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ベルギー選手権タイムトライヤル なんとレムコ・エヴェネプールが~

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Photo credit: Antonio Marano on VisualHunt.com
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ツール・ド・フランスまでの期間中、各国で国内選手権が行われている。

まずは、タイムトライヤルから始まり、日曜日にロードとなるのが一般的だ。

自転車大国ベルギーでは、国内選手権タイムトライヤルが行われた。エリートの部の参加者は今年は23名と少ない。

昨年優勝のワウト・ファンアールトも欠場。これは盲腸の手術からの回復に時間がかかっていることと、テーニュで高地トレーニングキャンプを行っているため。ロードには参加するようだ。

また、トーマス・デヘントとティム・ウェレンスのロットのコンビも調整中で出場していない。トーマス・デヘントはジロで膝の調子が悪かったですからね。

 

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ベルギー選手権TT インゲルムンステル 37.6km

コースマップ photo ingelmunster

 

男子エリートは、12.7kmの2周回と12.2kmの1周回、合計37.6kmとなる。川を渡るので橋を合計12回通過する。

高低差は全くないが、カーブが多いのが注意する点か。

 

ネイサン・ファンフーイドンク

photo Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット以下同様

 

Team CCCから2021年に移籍してきたネイサン・ファンフーイドンク。クラシックが得意な選手だが、TTも得意だ。

 

ネーサン・ファンフーイドンクは、ここまでのトップタイムの46分1秒をたたき出す。残るライダーは16人なので、このタイムを目標として走ることになる。

 

センヌ・レイネン

 

Alpecin-Fenixのセンヌ・レイネン。2020年にチームに加入。ジロ・デ・イタリアに初出場を果たしている。

 

av47.628km/h。ネイサン・ファンフーイドンクからは45秒遅れてゴール。

 

フロリアン・フェルメルシュ

ここでロットの若手フロリアン・フェルメルシュが、ネイサン・ファンフーイドンクの記録を抜いて暫定1位にたつ。

2019ベルギーU23チャンピオンの22歳。

 

イヴ・ランパールト

バロワーズ・ベルギーツアーの個人TTではレムコ・エヴェネプールと2秒しか違わなかったイヴ・ランパールト。

 

イヴ・ランパールトは、無線が聞こえないとアピールしている。これはペースコントロールするのに指示が全く入らないことを意味する。

だが、中間チェックポイントは14分で暫定トップ。

 

イヴ・ランパールトは、第2計測でもレムコ・エヴェネプールを17秒引き離した。地元であり、ファンクラブの人たちの声援は凄いものがあった。

 

こちらでは地元のファンの声援の様子がわかる
 
 
 
 
 
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そして、ゴールでは暫定1位のタイムをたたき出す。44分48秒。av50.357km/h。

これはレムコも抜けないだろう。

 

ヴィクトール・カンペナールツ

 

アワーレコード保持者のヴィクトール・カンペナールツだが、ジロで膝を痛め、バロワーズ・ベルギーツアーでは腱を痛めてしまった。

このTTは日曜日のロードの練習と割り切ってでている。

 

ヴィクトール・カンペナールツはイヴ・ランバールトから40秒遅れの暫定2位。

 

レムコ・エヴェネプール

レムコがスタート前に着ているベストはなんなんのだろうか?

 

さあ、東京オリンピックのリハーサルを兼ねたレムコのスタートだ。

 

なんと、レムコ・エヴェネプールは中間チェックポイントでイブ・ランパールトに10秒も遅れている。これはどうしたことか?

続いて第2計測では、17秒も遅れた。

 

レムコはゴールでもイブ・ランパールトに対して19秒遅れてしまった。これは、単なる体調不良なのだろうか?

誰もが、レムコの勝利を疑ってなかったが、まだ100%の状態まで戻っていないということなのだろう。

レムコはゴール後のインタビューで、

できるだけ速く走ったが、イヴがはるかに優れていた。2周目にコーナーでミスをした。今回の結果は、かなりの打撃だ。今日はとても暑かったが、東京でも同じ状況で湿度も高くなる。

東京まですることは沢山ある。これは世界の終わりではない。今日はアイスクリームを食べて、日曜日には再びレースする。

2周目で、車が前を走るということもあったが、これもあまりタイムには影響していない。まだ、以前のレムコに戻るには時間がかかるのだろう。

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time Avg
1
 LAMPAERT Yves
Deceuninck – Quick Step 50 15 0:44:48 50.357
2
 EVENEPOEL Remco
Deceuninck – Quick Step 30 7 0:20 49.985
3
 CAMPENAERTS Victor
Team Qhubeka ASSOS 20 2 0:41 49.601
4
 VAN WILDER Ilan
Team DSM 15   1:01 49.240
5
 VERMEERSCH Florian
Lotto Soudal 10   1:06 49.150
6
 VAN HOOYDONCK Nathan
Team Jumbo-Visma 5   1:13 49.026
7
 FRISON Frederik
Lotto Soudal 3   1:17 48.955
8
 VAN MOER Brent
Lotto Soudal 3   1:55 48.291
9
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team 1   2:05 48.119
10
 DE WILDE Gilles
Sport Vlaanderen – Baloise 1   2:13 47.983

私の家の群衆の前でタイトルを獲得することは本当に特別だ。レムコを倒すことが出来るとは信じられない。ここで、それが出来るのは素晴らしいことだ。

 

こちらは優勝の瞬間

 

イヴ・ランバールトは、これから1年間タイムトライヤルでは、ベルギーチャンピオンジャージを着て走ることになる。

 

 

 

 

 

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