マチュー・ファンデルプールがパリ~ルーベで、ボトルを顔に投げつけられた。
この犯人は自首しており、これから量刑が決まってくる。
これを受けてシクロクロスの第一人者エリ・イーゼルビットが不満をSNSにぶちまけている。
ビールは罰を受けないのか
A man who threw 🍺 beer at Eli Iserbyt during a cyclocross race got ‘punished’ by a… warning
No wonder that we see so much criminality and misbehaviour, people know that they can get away with it, with low risk on backlash anyway.#cycling pic.twitter.com/4JZRccNF3v
— CyclingBottle (@Cyclingbottle) April 15, 2025
2024-2025 X²Oバドカマートロフェーの開幕戦、コッペンベルグでエリ・イーゼルビットは、観客から顔にビールをかけられた。
ビールを投げた男はすぐに特定され、警察は暴行容疑で告発。レース主催者は、そのような行為は「クロスでは許されない」と宣言した。
しかし、法廷に立つ可能性が当初から示唆されていたにもかかわらず、今週、検察官がチームに、観客は行為に対して警告を受けたとだけ伝えている。
つまり、法廷裁判もなく、罰則・罰金もなく警告だけで何もなかったのだ。
エリ・イーゼルビットのコメント
正しいシグナルを送っている。…報道では多くを約束するが、いざとなると…。怒りよりも、主に失望している。
私たちは何も知らないまま、人づてに和解が成立したらしいと聞かされた。 私たちの弁護士は自分で問い合わせなければならなかった。 残念なことだと思う。
そして、その声明の内容だ。 事実は証明されているのに、警告にとどめている。 非常にお粗末だと思う。
あのビール投げから金を取る必要はないが、強力なシグナル、高額な罰金、それくらいはあってもよかっただろう。 他の人への抑止力になるならね。
でも、今は警告だけ? 象徴的な軽いお仕置き? 誰がそんなことを気にする?
私が一番気になるのは、この種の状況におけるライダーの弱さを、この議論全体がほとんど考慮していないことだ。 そう、それは “ただの “ビールだった。 でも、コッペンクロスであそこを通過したとき、”今度はどうなるんだろう?”とずっと考えていた。
精神的にきつい。 完全に集中力が切れてしまう。 その後もね。 レースが終わるたびに、どこか心配になってくる。 ライダーとしては、選択の余地はあまりない。
レースで忙しく、フィニッシュまでたどり着かなければならない。 自分を守ることはできないし、完全に無力だ。 それが一番腹立たしいことだ。
マチューも同じだ。 彼に起こったことを見たとき、私は驚いた。 日曜日に経験したことは、間違いなく彼の頭に残るだろう。 それを過小評価してはいけない。 ライダーとして、人はとても傷つきやすいんだ。
エリ・イーゼルビットのいうように、レースでは避けようがない。ボトル投げの量刑はわかっていないけれど、液体ならばケガがないので警告だけなのか。
抑止力という点でも、もう少し踏み込んだ結果が欲しかったのはシクロクロスファンも同様では。これでは、また酔っぱらったファンが同じことをするかもしれない。
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