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ツール・ド・スイス第4ステージ まさかこんな結末になるとは~

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Photo credit: UweBKK (α 77 on ) on VisualHunt
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ステージ2連勝をあげたマチュー・ファンデルプールが総合トップに。最後にイバン・ガルシアを捕まえてからのスプリントは位置取りも完璧。

マチュー・ファンデルプールは、このステージに対して、誰かが勝つならば私が勝つと言っているので、自信ありなのだろう。

だが、そう簡単にゴールにたどり着けるとは思えないコースなのだけど。

 

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第4ステージ セント アーバン~グシュタード 171km

第4ステージ photo tourdesuisse

 

距離は171km。今回スプリントポイントが2箇所あるだけ。最後に登りがあるが、これは山岳ポイントが設定されていない。

最後は、Saanemösterの登りがメインとなる。この登りは 7.5km・平均勾配4.4%。頂上からグシュタードのフィニッシュまでは10km弱。

獲得標高は2,100mとなる。マチュー・ファンデルプールはこれくらいの登りならば問題なく登れるということなのかな。

 

Tiz-cyclingストリーミング スクリーンショット以下同様

第4ステージでの4賞。

  • 総合リーダー マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix)
  • ポイント賞  マチュー・ファンデルプール (Alpecin-Fenix)
  • 山岳賞  ニコラス・ズコウスキー(Rally Cycling)
  • 新人賞 ニールソン・ポーレス(EF Education-Nippo)

 

なお、スタート前にIntermarché-Wanty-Gobertがスタッフの一人からコロナ陽性反応が出たのでチームごと撤退している。

 

逃げは6人

最初に逃げていたのは6人。かなり良いメンバー。ただ、これだけ良いと逃がしては貰えない。

残り100kmもいかない間に吸収されてしまう。明日からは山岳なのでスプリントで勝ちたいチームが逃さない。

  1. エドワード・トゥーンス (Trek-Segafredo)
  2. イエール・ワライス (Cofidis)
  3. ユーゴ・ウル (Astana-Premier Tech)
  4. シモン・ペラウド (Zwitsers team)
  5. マークス・ブルグハート (Bora-Hansgrohe)
  6. アントワン・トールク (Team Jumbo-Visma)

 

新たな逃げは3人。後ろからシュテファン・ビッセガーが追いついてきた。最も逃げには必要なTTスペシャリストだ。

だが、登りはあまり速くない。だけど、今回は勾配がきつくないので必死で頑張るだろう。

  1. バンジャマン・トマ (Groupama – FDJ)
  2. シュテファン・ビッセガー(EF Education-Nippo)
  3. ロスコップ・ジョーイ (Rally Cycling)
  4. スーター・ジョエル(Switzerland)

 

ジュリアン・アラフィリップは集団後方。すでにタイム差は6分以上離れている。どこのチームも追わないのか?

 

Alpecin-Fenixが引いているけど、タイム差は6分40秒。追いつく感じはしない。なんと、逃げ切りを許してしまうのか?

 

Alpecin-Fenixは一人だけ牽引にライダーを出している。コフィディスとモビスターが先頭を固める。

 

なんと、マチュー・ファンデルプールは最後尾を走っている。今日はお休みするのか?

まあ、このまま逃げ切られてもリーダーは変わらない。集団ゴールを目指すのかな。

 

逃げる4人はいいペース。シュテファン・ビッセガーが引く場面が多い。残り41.1kmで6分20秒。最もタイムが良いのがビッセガーの6分5秒なので逃げ切りを狙っている。

現在、バーチャルリーダーだ。

 

残り26kmでも6分41秒。逃げ切りは確実だ。雨も降ってきた。

 

マチュー・ファンデルプールは集団後方から復帰中。完全にお休み状態。

 

集団は横一線でタイム差は7分22秒まで開く。これまでの2日間で疲れたのか。

 

残り20kmで7分40秒。

 

2回目のスプリントポイント

スプリントボイントの通過順位は

  1. スーター・ジョエル(Switzerland) 3秒
  2. バンジャマン・トマ (Groupama – FDJ) 2秒
  3. シュテファン・ビッセガー(EF Education-Nippo) 1秒

 

残り15kmで揺さぶりによって、スーター・ジョエル (Switzerland)が切れてしまう。

 

だが、切れてもスーター・ジョエルは、ベースで登っており、そこまで離れていない。

 

さあ、集団からもアタックがかかり始める。まずは、アントン・パルツアー(BORA-hansgrohe)がアタック。

彼はスキープレーヤーで、自転車の経験はほとんどない変わった経歴のライダーだ。

 

それに、ダミアン・トゥゼ( AG2R Citroën Team)がジョイン。

 

だが、二人はアスタナの牽引で吸収されてしまう。

 

先頭では、山岳頂上手前でバンジャマン・トマ (Groupama – FDJ)がアタック!

