ツール・ド・フランス第3ステージは、逃げがあっさりと決まり静かなステージとなった。
だが、逃げている3人の中では山岳賞争いの熱い戦いが繰り広げられる。二人のフランス人による争い。
だが、その後アントニー・ペレスを悲劇が襲ってしまう。
アントニー・ペレスの落車原因
2つの山岳ポイントを2回とも1位通過したアントニー・ペレスは、この時点で山岳賞ポイント1位。
ライバルのブノワ・コヌフロワ(AG2R La Mondiale)を上回る。
その後、二人はジェローム・クザン(Total Direct Energie)を見送った。今後の山岳賞争いで無駄な力を使わないためだ。
次の山岳ポイントまで力を貯めておこうという作戦だ。
問題はその後。
3級山岳レーク峠の下りでアントニー・ペレスはパンク。当然、集団に追いつくために加速するアントニー・ペレス。
避けようがない。病院での検査後、ペレスは肋骨骨折、肺挫傷と虚脱肺と診断。さらに背中と左膝も打撲している。
6週間の離脱となる。こんな理不尽な落車原因は不幸としかいいようがない。
ライバルだった、ブノワ・コヌフロワは
J’aurais préféré que la bataille dure… Bon rétablissement à @PerezAnthony1 qui a du quitter la route du @LeTour sur chute. pic.twitter.com/opq21w6CWB
— Cosnefroy Benoit (@BenoitCosnefroy) August 31, 2020
戦いが続いていれば良かったのにとコメントしている。
二人のフランス人による山岳賞争いはここで幕を下ろしてしまう。山岳賞争いのポイントは超級山岳などがポイントが多くなっている。
あまり、コツコツと4級や3級のポイントを集めても山岳賞は取れないのだけど。
ラ・ロズ峠 | 40pts, 30pts, 24pts, 20pts, 16pts, 12pts, 8pts, 4pts |
超級山岳 | 20pts, 15pts, 12pts, 10pts, 8pts, 6pts, 4pts, 2pts |
1級山岳 | 10pts, 8pts, 6pts, 4pts, 2pts, 1pt |
2級山岳 | 5pts, 3pts, 2pts, 1pt |
3級山岳 | 2pts, 1pt |
4級山岳 | 1pt |
アントニー・ペレスは山岳賞を手放すことと、リタイヤという2重の悲劇を味わうことになってしまった。
しかも、チームカーに衝突とは悔やんでも悔やみきれないだろう。
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