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ボルタ・ア・カタルーニャ第4ステージ 2日連続の山頂ゴールを制したクライマーは?

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Photo credit: sybarite48 on VisualHunt.com
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第3ステージのヴァルテ2000に向かって登る山頂ゴールでは、イネオスのアダム・イェーツがセップ・クスを振り切って単独でゴール。

2位は伝染性単核球症を克服したエスデバン・チャベス (Team BikeExchange) 。2020年からの復活をかけている。

アダム・イェーツは、総合でもトップに立った。チームは変わったが自分は変わっていないと言うけれど、アタックをかけるまでのチームのアシストがなければ、ここまでの走りも出来なかったはずだ。

リチャル・カラパスは初戦ということもあり、1分29秒遅れの22位でゴールしている。

総合5位までのタイムを見てみると

  1. アダム・イエーツ INEOS Grenadiers
  2. リッチー・ポート INEOS Grenadiers 0:45
  3. ジョアン・アルメイダ Deceuninck – Quick Step 0:49
  4. ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers 0:53
  5. ウィルコ・ケルデルマン BORA – hansgrohe 1:03

イネオスが3人も上位に並んでおり、優位は揺らがない。

アルメイダは、昨日も一人で集団を引かなければならない場面が見られ、山岳の重要な場面でアシスト不在となると厳しい状況だ。

スタート前に、ユンボ・ヴィズマのジョージ・ベネットが呼吸器感染症のためにリタイヤしている。さらに、ロシアのプロチームGazprom – RusVeloのエース、イルヌル・ザカリンもティレーノ〜アドリアティコ で痛めた腰の痛みのためにリタイヤとなっている。

 

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第4ステージ リポル~ポルト・アイネー 166.5㎞

第4ステージ photo voltacatalunya

 

スタート直後から登り始めるので、とても厳しいコースレイアウト。ただ、総合に関係ない逃げが大量に発生するのではないかな。

期待するのは、トーマス・デベントの逃げだがチームメイトのハーム・ハァンフックが総合12位にいるのでアシストに回るだろう。

1級山岳を越えても、あと2つ超級山岳が残っている。最後の超級ポルト・アイネー(登坂距離18.4km、平均勾配6.7%)では、間違いなく少人数となってゴールを目指すのではないかな。

アダム・イエーツは強力なアシスト陣に守られて安泰のような気がするけどどうだろう。

 

12人の逃げ

photo Tiz-cyclingストリーミングより 以下同様

 

スタートラインには、リーダージャージのアダム・イエーツの隣に、ポイント賞2位のローハン・デニスがならぶ。

ジョアン・アルメイダはヤングライダー賞。山岳賞は2位のエスデバン・チャベスが着用している。

 

トーマス・デヘントを含む12名の巨大な逃げグループが発生。

 

ラスト61kmで逃げグループから、レナード・ケムナ(BORA – hansgrohe)がアタックして一人で逃げている。1分33秒遅れの総合13位なので、現在はバーチャルリーダーだ。

ただ、逃げ切れるとは思えない。チームメイトのウィルコ・ケルデルマンのアシストは良いのだろうか?

 

逃げていた、トーマス・デヘントは集団につかまる。

 

レナード・ケムナはスーパータックで下っている。あと1週間もすると使えなくなるから使っておかないとね。

 

逃げていたライダー達がイネオスが引く、集団に追いつかれてしまった。

 

集団は残り17.6kmで1分51秒のタイム差。ローハン・デニスが先頭で登っている。集団後方からはどんどんライダーが落ちていく。

 

残り15.2kmでタイム差は22秒。もうすぐ追いつく。イネオスは、カラパス、トーマス、ボート、アダムスと5人も残っている。

 

あ~、レナード・ケムナは捕まってしまった。ここからはイネオスのトレインに皆が耐えきれるかが試される。

まずは、ローハン・デニスがどこまで引いていくのか。誰がアタックをかけるのか?

 

ローハン・デニスは残り13kmまで引いて仕事終了。

 

元TT世界チャンピオンの後は、2019ジロ王者で、2020ブエルタ2位のリチャル・カラパスが引く。その後ろには、2018ツール覇者のゲラント・トーマスが続く。

あまりも豪華なトレインだ。

 

おっと、リチャル・カラパスが先頭から外れたところで、ステフェン・クライスヴァイクがアタックだ。

 

だが、リードすることなく、戻ってきたリチャル・カラパスによって吸収されてしまう。様子見アタックだったのか?