 

結構引き離したけど、すぐに下りなので~。

 

下りで3人は一塊に戻る。

 

後は下るだけだ。残り8.9kmで6分39秒ある。このままだと、シュテファン・ビッセガーが総合リーダーとなる。

 

ゴールに向けて、シュテファン・ビッセガーがアタックをかけるが決まらない。

 

今度は、残り1.7kmでスコップ・ジョーイ (Rally Cycling)がアタック!

 

だが、この距離だと逃がして貰えるはずがない。

 

3人は最後のスプリントを開始。

 

先行した、スコップ・ジョーイをシュテファン・ビッセガーが抜く。これは決まりだ。

 

シュテファン・ビッセガーがスプリントを勝ち取る!

ハルクボーズでゴールだ。

ついに、私は自分の国で成功を収めた。タイムトライアルではすでにかなり接近していたが (2位)、その後の気象条件よくなかった。

自分が最高のディセンダーであることがわかったので、それを取りに行ったが、コーナーの判断を誤って転倒しそうになった。

これは私の最も美しい勝利だ。まず第一に、これはロードレースであり、タイムトライアルではない。だが、もちろん、自国民のために勝ったほうがずっといい。

ビッセガーにとってはワールドツアー レベルで 2 回目の勝利。すでに今シーズンの初めにパリ~ニースの個人タイムトライアルで優勝している。

逃げて勝つパターンも身に付ければ、TTと逃げ切り勝利も狙えるライダーとなれる。シュテファン・ビッセガーは、この逃げ切りで一気に総合10位まで躍進した。

 

 

マチュー・ファンデルプールは集団ゴール。総合リーダーは変わらない。結局、今日はお休みでしたね。

 

こちらはハイライト動画

 

リザルト

第4ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 60 50 3:46:21
2  THOMAS Benjamin Groupama – FDJ 25 30 ,,
3  ROSSKOPF Joey Rally Cycling 10 18 ,,
4  SUTER Joel Switzerland   13 0:23
5  THEUNS Edward Trek – Segafredo   10 5:16
6  MOLANO Juan Sebastián UAE-Team Emirates   7 ,,
7  FRAILE Omar Astana – Premier Tech   4 ,,
8  TEUNISSEN Mike Team Jumbo-Visma   3 ,,
9  WRIGHT Fred Bahrain – Victorious   2 ,,
10  MATTHEWS Michael Team BikeExchange   1 ,,
11  STOKBRO Andreas Team Qhubeka ASSOS     ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 10 12:40:51
2 2  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step   0:01
3 3  KÜNG Stefan Groupama – FDJ   0:04
4 4  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe   0:06
5 5  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step   0:13
6 6  GARCÍA CORTINA Iván Movistar Team   0:16
7 7  CARAPAZ Richard INEOS Grenadiers   0:17
8 8  POWLESS Neilson EF Education – Nippo   0:29
9 9  KRON Andreas Lotto Soudal   0:37
10 80 ▲70  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo   0:38

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  VAN DER POEL Mathieu Alpecin-Fenix 24
2 8 ▲6  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 21
3 2 ▼1  KÜNG Stefan Groupama – FDJ 12
4 3 ▼1  IMHOF Claudio Switzerland 12
5    THOMAS Benjamin Groupama – FDJ 11
6 4 ▼2  CATTANEO Mattia Deceuninck – Quick Step 10
7    SUTER Joel Switzerland 10
8    ROSSKOPF Joey Rally Cycling 10
9 5 ▼4  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 10
10 6 ▼4  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step 8

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1  ZUKOWSKY Nickolas Rally Cycling 10
2 2  BOHLI Tom Cofidis, Solutions Crédits 10
3 3  SCHACHMANN Maximilian BORA – hansgrohe 6
4    THOMAS Benjamin Groupama – FDJ 6
5 4 ▼1  IMHOF Claudio Switzerland 6
6 5 ▼1  DAL-CIN Matteo Rally Cycling 6
7 6 ▼1  KING Ben Rally Cycling 5
8 7 ▼1  ROCHAS Rémy Cofidis, Solutions Crédits 4
9 8 ▼1  ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step 4
10    BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 4

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  POWLESS Neilson EF Education – Nippo 12:41:20
2 2  KRON Andreas Lotto Soudal 0:08
3 23 ▲20  BISSEGGER Stefan EF Education – Nippo 0:09
4 3 ▼1  HIRSCHI Marc UAE-Team Emirates 0:23
5 4 ▼1  DUNBAR Eddie INEOS Grenadiers 0:27
6 5 ▼1  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 0:30
7 6 ▼1  TULETT Ben Alpecin-Fenix 0:38
8 7 ▼1  WILLIAMS Stephen Bahrain – Victorious 0:43
9 8 ▼1  SIVAKOV Pavel INEOS Grenadiers 1:07
10 9 ▼1  LEKNESSUND Andreas Team DSM 1:12

※ハイライト動画はのちほど追加予定

 

 

 

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