昨年はヨーロッパツアーの最終レースとして行われたロンド・ファン・ドロンテ。
今年は、例年のスケジュール通りに3月開催となった。ロンド・ファン・ドレンテはオランダで最大のプロレースの一つだが、常にそうであるとは限らない。
1960年から2004年まで、アマチュアレースとして開催。ロンド・ファン・ドレンテがヨーロッパツアーに参加し、UCIカレンダーで1.1のステータスを獲得したのは2005年になってから。
2018年にコースがアップグレードされ、一時的に1.HCレースになったが、2021年から再び1クラスに戻っている。
過去10年の優勝者は
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2021 ルーン・ヘレゴッツ
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2020 コロナで中止
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2019 ピム・リヒハルト 引退
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2018 フランティシェック・シズール 引退
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2017 ヤン・ウィレム・ファン・チップ
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2016 イェスパー・アッセルマン 引退
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2015 エドワード・トゥーンス
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2014 ケニー・デハース 引退
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2013 アレクサンダー・ウェッターホール 引退
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2012 ベアトヤン・リンデマン
アッセン~ホーヘフェーン 198.1km
コース前半には、グラベル区間が5か所。面白そうだけど、前半だから放送が入ってこないのが残念。
その後。2つのローカルラップを回る。石畳の区間は以下の5か所。まあ勝負は生き残った選手のスプリントだ。
- Houtvesterweg(2 km)
- Voorbosweg(3.6 km)
- Valthezandweg(6.2 km)
- Schaapstreek(3.3 km)
- Boswachterij(900 m)
注目されるライダーは
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Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ボーイ・ファンボッペル
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Jumbo-Visma パスカル・エーンクホーン、ミック・ファンダイク
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Team DSM キャスパー・ヴァン・ユーデン
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Alpecin-Fenix ヤコブ・マレツコ、ドリース・デポンド
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B&B Hotels – KTM
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Bingoal Pauwels Sauces WB
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Team Arkéa Samsic ユーゴ・オフステテール
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TotalEnergies ニキ・テルプストラ、クリストファー・ローレス
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Uno-X Pro Cycling Team
3人の逃げ
逃げている3人はグラベル区間を走る。林の中の道といった感じか。
- Sven Burger(BEAT Cycling)
- Rick Ottema(Metec – SOLARWATT p/b Mante)
- Jasper Schouten(Allinq Continental Cycling Team)
TotalEnergiesが先頭を二人で引く。
残り66.0kmでタイム差は、1分50秒。
追走がメイン集団の200mほど前を走っている。
先頭に後続から、Alpecin-Fenixのドリース・デポンドなど有力メンバーが数人合流する。追走は14人になった。
Jumbo-Vismaが3人追走に乗っており有利か。Team Arkéa Samsicのスプリンター、ユーゴ・オフス テテールも乗っている。
おっと、先頭から一人脱落しそうだ。
Sven Burger(BEAT Cycling)が先頭から脱落。
先頭は残り47.5kmで1分4秒差。
- Rick Ottema(Metec – SOLARWATT p/b Mante)
- Jasper Schouten(Allinq Continental Cycling Team)
先頭から一人また脱落。
脱落したライダーは追走に捕まる。
ついに、逃げていた先頭の一人も捕まる。メイン集団とは1分2秒離れているが、先頭15人が逃げ切るか。
二人が先頭から抜け出る。
だが、すぐに捕まる。人数が多いのでもう少し絞りたいところだ。
牽制となって、誰がかがアタックをかけるというパターン。
オランダチャンピオンのティモ・ローセンもアタック!
山岳ポイントでもペースが上がる。
ここで、先頭が割れた。
前に6人が抜け出しそうだ。
こちらは追走集団。追う選手がいない。
先頭は6人で決まりか。
- ティモ・ローセン Jumbo-Visma
- ミック・ファンダイク Jumbo-Visma
- ユーゴ・オフステテール Team Arkéa Samsic
- ドリス・ファンゲステル TotalEnergies
- Barnabás Peák Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux
- BLOEM Joren ABLOC CT
先頭からティモ・ローセンがアタック!
