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バウケ・モレマがツール・デ・アルプで勝利出来た理由とは?

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Photo by mostafa meraji on Unsplash
この記事は約4分で読めます。

ツール・デ・アルプ=マリティーム・ エ・デュ・ヴァール(Tour des Alpes-Maritimes et du Var)の開幕戦では、ロングスパートをかけたバウケ・モレマが勝利。

追い込んできたグレッグ・ファンアーヴェルマートも届かなかった。

バウケ・モレモがこのステージで勝てた要因について語っているので聞いてみよう。

 

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コースを熟知

 
 
 
 
 
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ステージは、プレアルプダジュール自然公園の村まで3回登るコース。総合を決定するほどの勾配ではなく多くのライダーが生き乗り大集団のまま最後のゴールを迎える。

だが、モレマはトップに出るために何をしなければならないか知っていた。

このコースは速くて爆発的なライダーにとってのフニッシュだった。スーパーハードクライミングではなかったが、最後の800mで急こう配になることは知っていた。

私は偵察をしたし、ここから50~60kmの所に住んでいるので、この登りを良く知っていた。早めに行かなければならないことをわかっていたんだ。

周りに囲まれて順位を落としたくはなかった。チームは前を良く守ってくれたし、素晴らしいリードアウトをしてくれた。

300から350mの長いスプリントになったけど、なんとかやり遂げたよ。

 

チームの守り

 

TREKは逃げを追う集団の先頭にイネオスと共にライダーを送り込んでリードを6分から徐々に奪っていった。

登りでは、ジュリオ・チッコーネ、ケニー・エリッソンド、ジャンルーカ・ブランビッラが最後の1kmまでモレマを守る。

特に、ケニー・エリッソンドは集団の先頭を引きまくる。そしてFDJは、ヴァランタン・マデュアスのために、ティボー・ピノ、ダヴィ・ゴデュ、ルデイ・モラールが前を固める。

 

 

ラスト500mでは、昨年の覇者ナイロ・キンタナもスピードを上げる。

最後の1キロで、エリッソンド、ブランビッラ、チッコーネと一緒にいたので、私は完璧な位置にいたと言える。

キンタナは残り500メートルでかなり速く進み、350メートルの距離で、ファンアーベルマートや、マデュアスのような男は私よりも爆発的であるため、ロングスプリントをしなければ勝てないことを知っていた。

自分の力を信じて、早めにスプリントを始めた。ギャップが小さく、最後の100mでは急こう配となり、スピードを落としてしまったが幸いなことに、もう後続が追いつくことはなかった。

チッコーネもこのようなフィニッシュには強いクライマーで、二人とも気分が良かったし、試してみたいと思っていた。

一日中とても良いフィーリングだったし、みんなが本当に良いリードアウトをしてくれた。良い脚を使うことができたし、運良く優勝を手にすることができた。シーズンの速い段階で勝利を収めることが出来て嬉しい。

モレマの勝利は、チームメイトのアシストと地元の利を生かしたコース攻略の作戦にあったと言える。まさに、シュミレーション通りの展開だったのでは。

ただ、モレマのリードはわずか1秒。28人が1秒差なので、次の登りゴールで順位が変わる可能性は高い。ここで守り切るのは至難の業と言える。

他のチームとの攻防が見ものだ。

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