アルバロホセ・ホッジ(Deceuninck – Quick Step)は、ベルギーのTour de l’Eurométropole (1.HC)のレースでクラッシュ。
1か月半も病院で過ごすことになり、残りの勝てるはずのレースも走れなかった。
ようやくローラーに乗れるようになり、12月のチームのトレーニングキャンプにも間に合った形だ。
アルバロホセ・ホッジのケガはひどく辛かった日々を振り返っている。
両手が使えない状態
アルバロホ・ホッジはプロツアー2年目で8勝をあげ、チームのスプリンターとして認められるようになってきた若手のホープだ。
クラッシュから一週間後、シャワーを浴びた後、誰も周りにいなかったので自分で服を着ようとしたが、それさえも出来ず泣いてしまう。
70km/hでの全力疾走から、自分で服を着ることさえできないようになったことはショックで、それを受け入れるのに時間がかかった。
段階的に改善されていったが、それを理解するのは本当に困難な日々だったと語っている。
アルバルセロ・ホッジは23歳で、最初の間は両親と兄が一緒にいてくれて助かったと言っている。
ブエルタ・ア・サンファンからスタート
退院して、ようやくローラーでトレーニング出来るようになったが、左腕にはまだテープが貼ってある。
まだ、スプリントでは左手首も痛むようで完全ではない。ブエルタ・ア・ファンは1月26日スタートなので、それまでに戻すようにしないといけないだろう。
だが、本人も100%の状態は難しいかもと自覚しているようだ。
その後、ツアー・コロンビアで母国開催のレースに出場する。2019年のツアー・コロンビアでも第2ステージで優勝して今シーズンの1勝目をあげている。
チームメイトのジュリアン・アラフィリップとボブ・ユンゲルスも一緒に出場する予定となっており、チームとしてはアルバルセロ・ホッジのスプリント勝利とジュリアン・アラフィリップの総合優勝を狙っていくことになるだろう。
グランツールを再び走る
チームでは、エリア・ヴィヴィアーニに代わって移籍してきたサム・ベネットがエーススプリンターとしてツール・ド・フランスに出場となる。
サム・ベネットとしては、ようやくつかんだツールの出場だ。
サムベネットは、ジロとツールに出場となるかもしれない。
そうすると、アルバルセロ・ホッジは、再びブエルタ・ア・エスパーニャでエーススプリンターとして登場することになるのではないだろうか?
そのためにも、身体を万全に直してチームの信頼を得なければならない。
アルバルセロ・ホッジは、チームメイトのファビオ・ヤコブセンと共に若手のスプリンターとしてライバル関係を続けていきながら、更に力をつけていかなければならない。
チームの将来のエーススプリンターとなるために、少しづつ100%の状態に近づけていって欲しいと思う。
コメント