2021ロンド・ファン・フラーンデレンの優勝者である、カスパー・アスグリーン。ディフェンディグチャンピオンとして、レースに望んだ。
ジュリアン・アラフィリップは、重たいフランダースクラシックはパスして、アルデンヌクラシックにターゲットを移している。
さらに、翌日のイツリア・バスクカントリーに出場するので、ウルフパックのエースはカスパー・アスグリーンだった。
レースが始まって、最初の4時間はおとなしい展開。だが、残り44kmのコッベンベルグで全てが変わってしまった。
あらたな石畳の破壊の王、タデイ・ポガチャルにカスパー・アスグリーンもやられてしまった。
オウデクワレモントが勝負
レースは、残り44kmのコッベンベルグで大きく動いた。タデイ・ポガチャルとカスパー・アスグリーンは、左右に分れて石畳の登坂を開始。
だが、この後タデイ・ポガチャルは先頭で強烈な牽引を見せる。ここがレースを決定づけた瞬間だった。
カスパー・アスグリーンは、なんとコッベンベルグの頂上でチェーンが落ちてしまう。
チームメイトも次々と抜いていく。誰もが首を振って、なんでこんな時にという感じ。
カスパー・アスグリーンは、1分くらい停車。最後はメカニックに押して貰って再スタート。この時点で、カスパー・アスグリーンの2度目の勝利はなくなったと言っても良い。
ウルフパックは、ティム・デクレルが心臓の問題から復帰し、レースを順調に進めていた。途中の追走集団に、ゼネク・スティバル、ヤニック・シュタイムレ、イヴ・ランパールトが乗る理想的展開。
だが、最終的に、カスパー・アスグリーンは23位でゴールしている。
チェーン落ちは関係ない
A frustrating day at #RVV22, but the Wolfpack will continue to fight and never give up!
Photo: @BeelWout pic.twitter.com/W6joDU6EzS
— Quick-Step Alpha Vinyl Team (@qst_alphavinyl) April 3, 2022
レース後のインタビューでカスパー・アスグリーンは
私たちはチームとして非常に良いレースに乗った。チームはレースのかなり前までコントロールしていた。
最初の動きが起こったとき、私たちはそこにゼネク・スティバルとヤニック・シュタイムレが乗っていた。それは完璧だった。
オウデクワレモントでの走りはどうでしたか?
ええ、オウデクワレモントで、私はタデイをフォローしようとしたが、彼は強すぎた。爆発したばかりだ。結局、彼は私を完全に虐殺した。
チェーンが落ちたことが、追いつかなかった理由ですか?
いいえ、そうは思わない。私の知る限り、コッペンベルグで失速してしまい、私はそれを追うことができなかっただろう。
その背後にいるグループに属していたので、2キロ離れて戻ってきた。
ウルフパックは、最大12名の離脱を抱えていた。少しずつ戻っているが、イヴ・ランパールトも本調子には程遠い。このレースでは、イヴ・ランパールトは、ディレーラーの不良で追走から遅れた。
いくら強いチームでも、全員が揃っていないと強さは発揮できない。少しずつメンバーが戻ってくれば、また強さを見せてくれるだろう。
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