 

ラスト7.2kmになって、昨日も2位になったエスデバン・チャベス (Team BikeExchange) がアタックだ。これは総合順位をあげるための走りだ。

 

エスデバン・チャベスはアウターにかけて、緩斜面では38km/hのスピードで上がっている。すでに17秒のタイムを稼ぎ出した。

現在総合9位で1分21秒遅れ。まあ、これ以上のタイム差はイネオスが与えないはずだ。

 

カラパスは、ラスト4kmで16秒で抑えている。

 

 

おっと、ここでエンリク・マスがアタックだ。

 

カラパスはラスト2.8kmまで引いて仕事終了。実に10km近く一人で集団を牽引した。

 

 

ゲラント・トーマスはすぐにエンリク・マスを捕まえる。

 

Gに変わって、リッチー・ポートが集団を引く。すでに20人もいない。

 

 

ラスト1.2kmで15秒差だ。頑張れチャベス!

 

アシストのファウスト・マスナダがいない、アルメイダは孤軍奮闘していたが、ついに集団から切れてしまう。

 

 

ラスト300mで、後ろから集団が追い込んでくる。

 

エスデバン・チャベスは2019ジロのステージ優勝以来の勝利で完全復活だ。実に664日勝利から遠ざかっていたが、強いエスデバン・チャベスが帰ってきた。

今回は特に、ゴール手前7.2kmからのアタックでイネオスのトレインから抜け出しての勝利だから素晴らしい。

これでチャベスは総合6位にステップアップだ。イネオスは、1位アダム・イエーツ、2位リッチー・ポート、3位ゲラント・トーマスと独占となった。

 

リザルト

第4ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time
1  CHAVES Esteban Team BikeExchange 50 50 4:29:47
2  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 20 30 0:07
3  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers 8 18 ,,
4  YATES Adam INEOS Grenadiers   13 ,,
5  KUSS Sepp Team Jumbo-Visma   10 ,,
6  VALVERDE Alejandro Movistar Team   7 ,,
7  PORTE Richie INEOS Grenadiers   4 ,,
8  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   3 ,,
9  QUINTANA Nairo Team Arkéa Samsic   2 ,,
10  HAMILTON Lucas Team BikeExchange   1 ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1  YATES Adam INEOS Grenadiers   14:14:15
2 2  PORTE Richie INEOS Grenadiers   0:45
3 4 ▲1  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers   0:49
4 6 ▲2  VALVERDE Alejandro Movistar Team   1:03
5 5  KELDERMAN Wilco BORA – hansgrohe   ,,
6 9 ▲3  CHAVES Esteban Team BikeExchange   1:04
7 3 ▼4  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step   1:07
8 7 ▼1  CARTHY Hugh EF Education – Nippo   1:20
9 11 ▲2  KUSS Sepp Team Jumbo-Visma   1:29
10 8 ▼2  YATES Simon Team BikeExchange   1:32

総合はイネオスが独占。アレハンドロ・バルベルデが4位に躍進だ。

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 5 ▲4  CHAVES Esteban Team BikeExchange 16
2 1 ▼1  YATES Adam INEOS Grenadiers 10
3 2 ▼1  DENNIS Rohan INEOS Grenadiers 10
4 4  BERHANE Natnael Cofidis, Solutions Crédits 6
5   ▼5  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 6
6 6  SÁNCHEZ Luis León Astana – Premier Tech 6
7 7  CAVAGNA Rémi Deceuninck – Quick Step 6
8 8  KAMP Alexander Trek – Segafredo 5
9 10 ▲1  VALVERDE Alejandro Movistar Team 5
10   ▼10  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers 4

山岳賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 2 ▲1  CHAVES Esteban Team BikeExchange 50
2 1 ▼1  YATES Adam INEOS Grenadiers 40
3   ▼3  BOUWMAN Koen Team Jumbo-Visma 30
4 4  THOMAS Geraint INEOS Grenadiers 30
5 3 ▼2  VALVERDE Alejandro Movistar Team 28
6 19 ▲13  KÄMNA Lennard BORA – hansgrohe 27
7 10 ▲3  WOODS Michael Israel Start-Up Nation 26
8 7 ▼1  KUSS Sepp Team Jumbo-Visma 23
9   ▼9  MEINTJES Louis Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux 16
10   ▼10  DOMBROWSKI Joe UAE-Team Emirates 15

エスデバン・チャベスは山岳賞にポイント賞でもトップに立っている。

ヤングライダー賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1  ALMEIDA João Deceuninck – Quick Step 14:15:22
2 5 ▲3  HAMILTON Lucas Team BikeExchange 0:28
3 3  VANHOUCKE Harm Lotto Soudal 0:47
4 2 ▼2  MCNULTY Brandon UAE-Team Emirates 1:12
5 6 ▲1  BUITRAGO Santiago Bahrain – Victorious 4:11
6 11 ▲5  VAN GILS Maxim Lotto Soudal 8:42
7 7  CASTRILLO Jaime Equipo Kern Pharma 9:24
8 8  ADRIÀ Roger Equipo Kern Pharma 11:17
9 4 ▼5  KÄMNA Lennard BORA – hansgrohe 14:58
10 12 ▲2  CRAS Steff Lotto Soudal 18:59

 

 

 

 

 

 

 

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