2020世界チャンピオンとなったジュリアン・アラフィリップ(Deceuninck – QuickStep)。
アラフィリプは、キャリアの中であと1つだけ勝てるとしたらツール・ド・フランスだと語った。
だが、2021年のツール・ド・フランスを目標にしていないことを強調している。
アラフィリップは、何よりも世界選手権を目標にしていたが、ジャージにレインボーストライプが入ったことで視野を広げることができると語っている。
あと一つ勝てるとしたら
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Eurosport Franceのインタビューで、最も勝ちたいレースは何かと聞かれた時、世界チャンピオンはこう答えている。
世界選手権で優勝した後は、間違いなくツール・ド・フランスで優勝したいと思っているのは確かだ。
いつも夢を見ていたのは、世界選手権とツール・ド・フランスの2つのレースだった。もちろん、モニュメントとクラシックも制覇したいが、もし1つだけ選べるとしたら、それはツールだろう。
しかし、アラフィリップは質問に答えているだけで、ツールを目標にしているとは明言していない。
優勝するとは言っていない。ただ、勝つレースを1つだけ選べるとしたら、それがいいと言っただけだ。
と躍起になって否定している。
2019年のツールでは、レースの大半をリードしていたアラフィリップが総合5位でフィニッシュ。
最後の数日でエガン・ベルナルに敗れたため、誰もが2020年にも同じようなことが起こるのではないかと期待していた。
アラフィリップは好スタートを切り、第2ステージでイエロージャージを獲得したが、第5ステージでゴール後にペナルティを受けてマイヨジョーヌを失ってしまう。
これがなければ、更に長くイエロージャージを着用していたはずだ。
2021年の目標は
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アラフィリップは、2021年のツールのコースについて尋ねられた。
2021年のツールのルートは素晴らしく、モチベーションを高めてくれる。
しかし、今のところはシーズンのスタートに向けて準備することだけを考えていて、ツールは常に少し後に来るものだ。
と彼は語っており、まだ具体的には考えられていない。
最初のステージや、序盤にはパンチャー有利のコースが多くジュリアン・アラフィリップがイエロージャージを獲得する可能性は大いにある。
アラフィリップは2020年石畳クラシックに初出場し、ブラバンツ・パイルでは、スプリントのタイミングが悪かったマチュー・ファンデルプールに僅差で勝利した。
石畳のクラシックの対応も出来ていることを証明している。
ベルギーの若手チームメイト、レムコ・エヴェネプールとグランツールで競い合っているのかという質問に対して、アラフィリップはすぐにそれを否定した。
競争しているわけではない。逆に、彼がレースに勝つととても嬉しいし、彼も同じだよ。
彼が私のために乗ってくれたレースや、私が彼に手を差し伸べたレースはすでにやったことがあるし、それはとてもうまくいっている。
来年のことはわからないが、2020ツールではレムコが登場してくるかもしれない。
レムコはすでに骨盤骨折から回復して、トレーニングキャンプに向かっている。ジュリアン・アラフィリップが世界チャンピオンジャージを着て来シーズン、どう走るのか興味深い。
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