第2ステージのジュリアン・アラフィリップの逃げ切り勝利で、今日からレースをコントロールするのはクイックステップにチェンジ。
最後はスプリントに向かって静かに進むかと思われたけど。途中に雨が降ってきて、初日の落車が繰り返されるのかと思ったがなんとか晴れてゴール地点へ。
Stage 3 » Nice › Sisteron (198k)
平坦ステージといいながら、いきなり登っていくコース。3級山岳を3回越える。スプリントポイントは、1か所なのでここだけサガンが頑張るかな。
3級山岳といっても、登坂距離は8.4kmもある。平均勾配5%なので比較的緩い。スピードがあまり落ちるような勾配ではない。
今日もファーストアタックがすんなりときまる。近年のツールではアタック合戦で中々決まらないけど、今日は、ゴールスプリントの展開が決まっているからなのか?
逃げのメンバーはフランスチームばかり。最初はオリバー・ナーセンもいたがベルギー人だから遠慮したのか、すぐに集団に戻る。
- 33. Benoît Cosnefroy(ブノワ・コヌフロワ)AG2R La Mondiale
- 126. Anthony Perez(アントニー・ペレス)Cofidis, Solutions Crédits
- 184. Jérôme Cousin(ジェローム・クザン)Total Direct Energie
ブノワ・コヌフロワは山岳賞のポイント狙いだ。
先頭は、マイヨジョーヌのアラフィリップを守るためにクイックステップが前を固めて走る。
マイヨジョーヌとなったジュリアン・アラフィリップはご機嫌だ。
残り155kmくらいから雨が降り出す。初日の落車が思い出されるが、今日は下りも無理しないだろう。
ライダーは撥水性のレインウエアーを着る選手が多数。
集団では談笑する姿があちらこちらで。来シーズンにはチームメイトとなるオリバー・ナーセンとグレッグ・ファンアーヴェルマートも話しながら走っている。
ジェローム・クザン(Total Direct Energie)が、ブノワ・コヌフロワに腰を押されてソロで走り始める。
二人は全く追う気はない。ブノワ・コヌフロワは最初の山岳ポイントは2位通過だったので、1ポイントしか稼いでいないが、もういいかのかな。
残り120km当たりから雨が上がる。先頭を走るジェローム・クザンもベストをサポートカーに預ける。晴れたらペースも上がりそうだ。なるべく速く走って欲しいかも。
3級山岳の前で再びポイント狙いでブノワ・コヌフロワがアタック。下りでチームメイトのナンズ・ピーターズが追いついてくる。
これは前を走るジェローム・クザンに追いつくつもりか? だが、ほどなくして集団に戻る。これでコズネフロワは山岳ポイント1位に。
ラスト67kmで、逃げにも乗っていたアントニー・ペレスが落車して、鎖骨骨折。なんとリタイヤとなってしまう。2回あった山岳ポイントではブノワ・コヌフロワに先着していただけに残念。
たった1回のスプリントポイントはサガンが貫禄の先着。これでグリーンジャージ獲得だ。
しかし、ジェローム・クザンは良く頑張った。タイム差20秒になってからも踏み続けてラスト16.3kmまで逃げたのは素晴らしい。
集団は最後のスプリントに向けてペースアップして進む。だが、なんとラウンドアバウトでブノワ・コヌフロワが落車。その前ではワウト・ファンアールトもこけてしまった。
最後のスプリントは少し道幅が狭くなり、少し怖い感じだったが落車もなくSunwebを中心にゴールに突き進む。
最後はスプリントで、サム・ベネットを上手くまくったカレブ・ユアンが勝利! かなり後ろから追いあげてきているのだから凄い!
見事にスプリント1勝目だ。
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