何度もアタックがかかるのが中々決まらない。スプリントとなるとミック・ファンダイクか、ユーゴ・オフステテールの勝利となるけど。
ゴール前でティモ・ローセンがまたもアタック!
ティモ・ローセンのアタックに、ユーゴ・オフステテール(Team Arkéa Samsic)とドリス・ファンゲステル(TotalEnergies)が反応。
そこから、ドリス・ファンゲステルがアタック!
これには二人が反応出来ない。
ドリス・ファンゲステル(TotalEnergies)は、見事に抜け出した。タイミングが抜群だった。
後続にはJumbo-Vismaが二人いたのに結局人数を生かせないことに。
ドリス・ファンゲステル(TotalEnergies)の後ろに集団が迫るが、もう遅い。
この距離だ。
ドリス・ファンゲステルは、最後に見事な逃げ切りとなった。
これがプロ2勝目。TotalEnergiesは、パリ~ニース第6ステージで、マチュー・ブルゴドーの逃げ切りに続いての素晴らしい勝利となった。
リザルト
ドリス・ファンゲステルのコメント
Jumbo-Vismaは、2人のライダーがおり最後の主要グループで代表していた。彼らが攻撃したので、スプリントにほとんど自信を持っていなかったことに気づいた。
ティモ・ローセンとミック・ファンダイクはどちらもすでに一度アタックしていたので、それらのギャップが埋められたときに攻撃する番だと決めた。
その後、3人との間に小さなギャップがあり、ユーゴ・オフステテールはもはや新鮮ではないと思った。
ラウンドアバウトを一杯にして振り返ると、みんなが壊れているのが見えた。ギャップはあったけど、自分も一杯だった。
最後の1キロは風が吹くので大変だったが、幸いなことに私は少し残っていた。400メートルで振り返ると、勝ったことがわかった。
このレースは、誰もがスプリントで決める。私はいつも良い位置にいて、力を節約することができた。
Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
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1 |
VAN GESTEL Dries
|
TotalEnergies | 125 | 5:08:47 |
2 |
PEÁK Barnabás
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 85 | 0:05 |
3 |
HOFSTETTER Hugo
|
Team Arkéa Samsic | 70 | ,, |
4 |
ROOSEN Timo
|
Jumbo-Visma | 60 | ,, |
5 |
BLOEM Joren
|
ABLOC CT | 50 | ,, |
6 |
VAN DIJKE Mick
|
Jumbo-Visma | 40 | ,, |
7 |
VAUQUELIN Kevin
|
Team Arkéa Samsic | 35 | 0:23 |
8 |
DE BONDT Dries
|
Alpecin-Fenix | 30 | 0:27 |
9 |
OTTEMA Rick
|
Metec – SOLARWATT p/b Mantel | 25 | ,, |
10 |
PLUIMERS Rick
|
Jumbo-Visma | 20 | ,, |
11 |
VAN UDEN Casper
|
Team DSM | 15 | ,, |
12 |
DECLERCQ Benjamin
|
Team Arkéa Samsic | 10 | 0:29 |
13 |
EENKHOORN Pascal
|
Jumbo-Visma | 5 | 0:31 |
14 |
KOPECKÝ Tomáš
|
ABLOC CT | 5 | 0:32 |
15 |
THIJSSEN Gerben
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 5 | 1:14 |
16 |
MENTEN Milan
|
Bingoal Pauwels Sauces WB | 3 | ,, |
17 |
MARECZKO Jakub
|
Alpecin-Fenix | 3 | ,, |
18 |
BUDDING Martijn
|
Riwal Cycling Team | 3 | ,, |
19 |
VAN ROOY Kenneth
|
Sport Vlaanderen – Baloise | 3 | ,, |
20 |
VAN POPPEL Boy
|
Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux | 3 | ,, |
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