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ジュリアン・アラフリップのアタックは実らず

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Photo Deceuninck-QuickStep twitter
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昨夜のパリ~ニース第1ステージは雨の中の厳しいレース。横風も吹きまくり、集団は道路を一杯に使って横風をさける走り方を強いられる。

2人の逃げが捕まってからの集団の激しい走りはあっという間に集団を崩壊させる。

先頭集団となったメンバーは強烈だったので、このまま進むかと思われたがティシュ・ベノートのアタックに反応したジュリアン・アラフリップとの二人旅となった。

第1ステージのアップダウンのあるコースはジュリアン・アラフィリップ向きのコースであり、このまま独走してゴールするかと思われたが~。実に惜しかった。

 

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先頭集団は強烈

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ゴールまで60キロを切ってから出来た先頭集団は強烈なメンバー。

  1. QUINTANA Nairo (Team Arkéa Samsic)
  2. SWIFT Connor (Team Arkéa Samsic)
  3. PINOT Thibaut (Groupama – FDJ)
  4. MOLARD Rudy (Groupama – FDJ)
  5. ROßSCHARTNER (BORA – hansgrohe)
  6. KONRAD Patrick  (BORA – hansgrohe)
  7. ALAPHILIPPE Julian(Deceuninck-Quick Step)
  8. ASGREEN Kasper(Deceuninck-Quick Step)
  9. LAMPAERT Yves(Deceuninck-Quick Step)
  10. ŠTYBAR Zdeněk(Deceuninck-Quick Step)
  11. LEMOINE Cyril (Cofidis, Solutions Crédits)
  12. ARNDT Nikias (Team Sunweb)
  13. BENOOT Tiesj (Team Sunweb)
  14. OL Cees (Team Sunweb)
  15. KRAGH ANDERSEN Søren (Team Sunweb)
  16. NEILANDS Krists (Israel Start-Up Nation)

優勝候補のナイロ・キンタナにDeceuninck-Quick Stepが4人。ティシュ・ベノートにティボー・ピノも乗っており、このメンバーは約25秒の差を保って走り続ける。

 

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ジュリアン・アラフリップも小さな登りで積極的に先頭を引いて集団を引っ張る。今年のレースを見ていると雨のレースは調子が悪いのかと思っていたが。気のせいだったのだろうか?

 

後ろの集団は、先頭に乗っていないEF Pro Cyclingがセルジオ・イギータのために引っ張る。

 

全員が全開で引っ張るこの集団の30分間のスピードはav47.5km/hと強烈だ。上の映像での並びもティシュ・ベノート、ナイロ・キンタナ、ジュリアン・アラフリップと続いており超豪華だ。

 

中間スプリント前の丘で抜け出す

先頭集団が崩れたのは中間スプリント前の丘。ここでティシュ・ベノート(Sunweb)がアタック!

これに反応したジュリアン・アラフリップが追従。ティシュ・ベノートは頂上手前で力つきかけるが5m遅れてジュリアン・アラフリップに続く。

ジュリアン・アラフリップは、ついてこいと首を振ってティシュ・ベノートを待ってから下りだした。

 

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このアタックにより、登りで先頭集団は後ろの集団に飲み込まれてしまう。

二人を追う集団は、イバン・ガルシア(Bahrain – McLaren)が一人で先頭を引いて追う体制。

 

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タイム差がじわじわ広がる展開となり、集団はBORA – hansgroheも先頭を引いての前を追いはじめる。

微妙な差を保ったまま逃げ続けた二人だったが、最後の石畳の丘でついにタイム差が亡くなり始めた。

 

この時点でゴールまで4キロを切っている。完璧なコンデションのジュリアン・アラフリップならば、一人で逃げ切れる距離だ。

見ている側は、手に汗を握る展開だったが、登りで強烈なアシストを受けて迫ってきた二人に追いつかれてしまう。

最後は、マキシリミニアン・シャフマン(BORA-hansgrohe)にステージを取られてしまったが、実に惜しかった。

ジュリアン・アラフリップは、調子が上がっているようで今後のレースにも期待が持てる。昨年の調子の良い時に見せていた素晴らしい走りだ。

こんなに、手に汗握るレースは久しぶりだ。また、生きの良いアタックと独走勝利を見せて貰いたい。

 

こちらはパリ~ニース第1ステージハイライト

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