは18秒差の総合3位に上がっている。

 

リザルト

優勝したPetrolikeのエジソン・アレハンドロ・サントス

このステージは自分の特性にとても合っていた。 上りのスタート直後から力強さを感じたし、総合争いの選手たちが慎重になっているのに気づいたから、前に出たんだ。

脚はとても良かった。 パートナーであるPetrolikeと共に、将来有望な若い才能を育てていく、何か大きなことの始まりだと本当に信じている。

 

第3ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